ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

プロズワン 佐藤文紀氏の無事をご報告 2011/3/18

3月11日に起きました東北地方太平洋沖地震において、プロズワンの所在地である石巻市も大変な被害を被りました。幸いにも佐藤氏は、無事に避難することができました。しかしながら事務所は、津波によって多大な損害を受けました。佐藤氏は、現在も避難生活を余儀なくされております。

プロズワンの立ち上げ以降、ファンの皆様、釣具関係者様から大きな期待とご支援を賜りました。このスタート時点でこのような事態に直面し、予定しておりました新製品の発売については、しばらく延期せざるを得ません。

事態が沈静化し、被災地の復興の歩みが見え出すまで時間がかかるとは思いますが、今しばらくお時間を頂きますようお願い申し上げます。

佐藤氏ご本人より「佐藤文紀は元気です。負けません。プロズワンは、必ず再起します。これからの被災地への復興ご支援をよろしくお願い申し上げます。」との熱いメッセージも電話にて頂きました。

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最後に被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに1日も早い復興をお祈り申し上げます。
今後、このブログを通して佐藤氏からのメッセージをお伝えしてまいります。
2011年3月18日
プロズワンWEB運営管理責任者 沼田

※WEBサイトからのお問い合わせ、電話やFAXでの応対はできない状態になっておりますので予めご了承願います。

皆さんのところは大丈夫でしたか?

ご存じの通り、昨日・午前11時45分頃、三陸沖を震源とする最大震度5弱の強い地震が発生しました。更に三陸沿岸を中心に東北太平洋沿岸に津波注意報が発令され、岩手県大船渡で60cm、同県・釜石で40cm、宮城県石巻で50cm、同県・仙台で30cmの津波が相次いで観測。地震が起こったのは、昨日ちょうどこのブログを更新して間もなくの時間で、その異変に最初に気付いたのはユラユラ感が小さな時でしたが、揺れの感じから「これはちょっと大きくなりそうだ…」と悟り、いざという時のために事務所の出口ドアを開けた途端の出来事でした。宮城県に住む以上、恐らく避けて通れないであろう脅威が…近い将来99%の確率で起こると伝えられている宮城県沖地震。正直、怖いです…。宮城県は度々大きな地震に見舞われる地域で、数年前にも震度6弱が1日に3回も起きたケースがあり、この体験を通して心底、恐怖感を覚えました。それ以降、地震に対してより敏感に身体が反応するようになったのは言うまでもありません。

連日報じられているように先日NZでの大参事を考慮しても、近年、世界規模で大きな地震やそれに伴う津波が頻発しているように感じるのは、私だけではないと思います。天災を事前に防ぐことは実に難しいことではありますが、こういったニュースを耳にするたびに、目にするたびに心が痛む思いです。

思えば、昨年も2月に発生した南米チリ大地震により、日本の太平洋側沿岸にも津波襲来が報じられ、中でも青森・岩手・宮城の3県には大津波警報が発令、同時に深刻な被害が出たばかり…。昨日の津波襲来でも大船渡湾や気仙沼湾、志津川湾を筆頭にカキ、ワカメ、コンブなどの養殖施設に再び影響が広がりました。

ちょうど今時期の三陸の海は春ワカメの出荷時期につき、漁業者の方々は、さぞかしやり切れない思いだと存じます。今日現在も余震が続いており、正直またいつ大きな揺れが来るのか心配ですが、昨日の本震の影響から今後1週間は「やや強めの余震に注意が必要」とのことですので、とりわけ東北太平洋側にお住まいの皆様方、どうかくれぐれもお気をつけ下さい。

 

 P.S. 本来、本日掲載予定でした「ダブルウェーブの使い方3(ジグヘッドのセッティング方法)」については次回UPに変更致しました。

ダブルウェーブの使い方2(オフセットフックの刺し方)

3つ目は、カーリーレッグを2つとも取り(あるいは万が一、魚に喰いちぎられてしまった場合でもOK)、更に後方のカーリーテールも1本取って細見の“シングルテールグラブ”として活用するセッティングです。イメージ的にはガルプSWパルスワーム3.2”を更に繊細にした弱波動系リングワームになります。この使い方、私の中では「ガルプ素材で出来たサターンワーム3”」として捉えており、中小型のアイナメ・ソイは勿論の事、20cm以上のメバルやカサゴを狙う際に非常に効果があります。又、北海道太平洋側に多く見られる大型工業港(ベイエリア)や宮城県牡鹿半島のように入れ代わり立ち代わりアングラーが入る磯や防波堤など激戦区における著しい人的プレッシャーが掛かっている状況下において、大型根魚達が小さめのベイトを偏食している時にも効果を発揮します。その際、「ワームの向き」を縦にしてから針をセットするのがコツです。

P1030910又、カサゴ生息域やメインとなる対象魚が中小型根魚主体となる地域の方々にも、ぜひ覚えておいて頂きたいチューンカット方法です。

いずれにしてもダブルウェーブは2対、計4本のカーリー部分があるので、ルアーが水の中にある限りこれらのパーツが1本や2本魚に喰いちぎられた場合でもすぐにはイモグラブ状態にならず、そのまま継続してセカンドバイトを拾えるようワーム本体の上下に常時視覚的バイトを誘発する機能を配置しています。わずかなモーションでも、潮流を受けることで軽やかに舞うように可動するこの2対の【なびきアクション】こそが、2つのウェーブ=「ダブルウェーブ」と名付けた由縁なのです。

以上、主たるセット方法はこれら3つ(1:通常セッティング、2:逆付けセッティング、3:シングルテールグラブ・セッティング)ですが、次回はジグヘッドに装着する際のコツをご紹介致します。

ダブルウェーブの使い方1(オフセットフックの刺し方)

ガルプ素材のパルスワームでも沈黙する状況下でも“確実に魚を獲る”ことが出来る、究極の根魚ワームを目標に完成したタフコンディションの切り札・バークレイ「ガルプSWダブルウェーブ3”」(5月発売)。

P1030784当ブログでは発売に先駆けて、その使い方を皆さんに一足先にお伝えしていきたいと思います。このダブルウェーブのフックのセット方法には大きく分けて3つ。

1つ目は、通常のセッティング(標準使用方法)で、前方にあるカーリーレッグ側(カーリーテールの小さい方)から後方のカーリーテール側に向けてオフセットフック(ジグヘッドの場合も同様)を抜く方法です。尚、ダブルウェーブの開発に至っては、こちらも自身プロデュースのロックフィッシュ専用オフセットフック「岩礁カウンターロック」の2/0(カルティバ)を基準にしていますので、テキサスリグやダウンショットでは双方併せて使うことで最大限の効果を発揮します。

P1030862さて、2つ目はワームの上下(天地)を逆にした状態の刺し方、つまりカーリーテール側が上になるようにセットする方法です。(※ワームボディーの芯の部分の重心も上下逆になります。)こうすることで、魚から見て一番の“襲撃目標”である大きなカーリーテールが上側(つまりオフセットフックのアイ付近に該当)になりますから、最初から頭部を狙って喰ってくるバイトが得られやすくなる半面、その代償として、逆付けセット時はオフセットフックのスロート部分のワームの厚みがどうしても薄いため、消耗に対するある程度の割り切り感は必要ですが、これが意外と釣れるので、興味のある方は一度お試し頂きたいセッティング方法です。

詳細は画像をご参照下さい。画像2枚目の上が「通常セッティング」、下が「逆付けセッティング」になります。いずれもオフセットフックは上記、岩礁カウンターロック2/0を使用。

icfc&湾遊でご紹介頂きました!

私が関東に遠征する際、いつもお世話になりクロダイにシーバス、アイナメ、カサゴ、ソイ、メバルなど四季折々多彩な釣りを楽しませて頂いているのが横浜を拠点に東京湾を代表する名門ガイド・アイランドクルーズフィッシングクラブ(以下:icfc)さんです。一般のお客さんは勿論、数々の著名アングラーも絶大な信頼を置く、“とにかく釣らせるガイド”としてお馴染みの人気船宿ですよね。又、クロダイ落とし込み釣り界に、ピンポイントにリグをサイレントキャストしてアプローチする、あの「舟黒スタイル」を提唱したことでも有名です。クロダイ落とし込み釣りの好きな方であれば、ご存じだと思います。

私も遠藤社長はじめ、icfc船長皆さんとはとても仲良くさせて頂いており、その一環として毎年の恒例行事となっているのが「アイクルRock釣行」です。第1回目(2007年)は宮城県女川湾&雄勝湾、第2回目(2008年)は宮城県牡鹿半島、第3回目(2009年)が北海道苫小牧、第4回目(2010年)が岩手県重茂半島の根魚釣りでご一緒させて頂いています。そのicfcさんのWebサイトと、社長にしてチーフキャプテン・遠藤さんのブログ、更には遠藤社長のご友人にして東京湾の釣りのエキスパート・「湾奥遊園地II」沢村さんのブログで先日、当プロズワンをご紹介頂きました! 尚、湾奥遊園地さんには過去の釣行(アイクルRock 第2回目以降~)の様子も載っているので、ぜひどうぞ!

関東近郊の方は勿論、東北や北海道、あるいは西日本のお住まいの方々にも東京湾でのSWフィッシングに興味をお持ちであれば、ぜひ一度訪れて頂きたい、東京湾イチオシしの船宿さんです。現に北海道や東北から訪れるリピーターのお客さんがいらっしゃるのも、うなずけますね。個性豊かな名キャプテン達が親切・丁寧にもてなしてくれますよ。