ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

今月号の雑誌

今月中旬以降、待望のリリースとなった記念すべきプロズワン第1号製品シューティンウェイ。被災地に拠点があるこのブランドから発信したロックフィッシュロッドには、震災からの復旧・復興への願いと、東北の地に根づいている“釣りの火”を何としてでも消し絶やさぬよう、未来へつなぐその「橋渡し役」としての役目を担っている。

今月発売された各釣り雑誌・新聞では、幸いにもシューティンウェイをご紹介頂いています。

今月(9月)発売の各雑誌

 

 

 

 

 

 

 

■9/8     つり人社「ノースアングラーズ」2011年10号

■9/21 アトリエ・ボイル「Salty!」2011年11月号

■9/21 地球丸「SALT WATER」2011年11月号

■9/21 内外出版社「ルアーマガジンソルト」2011年11月号

■9/25 つり人社「月刊つり人」2011年11月号

■9/25 ニッポン報道研究所「日本釣具新報」

 「Salty!」と「SALT WATER」には、私の書き下ろし文(手記)を掲載。

  シューティンウェイの発表後、これまでロックフィッシュゲームの一大先進地となっている北海道・東北・北陸は勿論のこと、同エリアにおけるアイナメ・ソイ人気に続くようにアカハタ、キジハタ、オオモンハタを狙う、関東・東海・関西・四国・九州のアングラー間でもロックフィッシュゲームが改めて見直され、じわりじわりと注目を集めるようになってきた。

従来、北日本~東日本のソルトワーミングでは人口比にしてアイナメ・ソイが、西日本のソルトワーミングではメバル・アジが定番だが、一年を通じて多彩な魚種を抱える西日本の海において上記のハタ類が注目の一途を辿るのも、むしろごく自然な成り行きとも言えよう。

特にここ数年で人気急上昇中の広島・瀬戸内海エリアのキジハタを筆頭に、日本列島ますます広がりを見せるロックフィッシュワールドは更に釣法・ターゲットの多様化に伴いながら進化していくに違いない。

そんな過日、「がんばろう東北!」を合言葉に宮城県仙台市で開催された釣具展示会・当ブースに児島玲子さんが激励にいらしてくれた。

シューティンウェイのお披露目&量産品デビューを飾った釣具展示会プロズワンブースにて。右は当ブースにご足労頂いた、皆さんご存知・児島玲子さん。児島さんは震災後、甚大な被害が発生した宮城県・県北エリアの被災地に自らの車で足を運び、避難されている人達に炊き出しや直接の地震・津波被害がなかった関東以南でのチャリティーイベントに出席されたりと、精力的に東北の復興支援活動をおこなって下さっている方だ。                   改めて感謝申し上げたい。

 震災から半年が経過した今、被災地への継続的な支援に若干の陰りが見え始めている部分があるという話を耳にする。

この度の広域に渡る被害の大きさには誰もが予想出来なかったとは言え、事態が事態だけに、被災地に残った私達がいくら頑張っても自分達の力だけで完全復興を成し遂げることは正直なところ、限界を感じてしまう…。

どうか長い目で東北が復興していく過程を見守って頂ければ幸いです。

これからも日本中が総力を結集して、この大震災からの復旧・復興に立ち向かっていかなくては、本当の意味での“日本の再生”はないだろう。

目まぐるしいほどの変化を伴いながら変わりゆく現世において、誰もが先行きの見えぬ状況であることは確かだが、だからこそ自分達の力で脱却を図っていかなくてはならないのも、また事実なのである。

今、日本は、世界は、大きな変革期をむかえている。

被災地でも最低限の復旧作業に関しては、スピードが少しずつ上がってきつつある現在。

これから日に日に北風の影響が強くなっていくと共に、この冬も来たる根魚最盛期を目前に、あの愛してやまない海底の住人達への想いも、より一層強くなる今日この頃である。

台風大丈夫でしたか?

日本列島を縦断して進んでいった大型台風15号。皆さんお住まいのところは大丈夫でしたでしょうか。

今年は早い時期から台風が襲来し、更に台風本体の規模も大きいため各地で心の痛む出来事が相次いで発生しています。3月の大震災に大津波、夏の局地的集中豪雨(ゲリラ豪雨)に、連発する台風と今年は数々の災害に見舞われる一年となっていますが、大雨により増水した河川の氾濫や堤防決壊、土砂崩れ、溢れだした雨水による冠水など…台風が過ぎ去っても、どうか、くれぐれも厳重にご注意下さい。

例年、秋は「台風シーズン」と言われている通り、釣りなどのアウトドアスポーツの際には災害・事故に巻き込まれないよう無理をせず、十分に安全を確保した上でお楽しみ下さいね。

 夏の花の一つ、ヒマワリ。また来年の開花の時期までしばしのお別れだ。先週までは残暑厳しかった東北地方も今週は一転。朝夕を中心に一気に気温が下降してきました。

夏の花・ひまわりも見納めとなり、今が旬のブドウも熟し、秋の気配が日に日に増している現在。

間もなく最盛期に突入する北海道エリアをはじめ、熱心なロックフィッシュアングラー諸氏であれば、既に晩秋~冬期の準備にいそしんでいるかと存じますが、とき同じくしてシューティンウェイがついに発売され、先週から本格的に出荷体制を整えています。北国発のブランドとして、大震災に負けず作り続けた、“魂”の根魚竿が満を持して登場です。

目印は独自に色調合したオレンジ色のルミノトップ(バイトマーカーメモリーティップ搭載)。又、アルマイトパープルリングを装着したカーボンパターンのグリップ部も特徴的です。

今が旬を迎えたブドウの実。シューティンウェイは徹底して“釣る”ための機能満載の「プロ仕様ロッド」として作り上げたため、コスメ重視の竿とは開発コンセプトが異なるため、パッと見た感じでは少々地味(渋い?)かもしれませんが、そのブランクに宿る極上のフィーリングは、違いの分かる上質なアングラーや、これまでの自身の釣りに限界を感じていたアングラーにこそ手にとって頂きたい作りになっている。そういう意味では誰もが無難に使いこなせる万能竿ではなく、シチュエーションごとに特化した本格ロッドです。

早いお店では既に並んでいるところもあるかと存じますので、ご入用の方はぜひ店頭にてご覧頂ければ幸いです。

東京湾“ベイRock”×ダブルウェーブ

遅れること7月下旬から出荷開始され、早くも全国各地から驚異的な釣果の声が寄せられているガルプSWダブルウェーブ3”

根魚ワームの定番・パルスワームでさえ手を焼く、苦しいタフコンディションを打開するために私とバークレイが極秘裏に開発を進めてきた喰い渋りロックの切り札であるが、アイナメ・ウサギアイナメ・クロソイ・マゾイ・シマゾイ・ベッコウゾイ・キジハタ・オオモンハタなどの大型魚のみならず、カサゴやムラソイ、メバル、エゾメバル(ガヤ)をはじめとする中小型の対象魚にも驚異的な効果を発揮するよう設計されてある。

今回はそんなダブルウェーブを用いて東京湾・横浜の海からの釣果情報をご紹介。

情報発信源は東京湾の名門ガイド・横浜新山下に拠点を置く「アイランドクルーズフィッシングクラブ(icfc)」の遠藤社長(チーフキャプテン)と“シゲさん”こと家田キャプテン、人気HP「湾奥遊園地Ⅱ」主宰の澤村氏、家田キャプテンの同級生の“子供店長”さん。

日没のタイミングを見計らって、ベイエリアの海で実釣開始。この釣りの盛んな北海道と東北太平洋側ではこういう認識はあまりないが、その一方で全国平均的な見解では「根魚=冬の釣り」というイメージを抱いている方もおられるかと思いますが、根魚は本来一年を通して楽しめる身近な対象魚。むしろキジハタなんかは夏が最盛期だ。勿論、釣況の上向く季節もあれば、やや下火になる季節もあるが、根魚は青物のように暖流に乗ってやってくる回遊魚ではないため魚自体が大移動していなくなってしまうことはないので、釣り方や時間帯次第では周年を通じて楽しめる釣りモノなのだ。

関東では北海道や東北で使われるタックルより、ワンランクほどパワーダウンしたタックルがメインとなるが、その豪快なスタイルは北国由来のロックフィッシュスタイルそのもの。テキサスリグを駆使して波消しブロックなどのヘビーカバーをタイトに直撃し、フッキングと同時に穴の最奥から引きずり出す。メインターゲットはカサゴにムラソイだが他にもアイナメやクロソイ、クロダイなどもターゲットになる。

この日はダブルウェーブのテキサスリグにてカサゴ・ムラソイが終始好調だった様子。

おまけにブラックカラーのダブルウェーブ(しかもテキサスで…)では、メジナも釣れたとのこと。

以前、当ブログ内でもダブルウェーブによるコイの釣果情報をお伝えしたが、メジナの釣果は初めて聞きました。

今週はバイヤー向けの釣具展示会の開催やシューティンウェイの出荷に追われ実に慌ただしい毎日だったが、そんな矢先に横浜の海でカサゴ・ムラソイ爆釣中のご一行より次々に釣果写メが現場から送られてくる…。内心、気分は今すぐ横浜の海に飛んで自分もカサゴをボコボコに釣りまくりたくなったが、私の分まで皆さん存分に堪能されていたようだった。当日の様子は下記からご覧下さい。

■遠藤社長ブログ⇒http://endopapa.jugem.jp/?eid=649

■家田船長ブログ⇒http://kobeya-shige.jugem.jp/?eid=482

■湾奥遊園地Ⅱ⇒http://wanoku-u.cocolog-nifty.com/blog3/2011/09/post-2922.html

 

そして先日、アイランドクルーズさんとも数々の取材をこなしてきた児島玲子さんに「佐藤さんは横浜に悪い友達がいるんだねっ!(笑)」と突っ込まれた(←もちろん冗談っぽく)ので、そのことを後日、当のご本人達に伝えたら一同爆笑していた。

 さて―。9月も後半に突入。連日イナワラ(※イナダとワラサの中間サイズのブリのこと)~ワラサがフィーバーしている宮城県沿岸の青物ジギングだが、来月下旬からは徐々に晩秋~冬の根魚シーズンに突入する。これから益々好シーズンを迎えていくそんなロックフィッシュゲームの魅力をもっともっと多くの釣り人達に伝えていこうと、“コジレイ姉さん”こと児島さんと共に向かった先は宮城県牡鹿半島の田代島・網地島・金華山。

アイナメUNDER WATERの地で再び繰り広げられた、根魚探索記。

ハタ系・カサゴ系のように南方に起源を持つ種類の根魚は別として、沿岸海水温度もまだ24℃とまだ高水温のためアイナメやソイ(ベッコウゾイ)は一時的な喰い渋り期を迎えていた同海域であるが、ブラインドサイト釣法を駆使した佐藤流「磯撃ちスタイル」を伝授した児島さんは1ozテキサスをブン投げつつ、軽快に操っていた。

世界三大漁場の一つに数えられる豊穣の海、三陸・金華山沖。

その詳細は後程、改めてお伝えすることとしよう。

復興への願いを乗せて。魂のロッド、デビュー。

本日はラインメーカー・クレハさんが当事務所に来社し打ち合わせ。遠路ご足労頂きまして、ありがとうございました。

さて、前回のブログでもお知らせしてきたようにシューティンウェイ「SWC-722EXHブラインドサイト」「SWC-802EXHスキップラン」「SWS-702Lスイミントレーサー」各アイテムの出荷準備が整った。この度の東日本大震災により、本来の予定より3ヶ月遅れでのリリースとなってしまったが、それでも私としてはあの状況を考えれば、よく3ヶ月の期間でここまで再起を果たすことができたなと、今つくづく想う。これは昼夜を問わずプロズワン関係スタッフ達の時間をおしまない努力の賜物であり、責任者として製品の初出荷を前に改めて深く感謝申し上げたい。

そしてご予約頂いていたユーザーの皆様へは、感謝の意のみならずこの震災を受けての発売順延でお待たせしてしまったことについて重ねてお詫び申し上げると共に、何卒ご容赦・ご理解頂ければ幸いです。

さて、昨年11月発売の日本で唯一の根魚専門誌「ロックフィッシュ地獄Ⅵ」(つり人社刊)の愛読者プレゼントとして製品完成後にシューティンウェイSWS-702Lスイミントレーサーを贈呈するという約束通り、先週読者プレゼント分を出版元のつり人社さんに送付した。私の見解では北海道~関東地方までの方々がその応募者数の大半だろうなと推測していたが、いざ蓋を開けてみれば意外にも北海道~沖縄県まで全国各地からまんべんなく当品への応募が殺到したそうだ。この膨大な量のハガキの中から1名の当選者が決まるため、倍率は非常に高そうだが、いずれにしても当選された方には末永くご愛用頂ければ幸いです。

それから、いよいよ今週から製品出荷体制を強化していくのでシューティンウェイご入用の方は、ぜひ最寄りのショップにてご予約頂ければと存じます。

特に北海道では夏枯れの時期も終盤を迎え、間もなく秋・冬の大物アイナメ乗っ込みシーズンに突入する。この秋冬はシューティンウェイを手に、かけがえのない貴方のフィールドで思う存分堪能して頂きたい。

シューティンウェイ、ついにデビュー。

 

一方、東北地区では今週、業者向けの釣具展示会が開催される。

昨日で震災から半年という大きな節目を迎え、復興へ向かって前進すべく「がんばろう東北!」を合言葉に、当方もシューティンウェイ完全版3機種を携えてブース出展致しますので、バイヤー皆様のご来場をお待ちしております。

 

 北国の釣り場にかつてのような釣り人達の笑顔が1日も早く戻ってくることを切に願っています。

東北の釣りが今後どのような道を辿っていくのか。

この地に住まう誰もが元に戻したい…、復興したい…と心の底から強く願っている。

メーカーも出版社も釣具店も船頭も釣り人も今、みんなが前進していかなくてはならない時を迎えている。

私は立ち上がる。もう一度、あの美しい東北を取り戻すために。

そして、その先の未来が、どうか明るいものでありますように。

帰国しました(6)韓国根魚事情とこれからの日本の根魚釣り

韓国の人々はキムチ・焼肉と並んで海産物も大好きなようだ。

海苔やアワビもそうだし、クロソイを丸ごと入れた辛い味付けのチゲ鍋(スープが香辛料で真っ赤なのが気になりますが……)は人気料理になっていて驚いた。アイナメ・ソイは釣りの対象魚としては勿論、食材としても韓国では非常にポピュラー。

イシダイの幼魚・シマダイも水槽に沢山いました。元々、この国ではマグロやカツオのような赤身の魚よりは白身でさっぱりした身質の魚の方が好まれるようだ。調理に関しても日本同様「刺身」を好む人が多く、白身魚の代表格であるヒラメやソイは特に人気で、その流れでアイナメ釣りの話に及んだ際、ファクトリースタッフに「アイナメって独特の磯臭さがある魚だから、刺身だけでなくて煮つけにすると臭みも消えて美味しいんだよ」と教えると、こちらの国ではアイナメを煮つけにして食することが珍しいのか少し不思議がっていた。聞けば、韓国ではアイナメは刺身か塩焼きのどちらかにして食べることが殆どだという。

ちなみに韓国内では現状としてアイナメやソイのオカッパリ釣りはあまり人気がない。その反面、オカッパリで人気なのはメバル。30センチ=尺メバルに達する大型個体はまず見ないというが、15cmくらいのメバルは防波堤で沢山ワームで釣れるのだという。

こちらはクロダイです。話はズレたが、なのでアイナメを狙う際には圧倒的にボートからの沖釣りが人気だ。一般的なのはエサ釣りによるものだが、韓国では日本国内での釣り餌の定番・アオイソメは使わず(基本的に虫エサはアイナメ狙いでは使わないらしい)、生きたドジョウかイカの切り身(イカの短冊)をエサに使うとのこと。又、近年ではメタルジグによるジギングでアイナメを狙う釣り人が増えており、ここ数年前からはソフトルアーを用いた釣りも若年層を中心に広がりつつあるという。

ファクトリースタッフ達はニッポンの根魚ムービー「アイナメUNDER WATER」シリーズで私の釣り方を見た時には、正直驚いたと言っていた。日本ではこういった釣り方でアイナメ・ソイを釣るのかと。何気に韓国の釣り関係者間でも注目を集めているため、そのうち、「アイナメUNDER WATERⅢin韓国」でもやりましょうか(笑)。

それから韓国で釣れるソイ=クロソイとのこと。ソイもアイナメと同じような感じで狙うそうだ。私の記憶では以前、韓国の海の水中映像を見た時にアイナメのみならずマゾイ(キツネメバル)らしき魚も同時に映っていたと記憶していたが、基本的には「ソイ=クロソイ」であると向こうの人達は言っていた。日本の海のようにソイの種類は韓国では多くないとのこと。尚、ベッコウゾイ、ムラソイ、シマゾイに関しては「何それ?」って感じで誰も知っている人がいませんでした。残念…。

毎秋、三陸でも見られるウマズラカワハギ。ちなみに現地の人達は相当、アイナメ&ソイ料理が好きらしく(基本的には食べることが主ですが)、どこに行っても海鮮料理を取り扱うお店には水槽があって、必ず入っていたのがアイナメとクロソイだった。

 

掲載画像はイシダイ(※幼魚のシマダイ)、クロダイ、ウマズラハギ、クロソイの順です。

国は違えど、改めてアイナメ・ソイといった根魚達は素晴らしき釣魚であることを痛感しました。

以上の様子から当ブログをご覧の皆さんも北海道・東北をはじめ日本におけるこの釣りのメッカがどれだけ素晴らしく、又、世界に誇れる日本を代表するゲームフィッシングの一つであるかということが今一度、伺い知れたことでしょう。

そんな根魚達の一大宝庫である東北太平洋側の海が、三陸の海が今回の東日本大震災で大きなダメージを受けています。このような世界規模でも稀に見る大災害が私の地元でもある宮城県沖を震源として起きてしまったことに、ただただ悲痛の思いであり、本当に残念でなりません。

韓国でも大人気の釣魚&食材のクロソイ。この東北の“一大事”である今こそ、だからこそ、私はこの地に深く根付いた釣り文化と「根魚釣りの火」を消したくない想いで一杯なのです。私達の次の世代も、また次の世代へもこの魚達が棲める環境と、釣り文化をぜひとも残していきたい。いや、必ずや残していかなければならないのです。それが私達の世代が、大人が果たす未来への責任であり、役目だと思うのです。

愛してやまないこの根魚釣りを、なんとかして皆の力を合わせて末永く守っていきたい。

将来につなげたい。

そのために私は、例えこの心の傷が生涯癒えなかったとしても、東北復興に際しもう一度、釣り場に人々の笑顔を取り戻すべく被災地に残って頑張る決意をしたのです。東北の釣りの未来の先行きが定まらないこんな時だからこそ、東北の地で成長させて頂いた私がその橋渡し役にならなくてはならない。

絶対に復興させてやる。意地でも未来へ東北の釣りをつないでみせる。

 

“みちのくの地”から贈る、ニッポンの根魚釣りを楽しむロッド。

根魚釣りの未来を皆さんと共にクリエイト【創造】するロッド。

 

準備は整いました。

時は平成23年、9月。

夢と情熱と魂のロッド、シューティンウェイ。

いよいよ貴方の元へ―。