仙台湾のワラサジギング(3)
尚、この日のジグの色はピンクとイワシカラーが当たりだった。
私がワラサを狙う時はピンクを主体(元々ブリ族はピンク系の色へは安定した反応を得られることが多いです)に、フォローでメロウドを模したナチュラル系カラーも投入するが、一般的に仙台湾でのワラサ狙いにおいて人気・実績共に高いピンク、イワシ、シルバー、ブルーピンク、グリーンゴールドといった5色のうち、当日はピンクとイワシの2色にバイトが集中。
天候や潮の色(水の透明度具合)、時間帯などによってもジグの当たりカラーに差が出てくるので終始同じジグの同じカラーばかりを使い続けるのではなく、臨機応変にジグローテーション・カラーローテションもおこないたい。
ちなみに前回掲載分のブログでヒラメをキャッチしたジグはイワシカラーで、これ以外にも同行した仲間が私の隣で別にヒットさせた60cmほどのヒラメ(我々は70cmまでのワラサならタモを使わず、リーダーをつかんで抜き上げてしまうことが大半なので、本人はワラサ同様に抜き上げられると思ったらしく…「別にタモはいらないよ」とヒラメを抜き上げた瞬間にフックアウト。残念…。)も同じくイワシカラーのジグであった。
仙台湾のワラサジギングは老若男女誰もが気軽に楽しめる点も魅力の一つだろう。メインはイナダ、イナワラ混じりでのワラサだが、外道ではヒラメとサバを中心にホウボウやシーバス、ヒラマサなどが掛かるケースも稀にある。いずれにしても投入の際、アンダーハンドキャストでの“ちょい投げ”することはあっても、常時フルキャストする釣りでもないし、釣り場はボトムが砂地なので海底に引っかかってルアーをロストすることも基本ないです。
要は投げない、根がかりしない釣り。簡単な言い方をすれば大変恐縮ながら、真下に落としてシャクり上げるだけのシンプルな釣りである。そういう意味では難しい動作が少なく、初心者にも優しい釣りとも言える。しかも、大物の数釣りが可能な釣りって世の中そう多くはないですからね。
当地での最盛期である9月~10月はちょうど台風シーズンと重なるものの、ナギと天気の良い日を見定めて釣行出来れば、あとはひたすらワラサが釣れまくります。
障害物を果敢に直撃するロックフィッシュの釣りやキャスト&リトリーブを繰り返すシーバスの釣りに比べてみても、何かと敷居の高いイメージをお持ちの方が多いのもジギングであるが、もちろん追求すれば奥の深い世界ではあるものの、普通の人が普通に楽しむ分には特別難しい釣りでもないので(根掛かりの多いロックフィッシュゲームの方が余計に神経を使うし、釣り方的には遥かに難しい気がします)興味のある方は、来夏から仙台湾オフショアジギングを始めてみてはいかがでしょうか。
その際は、釣れ過ぎにご注意を―。
■タックルデータ
その1
●ロッド:ソルティーステージ・ライトジギング
SLS-60-63 180Coastal Special
●リール:ツインパワー5000
●ライン:シーガーバトルJライト2号
●リーダー:シーガーショックリーダープレミアムマックス50lb
●フック:カルティバSF-41S 5/0
●ルアー:撃投ジグ125g・150g・200g、背黒200g
ジャックナイフR130(130g)、鉄ジグ130g
スキルガンマ130g・150g、ボトムシップ(インチク)110g
その2
●ロッド:5.10ftジギングロッド
●リール:ステラ8000H
●ライン:シーガーバトルJライト2号
●リーダー:シーガーショックリーダープレミアムマックス50lb
●フック:カルティバSF-41S 5/0
●ルアー:その1同様
●偏光グラス:ZEAL OPTICS Vanq
●偏光レンズ:TALEXトゥルービュースポーツ(シルバーミラー仕様)
★仙台湾ワラサジギング遊漁船<塩釜地区>
■えびす屋釣具店・えびす屋丸(伊藤栄明船長)
【受付番号022-362-2220】
ワラサジギング料金(乗合船)は1名9000円。
2011年12月15日 | カテゴリー:釣行記