BS日テレ「夢釣行~一魚一会の旅~」
過日、北海道から帰ってくると本州はすっかり梅雨のありさまになっていて、地元の東北でも半袖Tシャツ1枚で快適に過ごせるまでに季節が進行していた。
ゴールデンウィーク明け早々、今週6月21日(木)に発売予定の新雑誌・地球丸SALT WATER別冊「ロックフィッシュマガジン」のロケを宮城県牡鹿半島でこなし、その翌週からは雑誌ロケ2本、本ロケ1本、テレビロケ1本、DVDロケ1本、それから道内のショップさん主催の実釣セミナーにお呼び頂いており、しばし北海道に伺っていた。
今回の訪道ではテレビ番組ロケにDVDロケと、大がかりな撮影もあるため連日タイトスケジュールなうえ、デイゲームからナイトゲームに至る不規則な実釣時間に、長い時間を要する移動距離と…体力面の不安も正直あったのだが、幸い釣果面がどれも大成功の結果を伴えたことで不安だった体力面をメンタル面でカバー出来たのは実に大きかった。
このような重要な仕事を任されている身としては“釣れるモチベーション”を維持することはとても大切なことで、「釣りはメンタルスポーツ」とも称されるように、精神的に余裕がないと釣れるものも釣れなくなってしまう事例は数多く報告されている。特に疲労が蓄積している状態で、更に心に余裕がないと焦って、集中力が散漫になってしまい、いざフィールドに立っても釣りのペースがうまく構築出来ないことだって考えられる。俗に言う、“自分の釣りが魚と噛み合っていない”という状態がそれだ。
それでも今回の北海道釣行では毎日が充実し、心底楽しめた釣行だった。こんなにも楽しくロケ三昧の日々を過ごせたのも稀なケースかもしれない。
そういう意味では、体力的に少々辛くなっても精神衛生上好ましいペースで予定をこなせれば、難題をも克服出来るということを改めて認識するに至るものだった。
さて、明日6月18日(月)は今回出演させていただいたBS日テレ「夢釣行」が放映されます。
舞台は北海道の日本海側。
太平洋・日本海・オホーツク海という3つの異なる海に囲まれた北海道は、そのどれもが異なる生態系と季節周期があり、それぞれにおいてフィールド事情も大きく異なるのだが、それが逆に我々・釣り人にとっては新鮮で、釣りをしていくうえでの面白みにつながる。
詳細については番組放送後にまた改めてお伝えしたいと思いますが、相変わらず北の海は本当に魅力的で、このようなフィールドで根魚釣りを出来る幸せを改めて噛みしめる旅でした。
劇中では数々の大型が登場しますが、中でも58cm/4.2kgのクロソイの迫力は本当に凄かった。4キロオーバーのクロソイは自己ベストでもあるのだが、北の大地が織り成す圧倒的スケールの自然に囲まれた海で、このような巨大根魚に出会える喜びに心底感動しました。
BS日テレ「夢釣行」、ぜひご覧下さいませ。
●放送局:BS-日テレ
●番組名:「夢釣行~一魚一会の旅~」東北魂の志 北のロックフィッシュに根魚ハンターの夢を追う!
●放送日:6月18日(月)PM23:30~24:00
●出演:佐藤文紀
●ロケ地:北海道積丹半島、小樽市
BS‐日テレ公式ウェブサイト http://www.bs4.jp/document/
■番組の見どころ
番組前半では絶景織りなす北海道遺産の地・積丹半島の磯場からアイナメを狙います。
“積丹ブルー”と称される青く透き通ったご当地の海も季節はまだ春。低水温によるシーズン初期ということでワレカラや小エビなど春先~初夏に多く見られるマイクロベイトパターンに合わせ、ガルプSWダブルウェーブ3”を駆使し喰い渋る50cmクラスを筆頭に大型アイナメを連発。
磯という足場の高いステージで一層の優位性を発揮するシューティンウェイSWC-802EXH“スキップラン”で豪快に大型アイナメをブチ抜いていきます。
番組後半は舞台を小樽市に移し、ボートロックでクロソイを浅瀬のデイゲームで狙います。ここでは同地におけるこの時期のクロソイのベイトの一つであるマメイカ(10cmほどの小型のイカ)のシェイプやアクション、レンジを意識したジグヘッド中層スイミング&テキサスリグでのハイリフト&スローフォール釣法が炸裂。大型クロソイを次々にキャッチしていきます。
そして、圧巻は58cm/4.2キロのモンスターサイズの巨大クロソイが登場!!!!
シューティンウェイSWS-702L“スイミントレーサー”が荒根に猛突進していこうとする4キロオーバーの巨大クロソイのケタ違いのパワーにも屈することなく、
ブランクに秘める強靭なパワーでランディングに持ち込むファイトは迫力満点!!
自然豊かな美しい海とデジタルハイビジョン画質の美しさも相まって、数々のエキサティングなシーンはロックフィッシュアングラー必見の内容です。
2012年6月17日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD