ロックフィッシュのちフラットフィッシュ
「ロックフィッシュ地獄Ⅸ」(つり人社)のロケに行ってきました。
場所も魚種もまだ出版社の公開許可がおりませんので詳細は控えますが、堂々のビッグワンをキャッチ成功。
ドッカ~ン!!という魚が出たのでこの1尾で誌面的には十分だったのですが、最後の方に再びパターンにハマり、ビッグフィッシュの連続ヒットに。
本の発売は例年通り10月とのことですので、どうぞお楽しみに―。
ロケ帰り、夕方に少し釣りが出来そうな時間だったので短時間ではありましたがプライベートで竿を振ってきました。
宮城県内のフィールドにて3投目でキャッチしたマゴチ49.5cm。
遠投先のボトムで「ゴン!」と一発で吸い込むアタリでした。
ルアーは5/8oz(17.5g)のジグヘッド+ガルプSWパルスワーム4”(色はホワイトグロー)です。
少しでも遠投するためにルアーの空気抵抗を減らしたく、1/3ほどワームをカットして使用しました。
まだプリスポーンの個体で腹が膨らんでいます。
宮城県下のマゴチは震災後、数が減った印象が強いです。水深の浅い砂地に住む魚だけにヒラメやカレイ以上に津波の影響を色濃く受けたものと察しがつきます。
昨年から数が急速に回復傾向にありますが、個人的には震災のあった2011年は著しく激減した記憶がまだ新しいです。
どんな魚種にせよ震災のダメージを受けた魚は数が安定して元に戻るようリリースへの配慮を心掛けたいものです。
とりわけ回遊魚ではない、地物の底物系はより環境変化に大変デリケートな種族です。
続いては大きなワタリガニも。
50m先から引き寄せるのでかなり重かったです。
1ozのジグヘッド+パワーベイト/パルスワーム4”です。ワームの大きさと比べていただくとカニの大きさが想像つくかと思います。
その後、スプーンリグ(スプーンは23gにワームはダブルウェーブ3”)の「ゆったり巻き」で再びマゴチをキャッチ。クネクネと艶めかしく泳ぐスプーンリグに「ゴン!」とマゴチが襲いかかります。
スプーンリグは根魚だけでなく、マゴチやヒラメにも有効です。岸にあげてから「ではでは…」と写真を撮ろうと思って準備していたら針が外れて魚だけ先に海に戻っていきました。ちょっと早いリリースでした。ちなみに大きさは45cmくらいでした。
マゴチの喰いも悪くない感じですし、まだまだ釣れる雰囲気でしたが日没が迫ったことで潔く撤収。
数もそれなりにいるようで少し安心しました。
ちなみに手前側(岸寄り)ではアタリは皆無で、50m以上遠投したところでの深場でのヒットばかりで、手前側(シャロー側)には魚が少ないのか、あるいはいないのか、という感じが強く残りました。
魚自体は確実にいるものの、魚までの距離が遠い印象を受けました。
ゆえにロングロッドで思いっきり遠投して良かったものと思います。この時は最低でも50mは飛ばしたい距離でした。
なのでラインもPE1号ではなく、PE0.8号をセレクトしています。マゴチ狙いなので魚の重量もヒラメより軽いですし、飛距離を出すには本当は0.6号にしたいですが、波の抵抗が大きいサーフでは瞬間的に大きな負荷がラインにも掛かるので度重なるキャストでの耐久性重視で0.8号にしています。
私が狙っていたのは沖に筋状に流れていた潮目の中や潮目の脇です。
寒い季節が長い北国では夏は本当に短いです。毎年、つくづくそう感じます。
だからこそ、短く貴重な夏を濃密に楽しみ尽くしたいと思っています。
それだけに魚は「いる時に釣る」、「釣れる時に釣る」ことが鉄則です。
マゴチは釣れなくなると本当にパタッといなくなるので、宮城県内であれば今月中までが特に狙い目です。
フラットフィッシュ!ぜひ堪能くださいませ!
■タックル
●ロッド:サーフスレイヤーSSLS-96MH-F
●リール:ステラC3000HG
●ライン:シーガーライトタックルフラッシュスリー0.8号
●リーダー:シーガーショックリーダープレミアムマックス20lb
●ジグヘッド:カルティバ/マレットヘッド1oz、試作サンプル5/8oz
●ルアー:パワーベイト/パルスワーム4”、ガルプSWパルスワーム4”
ガルプSWダブルウェーブ3”(※スプーンリグに使用)
●偏光グラス:ZEAL OPTICS Vanq
●偏光レンズ:TALEXモアイブラウン
2013年7月15日 | カテゴリー:釣行記