釣りの間のホッとする休憩タイム。
10代、20代の頃はあまり気にしなかったのですが、長く積み重ねていくと「釣り」は意外と不健康だと思うことがあります。
もちろん釣行回数が多い人に当てはまる話ですが、一定の釣行量を超えた場合についての人間的な側面からの見解です。
カメラマンや雑誌社の方、テレビ局の方やメーカー勤務の方とご一緒すると、たいていは皆この話題になってしまうのですが…。
というのも、魚相手だと「人間的な規則正しい時間」のサイクル内でおさめることが難しいことも多々あるからです。
漁師さんや遊漁船の船頭さんだって、そうですよね。
魚の時間に合わせるわけだから結局のところ朝も明けきらぬ前から、場合によっては夕方・夜までの長時間、海の上にいるわけです。
こういった海の職業は体力や己の命と引き換えでもあります。
特に異常に早い朝マズメの釣りや日付が変わってのナイトゲームは、確かに体にこたえます。
実際のところ正直に言えば私とて、そう思います。
とはいえ、これらを全て避けて通ることはなかなか難しいので、せめて魚釣りで身体を害さないよう健康管理には最善の気を配っています。
飲まず喰わずで釣り続けると後々ひどく体に響くので、釣れていようが釣れていまいが、実釣中も食事はなるべく取るように心がけています。
あとは時々、休憩も取るように近年は心掛けるようになりました。
この時期になると朝が早く、日暮れも遅いので日中の釣り時間もそれに比例して長くなるので、何かとお世話になることが多いのがコンビニの存在。
お気に入りのコンビニの「ホットシェフ」(→道内ご在住の方であればすぐに“ピン”とくることと思います)コーナーにある、温かくて大きな美味しいおにぎりと「い・ろ・は・すハスカップ」(北海道限定)がこの日の朝食。
北海道限定発売の飲料は多々ありますが、中でもい・ろ・は・すハスカップはお気に入りで道内滞在中は毎度好んで買う習慣があるのと、帰る時もお土産用(自分への)に数本まとめて買って帰ります。
いずれにしても北海道は、食の宝庫としても全国的に有名ですよね。
味覚は人それぞれ好みがあると思いますが、本当にこの土地は美味しい食材が平均的に揃っている。
それだけに折角、北海道に行っているのに毎日朝から晩まで釣り場に立っていると、なかなか美味しい物にもなかなかありつけないのが残念な気もしますが、今回は昼飯タイムと夕飯タイムはきっちりと区別をつけることにしました。
積丹半島名物「サクラマス」(海サクラ)の握り。
私のサクラマス釣りの原点が川ということもあり、元々が川魚や川に由来する魚を刺身で食べる習慣や感覚は自分にはないので(避けている)、サクラマスの寿司に関しては今回初めて頂きました。もちろんサケ・マスの類は寄生虫の宿主につき、安全かつ安心して食するためには虫の死滅のために一度冷凍したものを解凍しての刺身(握り)になりますが、サクラマス独特の上品な味わいはとても美味。
“積丹ブルー”と称される、水の透明度抜群の積丹半島ですから、この海で水揚げされた魚介類は尚のこと、その美味しさを引き立たせてくれます。
釣り旅は、なにも魚を釣るだけが目的ではありません。
北であろうが、南であろうが、行く以上はご当地の景色や文化にも触れたい。
せっかくの楽しい時間、魚も釣って、美味しいご当地の食も頂く。
これぞ、でっかい魚を釣る原動力にもなります!
今回もモンスター級のソイを狙ったビッグフィッシュパターンは炸裂。
“ホワイトグロー”カラーのガルプSWダブルウェーブ3”のジグヘッドリグのフワフワとしたフォーリングアクションに、こんな大物が口を使います。
ダブルウェーブはランカーキラーです。
「タフな大物に口を使わせるために」という、本来の用途にマッチした釣果が出ると今でもうれしいです。
もちろん、他にも数々の素晴らしい魚の姿を見ることが出来ました。
これらは全部、海のお話です。
ロックフィッシュは言うに及ばず、トラウトも充実の釣行記ネタは満載なのですが……。
今週はウェブサイトリニューアル作業に皆で取り掛かっているので、今回はそろそろこの辺にて―。
2014年5月27日 | カテゴリー:その他