土を踏みしめて、森を歩く。
澄みきった秋の夜長の天体ショー。
昨夜は3年振りという、皆既月食でしたね。
皆さんはご覧になりましたでしょうか?
(私も時間を追って撮ってみました。)
さて!
日中はともかく、朝夕はだいぶ肌寒くなってきた今日この頃。
北海道に続き、東北も少し標高の高い所なら紅葉も見頃になって来ている季節ですね。
先日、アウトドアメーカー主催のトレッキング講習会で七つ森(宮城県大和町)行って来たのですが、天気も良く無風。
森の木々も、ほんのりと赤や黄の色が出てきていました。
気温も暖かかったせいか、樹液を吸うミヤマクワガタとも遭遇。
ミヤマクワガタの成虫は越冬しない種類のクワガタ。
それだけに今時期となるとその出会いも貴重となってくるので心、躍る瞬間です。
同じ「アウトドア産業」に属しながら、日本は各業界同士の横のつながりが諸外国に比べなぜか少ないですが、釣りをしている私がなぜにトレッキングもしているかというと、そのノウハウが魚釣りでも大いに活かされているからです。
もちろん、最初からそれを狙ってというものではなく、いち個人の「趣味」として楽しんでいるわけですが、間接的とはいえ活かされている場面が多いのは事実です。
例えば、渓流釣りや山越えしつつの磯場でのロックフィッシュゲーム。
「疲れにくい歩き方」や「体力を維持し、それを長く温存するための水分補給のコツ」、「トレッキングシューズの靴ひもの締め方に学ぶ、磯スパイクシューズの締め付け圧の強弱」など、普通に釣りだけしていたのではなかなか考えることも知ることも及ばないかもしれない、もっと根本的な部分をこの分野では学ぶことが出来ます。
最終目的は例え人それぞれ違っても、「野外」という人間の暮らしの外の世界に足を踏み入れる以上は、自然の中で楽しむ人間同士の共通意識というか、共有認識を持つことも大切で、このことがマナーやモラルといった部分へも繋がっていくのだと思います。
いずれにしても、せっかく縁あって魚釣りを楽しんでいるわけですから、そのへんまで突っ込んでいけたら、魚釣りとの接し方ももっと深い部分を実感できるのではないかといつも考えて行動しています。
秋の天気は目まぐるしく変わります。
秋晴れという言葉にもあるように快晴の日もあれば、突如として荒天に急変することも。
先日の18号に続き、今度は19号の台風が日本に接近しているようです。
ここ近年、自然災害の脅威をことごとく、見せつけられる悲しい出来事も多いだけに、まずは身の安全第一にして、釣りを含めた秋のフィールドに親しんでまいりましょう。
2014年10月9日 | カテゴリー:その他