行こう!キジハタの海へ。~Vol.3~(2)
その後は、しばし何も釣れない時間がまた続いた。
と、いうより日和に恵まれなかった本日だから、相変わらず波は高く、風も強くて釣りづらいがこればかりは仕方ない。
途中、20~30キロクラスのクロマグロがジャンプしているシーンに出くわす。
マグロが跳ぶ瞬間の光景は見ているだけでも凄い迫力だ。
が、こちらはロックフィッシュゲーム。
狙いの魚が根本的に違うため、手持ちの道具で何とかなるような相手でもないので、ただただそのシーンを目で追う。
この時点でテールスピンジグのみならず、ワインドも投入し続けているがこの日ワインドには一切の反応がなかった。
ここで場所を大きく移動となった。
次にたどり着いたのは荒い岩礁に海藻が生い茂るポイント。
フックむき出しのルアーでは攻めにくいと判断するが、まずは何あれテールスピンジグを投げ入れるがキャストの度にフックに海藻が大量に引っ掛かり、キャスト毎に釣りを阻害する。
これでは釣りにならないためにテキサスリグにチェンジ。
それでも海藻の密度が濃く、なかなか思うように海藻帯の隙間を抜けないで表面の面に乗っかってしまう感じがあるため、シンカーの天地を逆転させる。
そう!クランクシンカー「逆付けテキサス」だ。
シンカーの重さを変えずに、天地逆にするだけでウィードの隙間を縫うように入り込みやすくなるのがクランクシンカーの特徴だ。
更にフラット面が受ける水流も変化するため、相乗効果でリグのトータルアクションも変化をもたすことが可能となる。
今年5月の北海道のクロソイゲームの時もそうだったが、この方法はウィードの濃いエリアでは特に有効的。
さて、攻め方であるがリフト&フォールはせず、カリフォルニアのキャリコバスの釣りで勉強してきた「ヘビーテキサスによるウィード巻き巻き釣法」をご当地でも試す。
いったん、底取りしてから横方向にルアーを引っ張りウィードの面に当てるようにスイミングさせていく。
それが当たった!
自身、本日2尾目となるキジハタをキャッチ。
クランクシンカー1oz(逆付け)+ロックンビーズソフト+ツイストロック4/0+パワーベイト・パルスワーム6”(カラー:CGBFO)の組み合わせ。
外国のキャリコバスとて、キジハタと同じハタの仲間。
キャリコバスだけに効いてキジハタに効かぬわけがない!とばかりにこの釣り方での釣果はうれしいに尽きる。
海外での釣りは大変貴重なものとなる。
そこで得た経験を国内のフィールドでも役立てようと今も色々と模索し続けている。
このウィードエリア、攻めがいがあるが、風が巻くように吹くため船が流され過ぎて留まれないためにやむなく再び移動となってしまった。おそらくここを丁寧に探れば、もっともっと釣れるに違いない。
タックルデータ
■ベイトタックル(PEラインでのテキサスリグ用)
●ロッド:シューティンウェイSWC-722EXHブラインドサイト
●リール:エクスセンスDC
●ライン:シーガーマルティア2号
●リーダー:シーガーグランドマックスFX 5号
●シンカー:クランクシンカー1oz
●クッションビーズ:ロックンビーズソフト
●フック:ツイストロック4/0
●ルアー:パワーベイト/パルスワーム6”
●インナー:リトルプレゼンツ/ウェットトップ
●Tシャツ:プロズワンオリジナル“控えめ”TシャツLIMITED
●ヘッドウェア:リトルプレゼンツ/ストリームレインハット
●偏光グラス:ZEAL OPTICS Vanq
●偏光レンズ:TALEXアクションコパー
★山形県酒田市ボートロック船宿
■シルバースノー(小野船長)【受付番号090-2361-5967】
2014年11月13日 | カテゴリー:釣行記