ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

「考えるロックフィッシュゲーム」スピンオフ企画!

本格的な雪の季節を迎えた北海道に引き続き、本州も厳しい寒さとなっていく日本列島。

先日、コカマキリを発見。

①

この時期になると「これが今年最後の出会いかもしれないなぁ」と思いながらその都度、昆虫をじっと観察してしまいます。

 

私の子供の頃は空き地というのものも多く、野原も沢山ありました。

オオカマキリやウスバカマキリ、トノサマバッタ、クルマバッタもよく見かけたものです。

トノサマバッタと共に近年ではめっきりと見る機会が減ったカマキリ。

中でもコカマキリは小柄でかわいらしいので幼少の頃から好きな虫でした。

コカマキリは本州以南の生息とされているので、北海道在住の方は現物を見たことがない方も多いかもしれませんね。

オオカマキリのような大迫力はないですが、色が地味で控えめなのも何だか好きです。

②

出会えると童心が蘇り、うれしくなります。

 

カマキリは冬を越せません。

全う(まっとう)する命、もう少しでお別れの時-。

少しでも長生きしてほしいから、ストレスを与えないためにも触らず、そっと観察。

 

 

お話は変わりますが、東北地方も晩秋~冬のロックフィッシュの好期となりました。

それに合わせて今月21日の金曜日(来週ですね)にリリースされる釣り雑誌「SALT WATER2015年1月号」(地球丸)では「考えるロックフィッシュゲーム スピンオフ企画」として、今回はアイナメ・クロソイ・ベッコウゾイ狙いにおけるロックフィッシュゲームでの“魚の習性から考えるリグ作り”について、原稿執筆・解説を担当しています。

テキサスリグ、アンカーリグ、直リグ、ジグヘッドリグ、オフセット式ジグヘッドリグ、ダウンショットリグ、スプーンリグ、スコーンリグといったバリエーション豊かな8つのリグが登場します。

スコーンリグはご周知の通り、フットボールラバージグにシャッドテールワームをセットしたスイミング系リグとして、滋賀県琵琶湖でのバスフィッシング発祥のリグですが、ラバーの抵抗でジグヘッド単体以上にリグ全体のフォールスピードを遅くすることが出来るため、フォーリングの最中に喰わせなければならない種類の根魚には有効なことが多々あります。

クロソイゲームでは、現在とりわけ大注目のリグ。

ちなみにロックフィッシュゲームの場合では水押しよりもビジブル(視覚)に訴えるケースも多いのでそんな時にはシャッドテールワームの代わりにスコーンリグにはカーリーテールワームをセットして使うことも多いです。

中でも、ベロベロベロ~とダルい動きが特徴のパワーベイト/パルスワーム6インチはスコーンリグとの相性が抜群で、かなりのスローフォールを実現してくれるだけでなく、フッキング性はテキサスリグよりも遥かに優れているので浮いた状態のクロソイの大物を狙う時などは好んで使っています。

 

ベッコウゾイ編・カサゴ編・アイナメ編・キジハタ編……とご好評頂いているシリーズ「考えるロックフィッシュゲーム」企画のロゴも今号ではSALT WATER誌さんに作って頂きました。

③

根魚釣りも、ウインターベストシーズンに突入。

日頃の釣りのご一考にお役立て頂ければ幸いです。