荒ぶる冬とDVD(+雑誌)ロケ。
雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう。
Silent night、Holy night。~♪~
この時期よく耳にする、“かの名曲”のごとく、東北も雪色に包まれる季節に―。
この12月は「荒れる12月」ですね。
昨年12月の海も連日の荒れ模様だった(しかも長期的に海も激濁りだったかと……)と記憶しておりますが、この冬も昨冬同様に全国的に大荒れが続いておりますが、現在は道東・根室エリアを中心に北海道内各地ではとりわけ猛烈な荒天になっているようですが、ご在住の皆さん大丈夫でしょうか。
引き続き厳重に注意して身の安全、第一にされてくださいね。
この荒れ模様の“隙間”を縫って、年内、最後のロケに行ってきました。
DVDロケと雑誌ロケです。
天気図が示す通り、等圧線が非常に激しく混み合い、低気圧と低気圧の間隔が狭い範囲で押し寄せてくるから、海が平穏に戻る前にまた次の低気圧の影響を受けて即刻荒れ出すため、釣りの時間は極めて僅かしか出来ませんでしたが、限られた時間内の限られたフィールド条件でもロケを成立させるのは私が現場で示さなければならない管轄の仕事です。
実釣後半の連発劇とビッグワンはまたしてもこの組み合わせに救われました。
信頼のダブルウェーブ(バークレイ)・テキサスリグ。
国内外のロックフィッシュゲームにおいて、このワームに救われたことは数知れず。
シンカーはクランクシンカー17.5g(プロズワン)+ロックンビーズソフト(プロズワン)+ツイストロック1/0(カルティバ)のリギングで、ガルプSWダブルウェーブ3”のカラーは「レッド」カラーを用いました。
クランクシンカーは「フォール(=喰わせ)の“間合い”」を狙って開発された低比重シンカーです。シャローでのスローフォールを得意としています。この効果は、魚が浅瀬に寄っている時にはとりわけバッチリ効きます。
オフセットフックにおいて、ツイストロックを使う理由は長距離射撃において着水時の衝撃と度重なる魚のショートバイトでもワームをズレるのを最大限に防止し「狙いの一発セカンドバイト」まで“絡め獲る”ことが出来るようにした配慮のフックセレクト。
釣り場では岩礁メガトンロック・岩礁カウンターロック・ツイストロックの3種のフックをタックルや使うシチュエーションごとに細かくフックローテーションしています。
えぇ、そうなんですよね、針のローテーションまで私はこだわっています。どれも針の線径・自重・針先の角度が全部異なるからです。魚のアタリも毎回同じではないように釣り方やアタリの出方で針のローテーションも繁栄に繰り出すのが佐藤流です。
正月明け早々から始まった釣り雑誌・地球丸SALTWATER誌での連載「サカナサク、海の旅。」の岩手県北~青森県南部ロケから戻ったその翌々日にはカナダ経由でアメリカへ飛び立ったBS日テレ「夢釣行~一魚一会の旅~」のロケに始まり、今回行ってきた年内最後のDVDロケに至るまで、事故や怪我もなく今年一年間の釣りが完了出来たこと、安心すると共に良かったと思っております。
私もまだまだ精進の身。大それたことは到底出来ませんが、与えられた任務は責任持ってお返ししたい、といつも心掛けて真剣に取り組んでいます。
撮影スタッフの皆様方も寒い中にも関わらず、遠いところどうもおつかれさまでした。
DVDはこれから編集作業です。映像スタジオでは連日連夜の大変な作業になるかと存じますが、引き続き、よろしくお願い致します。
まずは、ほっと息継ぎを……。
帰って来ましたら、シマノさんから2015年魚拓カレンダーが届いておりました。
いつもご丁寧にご恵送頂き、ありがとうございました。
そうですよね!カレンダーもそろそろ来年の物に差し替えの時期ですよね。
ということで、まずはひとまずこれにて―。
不在中に溜まった仕事をワラワラと片付けつつ、年内最後に1回くらいでいいので天気の良い日に恵まれれば「釣り納め」を兼ねて、のんびりとプライベート釣行に行けたらいいなぁ~と思う今日この頃です。
寒い季節です。
皆さんも風邪など召されませんようにどうかご自愛ください。
2014年12月18日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD