北海道の池田さんから海サクラ釣果情報をいただきました。
「サクラ、出ました! 今年のサクラは全般的に身体が肥えているようで、この魚も58cmで3.3kgも重量がありました。
釣り場は積丹で、サーフの沖にサラシが出ていたのでそこまでウェーディングしていたら20m先でサクラが跳ねたので、跳ねの奥からブルーオリオンのアカキンカラーをスローで巻いて誘い出したら“ドンッ”ときました!
ブルーオリオン30g「アカキン」カラー。
サクラとのファイト中はラインとロッドの角度を90°に常に保つように意識して、ラインにテンションを掛けることを心掛けています。
これをやることであまりドラグを出さずに、魚を誘導しやすくなります。」
素晴らしい釣果おめでとうございました。
池田さんは今月号の「ルアーマガジンソルト2016年5月号」(内外出版社)においても、ご執筆記事内でブルーオリオンを紹介頂いております。
3月も本日が最後となりますが、明日からは北国もようやく春らしくなってくる4月を迎えます。
今年は「4月」のサクラマスが、道央・道南~北陸に至る各地でアツそうですよね。
海サクラも、川のサクラマスも、湖のランドロックサクラマスも引き続き、皆様が良き釣果に恵まれますことをお祈りしております。
2016年3月31日 |
カテゴリー:その他
今月、全色入荷済みのハンドメイド製“巻きジグ”「ブルーオリオン」をバリ取り中です。
毎日、せっせっと塗装時に付着するバリを除去しています。
ビフォー。
アフター。
これでOKです。
この後で、台紙を入れてパッケージインしていく作業に移ります。
いろいろな分野で使われる【メタルジグ】ですが、今時期はサクラマスやマダイが「春の釣りモノ」として各地を賑わせる存在ですよね。ライトウェイトジグであれば、ライトゲームの好ターゲット・春告魚ことメバルにも効果テキメンです。
こちらのブルーオリオンは、一般的な9ft前後のスピニングタックルで振り切れる重さのショアキャスティング用に開発されたルアーで、中でもサクラマスはヒラメや海アメと共にこのルアーの特性をいかんなく発揮できる得意なターゲットになっています。
道内の釣友たち曰く、函館~積丹までのサクラマスの船釣り(沖釣り)は、4キロオーバーも交じって爆釣が続いているとのこと。
おびただしい数のベイトの群れが沖合にいることで、それを追うサクラマス(海サクラ)も船釣りでは近年稀に見る豊漁となっている、という吉報です。
今期のサクラマスは全体的に肥えた魚が多い、ということも海を回遊しているサクラマス1尾あたりのエサの摂取状況もまたとても好ましい状態にあるのだと思います。
ちょうど北海道新幹線の開通に合わせるかのように、道南の日本海側では、先週末くらいからそれらの一部が一気に岸寄りしたとのことですので、今年は例年以上にショアの海サクラゲームが盛り上がりそうですね。
青森⇔函館間の新幹線の開通で、東京からでも函館まではひとっ走りの距離に。
手軽な新幹線の利用で、東北や関東など本州から道南を訪れる釣り人は今後益々増えるものと思われます。
北海道発祥のこの釣りは近年、東北や北陸へも南下し、その尽きない魅力がどんどん波及し始めています。
海岸線から各自思い思いにルアーを投げて、「“あのサクラマス”が釣れる可能性がある!!」ともなれば、トラウトアングラーのみならず、ソルトルアーアングラーの方々も見逃すわけにはいかないでしょう。
それに、海の岸釣りでイワナ(※この場合には海アメがこれに該当)やサクラマスが釣れる!という現実(海水でトラウトが釣れること)は、本州生まれ・育ちの方の多くが元々こういった実感がないという人も多いことも相まって、良い意味でのギャップを感じるかもしれませんので、ことさら新鮮に感じるかもしれません。
本来、北に行けば行くほど(緯度が高くなればなるほど)、トラウトは海で釣れる地域が拡大していきます。
海で釣れるサクラマス(海サクラ)やアメマス(海アメ)は背中の色が緑がかっていたり、青みがかっていたりして、純淡水域で釣れるそれともまた風合いの異なる色合いをしていて、「これらの魚たちが海からやって来たことの証」として、私たちに教えてくれることもまた大きな魅力になっています。
まだやったことのない貴方様もやってみたくはありませんか!?
ブルーオリオンのサクラマス釣り用途につきましては、あらゆるショアから狙う海サクラはもちろん、汽水域~淡水域でも大場所(川幅が広く、大きく開けた場所)や湖の場合にはかなり遠くまでダラダラと遠浅の地形が続いてしまう場所や最初から深場を直撃したい状況、足元から切り立っていて深い水深である釣り場を有効に釣っていきたい状況などで効果的です。
それから、海サクラについてですが「コンブ根に着いた海サクラを狙うには“オオナゴカラー”が効く」と力説するエキスパートは多いです。
(海域・地域によっては、アカキンカラーもオオナゴのイメージで使われることもあります。)
広大なサーフの釣りもまたしかりですが、磯周りの「コンブ根」の際をきめ細かくルアーを通していく“磯海サクラ”ゲームもまた魅力的ですよね。
季節柄、オオナゴカラーは今回は特に多めに生産致しました。
道東・道北を除いては、今年はひとまず「4月」がアツそうですね!
ブルーオリオン×サクラマス。
今期も皆さんの釣行にお役立て頂ければ幸いです。
2016年3月29日 |
カテゴリー:製品情報
★プロズワンからのお知らせ★
「キャスティングPresents 2016ルアーフェスタin仙台」にPRO’S ONEブースを出展致します。
■イベント名:キャスティングPresents 2016ルアーフェスタin仙台
■日時:2016年4月23日(土)、4月24日(日)
■時間:AM10:00~PM16:00
■場所:夢メッセMIYAGI みやぎ産業交流センター 展示棟A・Bホール
■所在地:983-0001 宮城県仙台市宮城野区港3丁目1-7
TEL:022-254-7111
FAX:022-254-7110
■交通:JRでのご案内例→JR仙台駅より仙石線で約18分にてJR中野栄駅へ。JR中野栄駅より仙台港方面へ徒歩約15分、タクシー約5分。他
■入場:前売券800円、当日券1000円(中学生以下入場無料)
※イベント当日はプロトタイプを含む製品展示の他、PRO’S ONEブースにて、2016ルアーフェスタin仙台限定販売品やお得なアウトレット販売も予定しております。
皆様、お誘い合わせのうえぜひご来場くださいませ。
■問合せ先:(株)ワールドスポーツ
TEL:042-535-6857
●詳しくは下記、イベント公式ウェブサイトをご参照ください●
■公式ウェブサイト:http://casting-lurefesta-sendai.blogspot.jp/
2016年3月25日 |
カテゴリー:その他
冬、去りゆく日本海に沈む夕日の綺麗なこと。
明日もまた良いお天気かな。
どうかまた次も、深い釣りに恵まれますように。
と、願いをかけてー。
昨日、東京で桜が開花したと報じていました。
春の息吹は確かに北に向き始めているようです。
先日、釣り仲間の大先輩から懐かしいお土産を頂きました。
釣りに行った北海道の釣具店をのぞいたら…こんな逸品と巡り会ったと、わざわざ私へのお土産にと買って来て下さったのです。
左はパラバン社のサラマンダー16g、右はリョービ社のサクラマススペシャル23g。
どちらも、ニッポンのビッグトラウトゲームの歴史を彩る名作中の名作スプーンとして知られています。
イトウやアメマス、サクラマスにカラフトマス、ブラウントラウトにニジマスの大物など…憧れのビッグトラウト達に想いを馳せていた熟練のアングラー世代の方々にはなつかしさを与えてくれる存在ですが、年齢が私よりも若い世代の方々になると釣りを覚え始めた時代背景もまた違うこともあり、きっとこれらは存じあげない方がほとんどだと思います。
それは無理もありません。
なので、今日は仮にお若い方でもなんとなく分かるように、ちょっと古いお話をしていきますね。
パラバン社は北欧ノルウェーのメーカーで、「サラマンダー」と並ぶ名作中の名作“バッハスペシャル”もまたあまりにも有名です。
昔のルアーは知らなくても、仮に貴方が河や湖でビッグトラウトを狙う釣り人であれば「バッハスペシャル」という言葉の響きは一度や二度は聞いたことがあると思います。
現在、日本で売られているバッハスペシャルは国内メーカーが“ジャパン・スペシャル”としてアレンジしたものを発売しており、こちらもまた名作として広く知られるところです。
元祖バッハスペシャルに比べると、やや泳ぎがマイルドに作られている印象なのが今回ご紹介しているサラマンダー。
まるで兄弟のような存在です。
もう一つの、サクラマススペシャル。
このスプーンを当時販売していたリョービ社は言わずと知れた、日曜大工でもお馴染みの電動工具メーカーですが、かつては釣具も積極的に展開していました。
現在のシマノ、ダイワの国内最大手2大釣具メーカー同様に総合メーカーとして幅広いジャンルの釣具を展開していたマミヤOPと並んで、空前の釣りブーム時代は大手4大メーカー(シマノ・ダイワ・リョービ、マミヤOP)として名を馳せていた時代に作られていたサクラマス用スプーンのひとつがその名の通り、こちらの「サクラマススペシャル」。
この上記4社は自社でリールを製造販売していたこともあり、旧来の釣り業界トップメーカーとして君臨。
2016年の現在はこの4社のうち、釣具メーカーとしては1歩も2歩も先進的技術を先駆けて開拓し、おしみなく製品に投じていたシマノとダイワ(現グローブライド社)の2社が残ったのみとなっていることも、今では時代の流れを感じます。
私がサクラマス釣りを始めた少年時代(小学生の頃)は今のようにスプーンにしてもミノーにしても、ルアーの選択肢も多くなく、たいていの相場(選べる範囲)はおのずと決まっていました。
その中でも、ごくごく少ないお金をやり繰りしてなんとか少しずつ買い集めていった歴代のスプーンのうち、子供でも比較的入手しやすかったクロコダイルにクルセイダー、ダンサー、チヌークなどと共にリョービ社のサクラマススペシャルは今でもその記憶に確かに残っています。
私よりも上の世代の方であれば、もっと深い記憶と当時の思い出がきっとあるはずです。
いずれにしても「安定の価格」と「いつもお店に置いてあった」というのが、当時の大人だけでなく子供だった私世代にも手に取りやすかったのでしょう。
今回、お土産でいただいたサクラマススペシャル。
10数年ぶりに「パッケージ有」の状態で再会しました。
「23g」というのが、また“通”ですね!(笑)
どうもありがとうございました。
2016年度の今は、たくさんの優れたスプーンが各社から発売されていて、その選択肢はアングラーそれぞれの自由であり、「品質の安定化」が進んだこのご時世、細かい特性や使い分けは多々あれど、きちんとしたメーカー製のものであればルアーの基本性能の差で思いっきり釣果差が出るほどの優劣もまたない(少ない)時代になったと思います。
言い換えれば時代の流れと共に製品群も次第に今ひとつなモノは自然淘汰されていき、優秀な製品のみが勢揃いしている証。
それでも、本州における河川でのサクラマス釣りに関しては釣れる要素に“時の運”もあるから、場合によっては何が良くて釣れたのか分からない…という場合もあるかもしれません。
今回ご紹介しているこの2つの往年の名作ルアーが、2016年度の最新国内フィールド事情からしてどうしても必要な場面というのも正直なところそう多くはないのかもしれません。
しかし、時には思い出に想いを巡らせる良き相棒としてその心の懐に携えるルアーとして有する意義はとても大きく、今回ありがたく頂戴した懐かしの戦士達と再会したとき、昔の記憶がふと蘇ってきてとてもうれしかったのです。
そうなんです。
釣れない時代をも共に乗り切った私の中の戦士達。
名作は色褪せない。
その存在だけで、「サクラマスと自分の歴史」を心の中で一瞬にして開花させてくれるものでした。
今度、こそっと投げてみようかな…。
今年もやってきたサクラ咲く季節。
「おめでとうございます!」が合言葉の、めでたい魚。
貴殿の心に、サカナサク季節がまた訪れることを今年も願っています。
桜に負けない、釣り人達の笑顔が列島各地で満開に咲き乱れますようにー。
海に、河に、湖に、いざ!!
2016年3月22日 |
カテゴリー:その他
3月1日、まだ夜も明けぬ朝5時前。
足元に積もる、やわらかい雪の感触。
そう、今月の始まりはこの雪の一日から始まったのだった。
今日の道路状況が心配だ。
道を急がねばなるまい。
3月初日の仕事の場。
朝一のフライト時間が押し迫る。
2月から続く残業が追い打ちをかけたこともあり、あいにく睡眠時間はごく僅か。
眠気抜けきらぬ己の身体が外の寒さでこわばる中、「頼む!目を覚ませ~!」と喝を入れ、今日も一日頑張ろうと上を向く。
暴風雪に伴う欠航に次ぐ欠航に難儀しながらも辿りついた道内は相変わらずのきれいな雪景色を醸し出していました。
洗練された北の都が放つ色彩が雪に反射すると、これがまたとても美しい街並みを引き立ててくれるものです。
後日。
澄んだ空気に雪化粧の鳥海山が聳える、雪代にじんだ大河の流れ。
目指すは、「たった1尾のサクラマス」。
釣れても、釣れなくても、の……ちょっとの気休み。
でも、この“ひと時”が幸せ~。
朝の気温は、もちろん氷点下。
釣り糸と糸を通すガイドが寒さで凍ってしまい、その都度に釣りを中断せねばならずー。
川原もご覧の通り、しばし凍りついたまま。
魚釣りを知らない人・しない人がこんな光景を目にしたら、「こんな状況で魚が釣れるのだろうか?」という疑念をきっと抱いてしまうことだろう。
もっともその前に、この時期に川に入ってまで魚を釣りたいのか…?と呆れられそうな気も…(笑)。
それでも、釣り人たちは挫けない。
挫けないのだ。
渾身のアワセをくれたのは午後になってから。
めげずに投げ続けていると、時々にはいいことだって起こるもの。
魚がルアーを襲う、“その一瞬”にすべてを懸けて待ち望んでいたことだ。
魚釣りでは、仮に釣り竿は折れても己の心だけは折ってはならない。
大きな魚が掛かった時、釣り竿は大きく曲がっても己の信念だけは曲げない。
そう決めているんです。
だから、いざ魚が掛かったら、あとは無我夢中に闘うだけだ。
春の恵み、サクラマスが釣り師が差し出すネットに収まった。
後日。
早いもので明日からお彼岸の入り。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、彼岸入りを前に咲いていた梅の花。
あと1ヶ月もすれば、東北地方も桜の季節へ。
5年目の3月11日というまたひとつの節目を過ぎて、北国にもようやく巡ってきた春の兆し。
明日からは取材への対応日。
季節の変わり目の年度末、何かと忙しないものですが3月も早いもので半月が過ぎ…残りの半月も全力で切り抜けよう…と気を新たに。
2016年3月16日 |
カテゴリー:その他