デプス×プロズワンデスアダーホッグ3インチをべッコウゾイが喰らう朝。
釣り場へ向かう道中、雪がちらついていました。
夜明けの遅い師走を感じる、朝の堤防。
遠方の水深から伝わる重々しい引きの主はベッコウゾイ。
ヒットルアーは、デプス×プロズワンデスアダーホッグ3インチの“♯03:ビジブルチャートオレンジ”カラー。
こちらになります。
フックはカルティバツイストロック1/0、クッションソフトビーズはロックンビーズソフト、シンカーはカルティバブラスシンカー14gの1/2ozテキサスリグのロングスピン。
デスアダーホッグは胴体とパドル&触覚の間にクビレがあるホッグ系ワームなので、クビレより手間側(胴体側)の区間にフックを収めることで、他のホッグ系ワームにはあまり見られないクネルような(“くの字”を描くような)ジョイント・アクションを生み出すのが魅力。
つまりは、【ヘコへコ動かせるホッグ系ワーム】なんです!
魚に見切られにくいフレキシブルなルアーアクション。
これがこのワームの効くところの大きな特徴のひとつ、ですね。
こちらのワームによく用いるオフセットフックは、「ツイストロック」の1/0や「岩礁メガトンロック」の♯1番。
針を少し小さめにすることでワームのアクション可動域が大きくなります。
(針のサイズを上げていくとワーム全体のアクションが硬いアクションに移行していきます。)
遥か彼方まで投げるなら大きな着水衝撃を受けてもワームが限りなくズレにくい前者の針、アベレージ距離での使用範囲なら後者の針を使うことが多いです。
あとはロングスピンタックルであれば前者、ベイトタックルであれば後者という使い分けもします。
小針でも太軸フックを用いることで、仮に頑として魚と引っ張り合いになっても一部の特別引きの強い種類のハタを除いたら30cm~50cm級の根魚相手であればこれら針強度でも必要以上に恐れなくても大丈夫ですよ。
朝に絡めたわずかな時間でも、時にこのような遭遇がある魚釣り。
3インチという小粒のワームながら「喰ってくる魚が比較的大きめの魚が釣れやすい」というのがデスアダーホッグ3インチならではのセールスポイントですね。
デプス×プロズワンデスアダーホッグ3インチ。
エビやスナモグリ(アナジャコ)、小さめのシャコなどを模す、ロック専用ワームです。
魚種別では、アカハタ釣りやアイナメ釣りで特に人気のアイテムとなっているようです。
アカハタは、たいていエビが主食ですからね。
アイナメも北海道の釣り場だと道南とか砂地の絡むエリアでは小さめのシャコを捕食しているケースがありますよね。そんな場所ではこのワームも試してみてください。ワームシルエットと動きがマッチします。
あとは小場所でのキジハタ釣りやカサゴ釣りにもいいですよ。
他には、胴体を短くカットしてボトム系リグでセットすれば、クロダイ・キビレ釣り(チヌング)でも愛用されていたりします。
兄弟分のデプス×プロズワンスパイニークロー3.5インチよりもコンパクトシェイプの分、使える用途が広い、というのも利点となっています。
ソイにフッキングしている上の写真(↑)、ワームのサイドビューをご覧の通り、デスアダーホッグ3インチは真横から見るととてもスレンダーな縦長形状につき、ホッグ系ワームといえども針抜けがよくフッキング性能に優れています。
今回登場の魚はベッコウゾイですが、ソイ類もホッグ系ワームに喰ってきやすい時期って水温の低下が顕著になってくる頃が“特に”ですね。
クロソイよりも分布域の関係上、水温適正が温域にあるベッコウゾイの場合には水温が下がると魚の中の細胞(代謝)活動も下がるので、そんな外的要因の影響もあって捕食のためのストライクゾーン(追尾距離)も夏期よりも更に短くなります。
そのため、スイミングでの横の動きに次第に反応が鈍ってくる初冬からが甲殻類系ワームでのヒットがいつもより余計に多くなっていくわけです。
ルアーを知る前に釣り人は魚をよく研究することをオススメしたいです。
釣り好きならすごく面白いはずですから、ぜひ!
魚を知れば、自然のサイクルから理にかなった釣りが身につきますので必然的に釣果も高まるものと思います。
魚を知る=研究に没頭するのは、趣味としても大変面白いものです。
ひとまずソイが釣れたので次はアイナメを狙います。
続くお話は次回にー。
2017年12月12日 | カテゴリー:釣行記