仕事と仕事の移動の合間のカフェでの至福な一杯。
この、わずかな時間であっても今は有効にしたいと思う今日この頃。
最近は気温が暖かくなる日が多く、春の訪れが早い気がしますね。
今日は静岡と福岡で桜が開花したようですね。
桜の季節も、もうすぐ…。
昨冬~今春にかけては特にハードスケジュールになることは予め昨秋の時点から覚悟していたが、特に今年に入ってからのハードさは更に拍車がかかっている。
あまり言いたくない言葉ですが、連日、疲労困憊気味につき、なかなかブログまで手が回らない状態が続いているため、今年はあえて更新頻度を下げています。
その分の時間を本来の仕事に充てている、という具合です。
過日は、偏光グラスの契約メーカー・ZEAL OPTICSさん(グレンフィールド社)が大阪から、わざわざいらして下さいました。
今年から新しく着用するモデルの打ち合わせのためです。
ZEAL OPTICSの新モデル「ENZO」(エンゾ)導入が決まりました。
シルバー&ブラックのフレームカラーにレンズはTALEXアクションコパーとTALEXラスターオレンジでセッティングします。
長く自身のトレードマークとして活躍したVanqの血統をも受け継ぐENZO。
新しい相棒と共に向かう、これからの釣りシーンが楽しみです。
そして、次いでは北海道へ。
メーカー展示会出展のため、個人的に釣りをする時間は確保出来ず断念。
やはりこの時期といえば!海アメ・海サクラの釣りがやりたかったのが本音ですが…年度末である3月ばかりは特に多忙を極めるため仕方ありません。
残念!
それでも北海道に所縁(ゆかり)のある私にとっては、この地に滞在出来るだけで幸せな気分に浸れます。
釣りはまた改めて行きます。
ということで、北海道から戻るなり新しく受け持つことになった雑誌連載の原稿に加え、雑誌社への電話インタビュー対応も並行してこなしつつ、小社での新製品の開発も最終局面を迎えている現在。
私は今月はすべて土日返上したので、実質、休みなし。
そんな状態につき身体も休まるはずはなく、ついには風邪をこじらせてしまっているのが体調管理不行き届きで反省耐えないですが、明日からは関西に向かいます。
ですが、関西から戻り次第、また雑誌の原稿締切日にぶつかるスケジュールです。
常に泳いでいないと呼吸が出来ない、まるで回遊魚のような状態ですね(笑)。
最近は、朝一の時間の仙台空港の常連になってしまいました。
また少し落ち着きましたら、合間を縫って更新したいと思います。
2015年3月22日 |
カテゴリー:その他
あの日もそうだった。
時は、4年前に遡る。
経験した最大級の揺れの後、外の視界は雪で白くなっていった。
悪運に悪運が重なり、人々の困惑は増していく一方だった。
東日本大震災から4年が経過した本日-。
毎年、この日ばかりは気が重いのは変わらない。
その後の行いが果たして正しかったのか?
今も自問は尽きないが、結果としてみれば自分に出せる精一杯のことをこの4年間でしてきたのは確かだ。
全身全霊の想い、とはこのことだろうか。
気力も、体力も、お金も、そして時間も。
人生の中で限られた貴重なこれらすべてを全部、費やしてきた。
復興を夢見て誓った再建への道。
その一方で、挫折する者が相次いでいく被災地。
それもそのはず。
起きてしまった現実のあまりの大きさを考えれば、誰だってうなずけるものであろう。
それを否定することなど、何人たりともあってはいけない。
人生が狂う、まさにそんな表現すら正しく思う。
時を同じくして、29歳(当時)の青年が投じたものは、それは、それは莫大なものであった。
悔しい気持ちに憎悪。
本来、「憎悪」なんて物書き人たるもの使ってはいけない心苦しい表現であるが、心の底から湧き上がるダークネスを逆コントロールすることで、本気で切れかかった精神を繋ぎ止め、自らが進むべく道を模索すべく原動力に転換させていく以外、方法はなかった。
人間、窮地に追い込まれるとそれほど、黒い力さえパワーに変換させなければいけない時がある。
憎しみや恨み。
その対象となる矛先は、こともあろう「海」だ。
これまでずっと恩恵を受けたきたにも関わらず、この時ばかりはたくさんの人の命を一瞬でかっさらって行った海を、ひどく恨んだのだ。
人々に生きていることを実感させてくれる幸せの場所は、地獄絵図と化した。
今もこの眼に焼き付いている。
喜び半分、悲しみ半分。
それが今、海に対する私が抱く感情である。
でも、「海が好きだから」の気持ちは残っているから、それだけは間違いなく本心だ。
この悲しみや憎しみ、辛さがすべて消え入ることは、きっとこの先もないだろうと思っている。
己の人生最後の日まで心の中に抱え込まなくてはいけない「覚悟」も私は分かっている。
癒えない大傷を抱えながら、歩む道はこれからも困難に違いない。
東日本大震災後の東北の被災地に生きる、とはそういうことなのだ。
この地に渦巻く悲しみの運命さえも一人、一人が背負わなくてはならない。
この重荷にいつまで耐えられるかは、私とて分からない。
もしかしたら、この先、ついに心が折れてしまうかもしれない。
こればかりは、今はまだ分からないのだ…。
しかし同時に、まだこの地に夢を見ているのも私なのだから、今日まで歯をくいしばって生きている。
だから、毎日毎日、全力疾走している。
正直、息があがるがまだ私は走っている。
おそらく……途中で走りをやめてしまえば、私が私でいられなくなるのも分かっているから、これまで走ることをやめなかった。
無心になって走る。
それも、いつも全力疾走だ!
4年間という重みは、果てしなく重い。
それは、生き残れた人のその後の人生とあの時に死んでいった人の気持ちまで背負い続けるから。
貴方にとっての4年間はどうでしたか?
今日はそれを考える日。
4年前のあの時に情景を戻して、原点に立つ本日・4年後の3月11日より。
東北に、いつかまた穏やかな生活が戻りますようにー。
2015年3月11日 |
カテゴリー:その他
まだまだ真冬の寒さが続くこの時期ながら、暦のうえでは立春も過ぎたこの頃―。
北陸と東北日本海側の河川、北海道の道南・道央の海(ショア)からはサクラマスの話題も日に日に多く届く季節になりました。
この春も、海で!、川で!、湖で!、素敵な魚たちとの出会いがあることを祈っております。
さて!
このところあまりにも忙しない日々ながらも先週は西の方へしばし出張滞在。
その後、北上し(南下ではなく北上です)神奈川県横浜でのジャパンフィッシングショーへ辿りつき、ようやく帰ってくれば…東北の地元は雪景色になっていました。
ジャパンフィッシングショー(横浜)の会場です。
家庭用品「クレラップ」があまりにも有名ながら、フロロカーボンラインのパイオニアメーカーでもあるクレハ合繊/シーガーのブース。
多くの仕掛けメーカーのハリスに採用されていることでも名を馳せるシーガー製フロロカーボンラインの中でも、最上級に君臨するグランドマックス・シリーズが昨秋にリニューアル。
中でも「グランドマックスFX」はロングスピン釣法でのリーダーとしては勿論、歯の鋭い各種ハタを相手にするロックフィッシュゲームにおけるPEラインとの組み合わせに最適です。
それは一年前、メキシコとの国境海域でバードサンドバスの大物を釣った時もこのグランドマックスFXの5号(20lb相当)を使用し、その実力を国外でもいかんなく発揮。
バードサンドバスといえばハタですが、そのハタ科の魚と共に“牙のある魚”の繋がりで、ヒラメ狙いにも人気があるこのグランドマックス。
エサ釣りでもルアー釣りでも、ヒラメ狙いにおいても大人気の銘柄として知られています。
ハリスとして、そしてリーダーとして、最大級の安心を託せる頑丈なフロロカーボンラインです。
今年、7年振りに横浜会場のフィッシングショーへと出展したオーナーばり社(カルティバ)のブース。
淡水域でのサクラマス釣りにうれしいトレブルフック(トリプルフック)、「STX-38」がデビュー。
先行発売されている太番手「STX-58」はヒラスズキ釣りやヒラマサ釣りでは圧倒的人気を誇っている強靭なトレブルフック。そのシリーズに48を飛ばして38が登場。同時にSTX-68という超大物使用の番手も一緒にリリースされます(こちらはマグロやGT向け)。
このSTX-38ですが、PEライン完全対応のタフワイヤー素材を使用しています。
パワー的にはST-36とST-46の隙間を埋める強度の位置づけの針です。
北海道をルーツに近年では北東北でも注目されつつある海サクラマスのキャスティングゲームの場合には、川のサクラマスよりも更に縦横無尽に走りまくるのでトリプルフックを用いる釣りであれば、最初からST-46を用いた方が強度的に安心といえば安心です。それでも伸ばされることはあるのでSTX-48が出ればより良いのですが。こちらはいずれの将来的な展開に期待。
しかし、川のサクラマス釣りにおいてなら海サクラマスの釣りよりも釣りの規模も、もう少し繊細な釣りが必要となってきます。
そこで本州河川でのサクラマスゲームで愛用者が多い現行のST-36よりも、もう少し針の強度をUPさせたい時には今回発表されたこちらSTX-38がそんな場面をカバー。
特にPEラインを使ってのプラッキングには最適な仕様(針先の角度と針軸の強度がそうなっている)です。
又、道内のワイルドレインボーの大物を狙う方にも良さげでST-36だと針が伸ばされる心配はありながらもST-46にすると針の自重が重すぎて小型ミノーの泳ぎのバランスが崩れて上手くスイムしない…といった悩みも現実問題としては結構あるかと思うのですが、このSTX-38は強度的な位置づけではその隙間を埋める存在になります。
尚、その際、渓流における上流域・中流域で使うミノーイングではPEラインよりもナイロンラインの方が主流ですが、ナイロン特有の「糸の伸び」があっても、STシリーズに共通するEX.シャープな針先は少なからず魚の口腔をかすめます。
いずれにしても、STX-38はライトタックルのシーバス釣りやデカバス狙いのハードルアー攻略は勿論、サクラマス(“海サクラ”ではない汽水域~淡水域でのサクラマス釣り)と大型ニジマス狙いには本命となる太さだと思います。
それからバージョン違いで面白いのが、こちら同じくスティンガートリプル(ST)フックシリーズに加わった「STY-35MFX」。
強度的には現行のST-36と同じ強度の位置づけですが、針の形状を変化させたバージョンがこちらです。
ご覧のように上から見るとT字型に近い形状のトレブルフックで、ミノーやジャークベイトのトゥイッチやジャークしている間に起こる突発的なバイトをも極力、絡め獲れるように考えられた製品。
バス釣りではクランクベイトやトップウォーターゲームを中心にその使用が見込まれていますが、各種ミノープラグを使う機会も多いサクラマスやサツキマスなどの降海型トラウトゲーム(ランドロック型を含む)にも対応。
ノーマルタイプの針形状との使い分けで、貴重なバイトをより確実にフックアップに持ち込むための一手として、今後機会ありましたら試してみてください。
一方でロックフィッシュアングラーには、根魚専用オフセットフック「岩礁カウンターロック」に昨秋に追加した♯1番を改めましてのご紹介。
北海道から九州まで、アイナメ・ソイ・ハタ・カサゴ・カジカ…と従来から続いてきたロックフィッシュゲームシーンを広くカバーしてきたカルティバ内の岩礁ブランドにラインナップしたカウンターロック。
その一方で、西日本や南日本には寒流にルーツのあるアイナメやソイはその生息数がどうしても少ないこともあり、なかなか確立されたカテゴリーとしてはその人気の火はつきにくかったものの、昨今ではアイナメ・ソイに代わるご当地のロックフィッシュ(暖流系ロックフィッシュ)としてハタ釣りの魅力が見直され、今ではキジハタ・アカハタ・オオモンハタの3種に関しては、注目の的として人気急上昇中。
ハタはアイナメやソイよりも魚そのものの引きが強いだけでなく、釣り方もまた異なるので、私自身も「釣りの構築」も新規に見直す機会も多いだけに今後の動向が楽しみなロックフィッシュゲーム・カテゴリーです。
中でもキジハタ生息圏の地域で明らかになるのは、キジハタは小さめのベイトに対し異様な好反応を示すことも多いだけにワームサイズは3インチ基準で使われることが多く、このほか2.5インチや2インチのワームもキジハタ狙いではよく使われていますよね。
そんなキジハタフィールドから多数寄せられていた「カウンターロックの性能そのままで1/0よりも小さいフックがほしい…」という要望にお応えして再びシリーズの新番手に着手し、♯1を作りました。
この他にもカルティバブランド統括責任者と針開発担当者、オーナーばり社における小生担当者と4人で、これからのロックフィッシュゲームを見据えた必要となる針の機能について重要会議。
ロックフィッシュターゲットが拡大した(増えた)こと。
それに伴いロックフィッシュゲームを楽しめる地域も拡大していること。
釣り方が進化していることに加え、従来型の釣りとはまた異なる釣り方が必要になってきている現状がその焦点となりました。
「ロングスピン釣法」の導入と、ベイトタックルでもメインラインにPEラインを使うアングラーが増えてきていることで、これからの時代のロックフィッシュゲームに求められる新しい観点でのロッドにリール、ライン、リグの変化とその必要性と共にその影響は釣り針にも及ぶものになってきています。
最後に、こちらはオーナーばり社主催の懇親会です。
横浜を会場に開催された懇親会には私も7年振りに出席してきました。
司会は小久保領子さんです。
小久保さんには久々にお会いしました。
船・磯・鮎・へらぶな・バス・ソルト等々…ジャンルを超えての交流もまた有意義なものです。
私の所属するソルト分野でもシーバス、ヒラスズキ、ショアジギング青物&ショアキャスティング青物、オフショアジギング青物、南海のGT、メバル&アジ、ロックフィッシュ(私)とそれぞれのジャンルから集結。
この他にもショーでは児島玲子さんとも久々にお会いしたり、関東の友人達とも会えたりと、あっという間ではありましたが楽しい時間を過ごすことが出来ました。
各メーカーや出版社の社長さん・編集長さん方、会場でお会いしました皆々様方、どうもありがとうございました。
2015年2月6日 |
カテゴリー:その他
先日、1月21日に釣り雑誌「SALTWATER 2015年3月号」(地球丸)がリリースされました。
http://www.chikyumaru.co.jp/saltwater/(本誌の公式ウェブサイトでは付録DVDのサンプルムービーもご覧いただけるようです。)
今年1発目となる本号では「考えるロックフィッシュゲーム」シリーズの本編第5弾となるスペシャル版をお届けしています。
今回は表紙も担当させていただきました。
9ftのEXHパワーのベイトロッドでアイナメを引き抜いているシーンです。
セットになっているDVD(60分!)はこちらです。
詳しい内容については実際にご鑑賞頂ければ幸いです。
これまでのベイトタックルの釣りに加えて、私の映像では今回初めて実釣シーンとしてご紹介している「ロングスピン釣法」はベイトタックルに比べ圧倒的に遠くまで飛ばせる釣り方。
それだけに現状として、魚との出会いも劇的に増やせる釣り方の一つではあるのですが、それだけではなくベイトキャスティングリールの扱いが苦手だと思う方にも、“タックルの違い”を心配ならさずに安心してロックフィッシュゲームに取り組んでいただける釣り方です。
もっとも、極端な話、投げれば必然的に相当に飛ぶタックルを使うので、誰でも簡単に飛距離を稼げる釣り方ですから、立ち位置に制約のある岸釣り全般においてはそれだけでもメリットは多いです。
●メジナ(グレ)やクロダイ(チヌ)に代表される磯のフカセ釣りは潮流をウキとラインにあてて沖へと払い出す潮の乗せてラインをスプールからドンドン送り出して遠くのゾーンまで仕掛けを流して釣る釣り方があります。磯釣りで主流なラインはナイロンラインです。ナイロンラインはフロロカーボンラインとは異なり、素材そのものに浮力があります。このナイロンラインの比重が、こういった釣りの特性に合っているわけです。
●アオリイカのエギングでも「仕掛けを沖に流す」という上記のテクニックを用いた釣り方はしかと存在し、その釣り方をエギング流にアレンジされたのが「バックドリフト」という釣り方。この場合は、ウキに相当する部分はエギに、磯釣りの主力であるナイロンラインの部分がエギングの主力であるPEラインに置き換えて考える釣り方ですよね。数年前にこの釣りの提唱者である著名エギンガー・“ヤマラッピ”こと山田ヒロヒトさんご本人に尋ねて伺ったのです。
余談ながら、その時は「なんで佐藤さんはいつもベイトタックルにフロロをいつも使っとんの?」と言われました(笑)。つまりはソルトの世界では珍しい、ということですよね。
●そして、最後となる3つ目の要素。
フカセ釣りやエギのように潮流の力を借りなくても、タックルの性能を限界まで引き出して仕掛けを遥か遠くまで自力で投げる釣りが「投げ釣り」です。
その際、決して力任せにロッドを振り抜くのではありません。投げ竿と投げリールという高性能を纏った投げ釣りに特化された機能がそれをサポートして実現している飛距離。
投げ釣り師たちが叩き出す驚きの飛距離は、ルアーアングラーが「あぁ~このルアー飛んでるなぁ~」と感じる飛距離を遥かに凌駕している別次元です。
ルアーアングラーの方でも、もし周りで投げ釣りをやる方がいれば、“チョイ投げ”ではなく「本気で遠投する時にはどのくらい仕掛けを飛ばして釣っているのか」をぜひ一度聞いてみて下さい。
私は元々はルアー釣りから入門した釣り人ではなく、ヘラ釣り(ヘラブナ釣り)・投げ釣り・船釣り・磯釣りから、やがてルアー釣りの世界に傾斜していったタイプの釣り師なので、それだけに今でもそれぞれのエサ釣り分野から発せられる内容を自然にフィードバックしている要素もまた多いのです。
「捕食行動」として口を使いにくい魚を釣る時のような特例を除き、「マッチ・ザ・ベイト」という考え方に基づいたアプローチをルアーの世界でも実践するのもエサ釣り時代に覚えた釣りの根底となる部分の教えからです。
こういった日本国内で構築されていった「仕掛けを飛ばす釣り方」、「沖に仕掛けを流す釣り方」を参考に、それを私はロックフィッシュゲームに組みこめないか?と真剣に思いました。
そして、試行最後を経てその行程を一つずつ構築してきたのが今日に至る「ロングスピン釣法」です。
だから使うロッド(長さとテーパーが大事)にも、使うリール(スプール径と飛距離を出すために備えられた機能が大事)にも、使うライン(編み数と表面特性が大事)にも、空気抵抗を考えた形状のリグにも、きちんとした理由があるのです。
海アメマスや海サクラマスのように、やはりそれ相応の飛距離を求められる場合が多い釣りで使うリールやラインからもヒントは得ました。
沖まで浅い、遠浅サーフでマゴチやヒラメを釣るために、どうしても遠くまで投げてルアーやリグを届かせないと魚とコンタクトすることすらままならないシーンで使うリールやラインもまたそのまま活きるものでした。
低比重だとどうしても体積が大きくなりがちなブラス素材のシンカーでも最速で走る新幹線の先端部分の形状をモチーフにして空気抵抗の減退に成功したシンカーと飛行中はワームのパーツが折りたたまることで飛距離低減を阻止する形状のワームの組み合わせも、ロングスピンで求められる飛距離を助けてくれるものでした。
岸釣りにおいては特にそうですが、飛距離は出せるにこしたことはありません。
経験上、飛距離が足りなくて困ることは多々あれど、仕掛け(リグ・ルアー)が飛ぶことで釣果が落ちることは普通まず考えにくい。
だからこそ―。
これからの時代、直面しているフィールド環境でのロックフィッシュゲームにおいて必要に迫られた釣り方となりました。
ベイトタックルと双方のメリットを活かせる使い方を習得し、今後の釣りの一手として、これからの時代のロックフィッシュゲームのお供にそれぞれのフィールドで「ロングスピン釣法」がなんらかの形でお役立て頂ければと思います。
☆プロズワンからのお知らせ☆
非売品グッズがもらえる!
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最終応募締切は2015年1月31日(土)消印有効
詳しくはこちら(↓)
http://www.pros-one.com/blog/?m=20141129
2015年1月23日 |
カテゴリー:雑誌掲載・DVD
★プロズワンからのお知らせ★
1月21日(水)SALTWATER2015年 3月号(地球丸)が発売されました。
■考えるロックフィッシュゲーム
「ロングスピン釣法の現在(いま)。佐藤文紀」
■特別付録DVD
考えるロックフィッシュゲーム・ザ・ムービー
「~ベイトタックル×ロングスピン釣法~東北ビッグロックの現在(いま)。佐藤文紀」
ぜひ、ご一読くださいませ。
2015年1月21日 |
カテゴリー:雑誌掲載・DVD
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