“水の上の感覚”って、実にいいものですよね。
凪の時、心地よい揺れに身を任せながら晴れ渡る空の下に釣り糸を垂れるって、すごく乙なものです。
私はこういう感覚も好きだから、船釣り(ボートからの釣り)も、岸釣りと区別することなく「両方を楽しもう!」とこれまで長年において取り組んできました。
ボートロックも、今さら言うまでもなく面白い釣りの在り方です。
過日お招きいただきました被災地造船プロジェクト・第1号船完成の進水祝典の主催側からお手紙が届きました。
わざわざご丁寧にありがとうございました。
これからもさぞかしご苦労伴うものと存じますが、素晴らしい職人の技術で復興の大海原へ向かう希望の船を作り上げていってほしいものです。
さて!
お話は変わって、ここからが釣りのお話です。
過日に綴りましたロックフィッシュゲームのうち、アカハタゲームやキジハタゲームの中でも活躍しているフロロカーボン製リーダーのシーガー「グランドマックスFX」。
●駿河の海で、会いましょう。(3)
http://www.pros-one.com/blog/?m=20140922
●駿河の海で、会いましょう。(4)
http://www.pros-one.com/blog/?m=20140924
●駿河の海で、会いましょう。(5)
http://www.pros-one.com/blog/?m=20140925
●行こう!キジハタの海へ。~Vol.3~(1)
http://www.pros-one.com/blog/?m=20141112
●行こう!キジハタの海へ。~Vol.3~(2)
http://www.pros-one.com/blog/?m=20141113
●行こう!キジハタの海へ。~Vol.3~(3)
http://www.pros-one.com/blog/?m=20141114
<※以上、過去の綴りより。「タックルデータ」項目ご参照>
「グランドマックス」はその名の通り、フロロカーボンラインのパイオニアメーカーであるクレハ合繊社の中でも最高峰の位置づけとなるフロロカーボンとして釣りジャンルを問わず広く知られるところ。
カテゴリー的には一応、ハリスとして販売されていますが、ルアー釣りにおいてはハリスの部分に相当するリーダーとして最適であることから、私も「ここぞ!」という時に出番が多いリーダーです。
歯の鋭い魚や想定平均値よりも大きな魚が掛かる可能性がある場合にはこのリーダーの持ち味が最大限に活きます。
アイナメやソイならまだ安心なのですが、アカハタやキジハタのようなハタが相手になるロックフィッシュゲームではハタ科特有の鋭い歯(牙)でのライン摩耗がいつも以上に気がかりになるのでグランドマックスシリーズの出番も自然と増えます。
やはり、「更なる安心感」と「高耐久性」を手軽に得られるからです。
ちなみにメキシコとの国境の街・アメリカのサンディエゴでのバードサンドバス(外国のハタです)の大物を獲った時にもPEラインと結束するリーダーにグランドマックスFXの5号(20lb相当)を使用していました。
そんなグランドマックスFXですが、来月からリニューアルされます。
新しいパッケージがこちら!
皆さんにはいち早くお披露目ということで今回のご紹介です。
近年ではロックフィッシュゲームの釣り方も進化し、いつまでも同じ釣り方ばかりでは通じなくなってきているのも確か。
オカッパリでは特にそうですね。
ベイトリールも、スピニングリールも、そうなのですがフロロカーボンライン直結による「近距離の釣り」や「水深の浅いシャローの釣り」だけではカバーしきれない状況って思いのほか多く存在しています。
そのような経緯もありロックフィッシュゲームにおいても、ベイトタックルでのPEライン導入における遠投目的、高速フッキングのための即掛け目的、ディープ攻略のためのベイト(タックル)PE戦略、圧倒的な飛距離を叩き出す長尺スピニングロッドを用いたロングスピン釣法と、PEラインの使われ方も多様化し、その需要はますます伸びています。
そんなPEラインとのコンビで活躍するフロロカーボンリーダー。
万が一、根に擦れても急激な劣化を抑えつつ、耐えつつ、白濁しにくいグランドマックスFX。
PEラインを使う機会がありましたら、こちらもぜひリーダーとして「ここ一番!」という時ほどお試しください。
2014年11月19日 |
カテゴリー:製品情報
★プロズワンからのお知らせ★
PUBLISHINGページ【雑誌・本】に「ロックフィッシュ地獄Ⅹ」を追加致しました。
2014年11月18日 |
カテゴリー:雑誌掲載・DVD
今日は月曜日。
また一週間の始まりです。
ん?今週は…オーナーばり会議があったような…。
さて、本日は各地の皆さんから続々と情報が寄せられていますのでご紹介していきましょう。
★声優の菅原正志さんも足繁く通う、アカハタロックフィッシュゲームでお馴染み、静岡県「ふじなみ丸」若船長の伸さんよりシューティンウェイSWS-702Lスイミントレーサーでのタチウオの釣果!
駿河湾のタチウオ釣りは全国的に知られているほど有名ですよね。
最近ではライトジギングやワインド、ソフトルアーのジグヘッドリグの他に、マダイのひとつテンヤゲーム大流行からの流れで「サーベルテンヤ」釣法も流行ってきているとのこと。
サーベルテンヤ=タチウオのひとつテンヤの釣りですよね。
専用テンヤ(かなりジグヘッド風)はこういったものを使うそうです。
「ワインド専用ジグヘッド」と「ひとつテンヤ」に使うテンヤを合わせたような感じもしますね!
釣り方を聞いてみたところ、駿河湾では水深50m前後ところにアンカーを打って、サーベルテンヤは25~30gをメインに使うそうです。
釣りの時間は夜なのでナイトゲーム。エサにはサンマやサバの切り身がいいとのこと。
テンヤの釣りってロックフィッシュゲームでいうジグヘッド釣りに凄く近いんですよね。
だからロックフィッシュゲームが好きな人は、たいていハマってしまいます。
サーベルテンヤでのタチウオ釣り、私も行ってみたいです。
★青森県の中田君は磯ロックでのクロソイの釣果。
デイゲームのオカッパリでのクロソイは1尾、1尾が貴重ですよね。
クランクシンカー5/8ozテキサスリグをシューティンウェイSWC-802EXHスキップランで遠投しフリーフォールでヒットさせたそうです。
いかつくも見事な魚体は岩礁カウンターロック2/0+ガルプSWダブルウェーブ3”を大口でがっぷりと咥えています。
クランクシンカーはスローフォールする特徴を活かしフワフワとゆっくり漂うことが容易なのでソイゲームには最適です。
夜は、ツツイカ系ライトエギングにも対応するシューティンウェイSWS-702Lスイミントレーサーでエギングし、テクビイカ(手首イカ)釣りを満喫されたそうです。
ちなみにテクビイカっていうのは地方名。
イカは地方によって正式名称とは異なる名前で呼ばれているケースも多いので面白いです。
「マイカ」とか「マルイカ」とかもそうですよね。
この場合のテクビイカは青森方面でよく耳にする言葉ですが、私の知る限りでは「正式名称:ヒイカ」のことを指しているのではないかと思われます。
★渡辺君は宮城県の県北でのベッコウゾイの釣果。
港・磯・ボートとすべてのシチュエーションでのロックフィッシュゲームに取り組む渡辺君。いつかはウサギアイナメが目標ということですが、この春には北海道のクロソイ、夏には新潟県のキジハタにもご一緒しました。
シューティンウェイSWC-722EXHブラインドサイトで獲ったベッコウゾイは本人自己ベストだそうです。
盛り上がるような背ビレ、下目の具合がとてもかっこいい表情をしていますね。
おめでとう!
★東京湾の釣りのエキスパート・「湾奥遊園地Ⅱ」主宰の澤村さんもメバル・カサゴ・アジを楽しまれています。
http://wanoku-u.cocolog-nifty.com/blog3/2014/10/index.html
「メバ・カサ・アジング便」、リレーでやったら面白そうです!
元々バスフィッシングにおいてもテキサスリグ使いの澤村さんだけに激戦区・東京ベイリアのカサゴもテキサスリグで大攻略!
「今度、こっち(東京)来たらカサゴテキサス一緒にやろうよ!」とのお声掛け、大変ありがたいです。
(今夜すぐにでも参上したいところですが…)
いずれの釣りもすぐにでも釣り場に飛んでいきたい次第ですが(笑)、それはさておき、会議資料作りに取材対応もあるため、今日はこのへんにて。
天候と足元にはどうぞお気をつけて、寒に向かいつつあるフィールドを満喫してまいりましょう。
2014年11月17日 |
カテゴリー:その他
本格的な雪の季節を迎えた北海道に引き続き、本州も厳しい寒さとなっていく日本列島。
先日、コカマキリを発見。
この時期になると「これが今年最後の出会いかもしれないなぁ」と思いながらその都度、昆虫をじっと観察してしまいます。
私の子供の頃は空き地というのものも多く、野原も沢山ありました。
オオカマキリやウスバカマキリ、トノサマバッタ、クルマバッタもよく見かけたものです。
トノサマバッタと共に近年ではめっきりと見る機会が減ったカマキリ。
中でもコカマキリは小柄でかわいらしいので幼少の頃から好きな虫でした。
コカマキリは本州以南の生息とされているので、北海道在住の方は現物を見たことがない方も多いかもしれませんね。
オオカマキリのような大迫力はないですが、色が地味で控えめなのも何だか好きです。
出会えると童心が蘇り、うれしくなります。
カマキリは冬を越せません。
全う(まっとう)する命、もう少しでお別れの時-。
少しでも長生きしてほしいから、ストレスを与えないためにも触らず、そっと観察。
お話は変わりますが、東北地方も晩秋~冬のロックフィッシュの好期となりました。
それに合わせて今月21日の金曜日(来週ですね)にリリースされる釣り雑誌「SALT WATER2015年1月号」(地球丸)では「考えるロックフィッシュゲーム スピンオフ企画」として、今回はアイナメ・クロソイ・ベッコウゾイ狙いにおけるロックフィッシュゲームでの“魚の習性から考えるリグ作り”について、原稿執筆・解説を担当しています。
テキサスリグ、アンカーリグ、直リグ、ジグヘッドリグ、オフセット式ジグヘッドリグ、ダウンショットリグ、スプーンリグ、スコーンリグといったバリエーション豊かな8つのリグが登場します。
スコーンリグはご周知の通り、フットボールラバージグにシャッドテールワームをセットしたスイミング系リグとして、滋賀県琵琶湖でのバスフィッシング発祥のリグですが、ラバーの抵抗でジグヘッド単体以上にリグ全体のフォールスピードを遅くすることが出来るため、フォーリングの最中に喰わせなければならない種類の根魚には有効なことが多々あります。
クロソイゲームでは、現在とりわけ大注目のリグ。
ちなみにロックフィッシュゲームの場合では水押しよりもビジブル(視覚)に訴えるケースも多いのでそんな時にはシャッドテールワームの代わりにスコーンリグにはカーリーテールワームをセットして使うことも多いです。
中でも、ベロベロベロ~とダルい動きが特徴のパワーベイト/パルスワーム6インチはスコーンリグとの相性が抜群で、かなりのスローフォールを実現してくれるだけでなく、フッキング性はテキサスリグよりも遥かに優れているので浮いた状態のクロソイの大物を狙う時などは好んで使っています。
ベッコウゾイ編・カサゴ編・アイナメ編・キジハタ編……とご好評頂いているシリーズ「考えるロックフィッシュゲーム」企画のロゴも今号ではSALT WATER誌さんに作って頂きました。
根魚釣りも、ウインターベストシーズンに突入。
日頃の釣りのご一考にお役立て頂ければ幸いです。
2014年11月15日 |
カテゴリー:雑誌掲載・DVD
移動した先は、ややディープな根掛かりのないハードボトム。
ここであれば、再びテールスピンジグを投入出来る。
根がかりせずに快適に操作する最中、またしてもキジハタがヒット!
テールスピンジグは本来、狙う魚がフィッシュイーターであれば万能的に使える非常に優れたルアーだ。
現在はキジハタゲームでのテールスピンジグの使い方、とことん追求しています。
この魚を真剣に狙う上でデイゲームでのディープ攻略にはワーム以上の効果を発揮することも特別珍しいことでもありません。
いずれも浮かせて喰わせるのがコツ。底を意識し過ぎると逆にキジハタの視界からルアーの存在が外れてしまう可能性がある。
そのため、キジハタ狙いのルアーでは底べったりを細かく探り続けるよりも、底から浮いた状態を長く維持することに努めたい。
このあたりはソイ(ムラソイを除くクロソイ・ベッコウゾイ・マゾイ・シマゾイ)の釣りにも同様のことが言えます。
ハタを釣る場合にはこれらソイのレンジよりも更に上の方までルアーを持っていくことが多いです。
ハタはソイ以上に遊泳力を持っている魚だからです。
釣りの終盤、これまでの強風が止むと海は瞬く間に静かになっていった。
これから釣りを出来るのであれば最高のコンディションへ向かっていくのだろうが、あいにく納竿の時間を迎えた。
最後に船上を沸かせたのは照山さんのクロソイ51センチ。
ガルプSWパルスワーム4”(カラー:ホワイトグロー)のジグヘッドリグを浮かせて誘いをかけた成果だ。
やはりソイには白!のワームは効果テキメンですね。
こうしていよいよ釣り終了の時間を迎えた。
帰港の頃には沖合の天候はすっかり回復。
がしかし、逆側を見れば…本土の方は集中豪雨に見舞われている模様。
分厚い黒い雲が局地的にかかって、集中的なゲリラ豪雨となっているようだ。
雲が抜けるのを待って洋上待機し、無事に帰港となった。
それでも船中5名のうちキジハタを手にした3名が各自3尾ずつのキジハタをキャッチすることに成功した。
キジハタゲームに理解あり、同時に詳しい船長のお話ではこのエリアで1日あたりの釣りうち、船中9尾のキジハタの釣果は良いとのこと。
ここは山形県。
緯度的に考えれば元々、安定した生息密度が確認されている北限が新潟県であることを考えれば上等だろう。
「生息密度」という観点では新潟県と山形県のキジハタの魚影の差は確かに感じる。
が、それでも東北各県において少しでも近い距離でキジハタが釣れるという事実はこの魚を狙ううえで大きなアドバンテージでもあるし、狙える大きさの上限としてはキジハタの本場である西日本とあからさまな遜色はないので、山形県は山形県でのキジハタゲームが今後もきちんと進んでいくことを期待したい。
かつてより北陸から九州まで広く生息するキジハタ。
そして今や、東北の日本海側の山形県・秋田県もそのフィールドに加わった現在。
デイゲームも。
ナイトゲームも。
「キジハタを狙って釣る」というロックフィッシュゲームは今後益々進化を重ねていくことだろう。
北のアイナメ・ソイと双をなす西のハタ。
東西南北、「ロックフィッシュゲーム」という共通の括りでいま一度、結ばれようとしている。
タックルデータ
■スピニングタックル(テールスピンジグ用)
●ロッド:シューティンウェイSWS-702Lスイミントレーサー
●リール:ステラC3000HG
●ライン:シーガーTENYA0.8号
●リーダー:シーガーグランドマックスFX 5号
●スナップ:カルティバ クイックスナップ♯2
●ルアー:テールスピンジグ20g~32g
●インナー:リトルプレゼンツ/ウェットトップ
●Tシャツ:プロズワンオリジナル“控えめ”TシャツLIMITED
●ヘッドウェア:リトルプレゼンツ/ストリームレインハット
●偏光グラス:ZEAL OPTICS Vanq
●偏光レンズ:TALEXアクションコパー
★山形県酒田市ボートロック船宿
■シルバースノー(小野船長)【受付番号090-2361-5967】
2014年11月14日 |
カテゴリー:釣行記
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