北海道の中村さんよりロックトランジットRTS-962H“ロングスピンキャスター96”+デプス×プロズワン デスアダーカーリー5”「♯05ケイムラクリアホログラム」カラーでのヒラメ釣果情報をお寄せいただきました。
「今回はRock Transit RTS-962H“Long Spin Caster 96&デプス×プロズワン デスアダーカーリー5インチでの釣果報告をさせていただきます。
港にて、いつもの様にソイを狙っていましたが港内側で釣れてきたのは・・・。
約80cmのヒラメでした。
Long Spin Caster 96のパワーのおかげで、大型ヒラメの強烈な引きにも負ける事無く、しっかりとヒラメを浮かせてくる事が出来ました。
ワームもデプス×プロズワン デスアダーカーリー5インチ(カラーは♯05ケイムラクリアホログラム)で釣る事が出来て嬉しかったです。
次回は大型ソイが釣れる様に頑張ります。」
ロッド : PRO’S ONE Rock Transit RTS-962H“Long Spin Caster 96”
リール: SHIMANO STELLA 4000MHG
素晴らしい釣果おめでとうございました。
驚愕の釣果、港のオカッパリからの座布団ヒラメは本当に凄まじい迫力です。
夜ヒラメを狙うヒラメハンターたちがこぞって愛用する「♯05 ケイムラクリアホログラム」カラーでのヒットもうなずけます。
デスアダーカーリー5”はテールが伸びきった状態での“なびきアクション”が、ちょうどオオナゴのイメージでご使用いただけますので道内のヒラメ・ソイ狙いにもピッタリのアイテムともなっております。
今後も素晴らしき釣果に恵まれますことお祈りしております。
2018年7月6日 |
カテゴリー:その他
こちらの箱の中に入っているのは昨年から取り掛かっている開発品。
何度も何度も作り直していますが、今回もまた最新プロトが完成。
すべて手作業、「魂」入ってます。
普通に釣りを楽しむ分には釣果実績多数で一定のレベルに達したアイテムは製品化しても釣具メーカーとしては問題ないとは思うのですが、“ロックフィッシュにはとことんこだわるプロズワン”として追求したいところは【普通に使えるスペシャルな性能】です。
このスペシャルな性能というのは、限られた一部の人だけが使いこなせるスペシャルな性能ではなく、『誰もが使いこなせるスペシャルな性能であること』がプロズワンが日頃探求している至高の目標。
それには時間と労力、更には開発費もかさみますし、その中の半数以上のアイテムは残念ながら製品化されずにお蔵入りしてしまうのですが、そこは専門メーカーの技術屋として、きちんと整ったアイテムだけを厳選して製品をリリースする過程に徹しています。
事実、製品が投入される前から名前が一人歩きをしてしまった「ロングスピンキャスター96」(ロックトランジットRTS-962H)などはメディア初露出から3年もかかってようやく発売に至っています。
製品まだ売ってないのに3年もの間、ロックフィッシュアングラーの皆さんの多くが知ってくれていたロッドですよね。
だけど、そこが重要なんです。
すごく注目されているから今のうちに発売してしまおう!とは少なくとも私は思わなかったです。
製品としての存在意義が明確なものでなければ「プロズワン製品」としては出さない、という徹底の姿勢を貫いた結果の3年間を要した研究期間でした。
そういうところまで突き詰めた極みアイテムだけが、プロズワンの冠(かんむり)を与えられ、正式に製品化の道を辿ることができます。それがプロズワンでの企画・開発・検証(フィールドでの検査)・製造です。
ロックフィッシュゲームについては常に勉強しています。
全国のフィールド事情それぞれを把握し、国外にも目を向け、同時にご当地それぞれの釣りも大切にしているプロズワンでは最終的にすべての製品を監督する小生自身も都度フィールドに足しげく通い、ときにはご当地の釣り名人、ご協力いただける熱心な釣り人の皆さん達と細かいところまで意見をすり合わせながら開発品を微調整していく作業もおこないます。
プロズワンの場合には、携わっていただく釣り人さんには釣りの技術はさほど重要ではなく、それよりもそのターゲットに対する研究知識や意欲・情熱、想い入れの強さ(熱量)の方が大切と考えています。
経験の差はあっても、その魚を釣ることへの熱量の差はさほどないという関係の方がお互いに幸福感を感じながら釣りに取り組めるでしょうし、プロズワンとしては理想だからです。
※
今回も予定していたテスト釣行がこの一連の台風7号の影響で一昨日から組まれていたテスト計画が中止に。
交通も、宿も、全部キャンセルせざるを得なく、対応に追われました。
釣行は2ヶ月以上前から立てていただだけに、またしても予定が総崩れ。
先週は先週で別件のロケが悪天候で延期になっています。
本来こなすべき今週の釣行日程がすべて取りやめとなったため、送った荷物一式がただただ現地に行って戻ってくる残念感はありますが強風、ウネリ、雨、と台風に伴う天候を考えると致し方ありません。
ロケはロケでソロワークとして最低限の必要分だけはこなさなければなりませんが、社内アイテムもフィールド検証すべき開発途中品を多数抱えているのでまた出直しますが、今回は相当イイ線までようやくたどり着いたので個人的にも残念でした。
この白い箱の中には、いつしかの根魚釣りの未来が詰まっている。
見ているのは「今」ではなく、その先の未来。
5年後、10年後、20年後のロックフィッシュゲームです。
こうして小さな一歩でも先駆の種を撒いて、その土台さえ私がきちんと作って残してあげることができていければ、自身がとうに役目を終えているいつしかの時代のロックフィッシュゲームの世界においてもー。
その時代のニューリーダーたちが、その昔に私の撒いた種を叩き台として新しい息吹を吹き込み昇華していってくれたらいいなぁ、いつもそんなふうに前向きに考えています。
こんな理想はドラえもんに託すしかありませんが(笑)、もしも願い叶うなら今の私が50年後にタイムマシンに乗って行って、その時代のロックフィッシャーと一緒に並んで楽しく釣りをしてみたいです。
道具も、技術も、更に進んだ50年後のロックフィッシュゲームの最前線に身を置いた未来の釣り師に私など遠く及ばないと思います。けれども夢と情熱だけは唯一負けない(笑)。
そんな冗談はさておき、新旧の根魚釣り師が時代を超えてもしも一緒に釣り竿を振ることができたら、それはそれはきっと素敵なことでしょう。
紫(シューティンウェイ)は、私の夢の色をあしらいました。
そして今のこの青(ロックトランジット)は、果てしなき空と海を想像した未来の色です。
貴方様のお手持ちのロックトランジット。
その下に、何と記されていますでしょうか。
時代は変わっても、“シューティンウェイ”はちゃんとそのブランクに宿っています。
こういう演出も、私の粋なイタズラです(笑)。
未来人に託す、小さな財産を少しでも多く残してあげたい。
歴史を紐解けば、こういうロッドがかつてあった!
こういうルアーも存在していた!
こんなシンカーまであった!
それだけでいいんです。
それらを簡単に申せば、「ロックフィッシュゲームそのものがより良いものになってほしい」という一言に尽きる。
ただ、それだけ。
この箱の中も、まさにそんなところ。
Dream&Passion.
根魚に本気のプロズワン!って、そんな研究者魂の工房なのです。
これからも「ロックに本気!」・「根魚が好きで好きでたまらない!!」方々のお手元に添えていただけるような良きパートナーであり続けられれば幸いです。
全国的に荒天となっておりますが皆さんも台風や低気圧の動向には常に注意を払い、引き続き安全に楽しい夏の釣りを満喫くださいね。
2018年7月5日 |
カテゴリー:釣行記
週末の東北新幹線JR東京駅を下車すると、熱気がムンムン。
重いビジネスバッグを持ち、歩いているだけで汗だくになります。
さぁ、真夏のはじまりですね。
季節は7月、文月。
私の最も好きな季節の到来です。
一年で一番パワーが出ます。
水無月である先月は、数多く予定していたロックフィッシュ釣行が軒並みに中止に…。
梅雨の低気圧による荒天、台風、大雨、豪雨後の激濁り、ウネリ高…。
磯も、ボートも、堤防も、根魚を狙った釣行はほとんどがお預けになる事態。
その反面、充実したのは海ほど天候に左右されにくい内水面。
行く先々でのフレッシュウォーターの釣り、でした。
根はただの生き物好き・魚好きな性分なので、釣りをする場所が海水であろうが真水であろうが本来は関係なし。オフィシャルかプライベートかだけの違いです。
この際だと思って、童心に返って無我夢中で魚を追いかけた6月でした。
プライベート釣行が充実すると、オフィシャル釣行にも取り組みの意欲がますます湧いてくるもの。
渓流から湿地帯まで、それぞれの主のようなスペシャルな存在に出会えてうれしいものでした。
あとは秋になったら、ヘラ釣り(へらぶな釣り)ですかね~。
太公望の世界では多くの河川で鮎釣りが解禁にもなる七月。
この風情、大好きです。
6月も中旬に差し掛かると、ギンヤンマやナツアカネ加えチョウトンボ(蝶とんぼ)の姿も度々、目にするようになりました。
そんなときは釣り竿はそっと置いて、カメラでじっと撮らせてくれる瞬間を待ち構えるのが最近は楽しい(年齢か!?)。
たいそうな望遠レンズではないため、私自身が被写体に近づく必要があります。
たいていのトンボはそれで逃げてしまいます。
だから、こういう写真は虫が私の存在を許してくれたときだけ、その一瞬だけ撮れる写真です。
さて、今月も一歩ずつ確実に歩みを進めていきます。
ズン、ズン、ズン。
水辺で過ごす、夏の日を。
盛夏ー。
皆さんも良い夏をお過ごしください。
2018年7月2日 |
カテゴリー:釣行記
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ。
葉緑の絨毯(じゅうたん)の優しい感触が伝わる。
休日は昼下がりの午後、釣り竿片手に風を掻き分けて歩く気持ち良さを感じていたー。
※
「風の向こうにあなたを感じた日」。
※
大海から母川へと帰還を果たした桜鱒(さくらます)と同じ流れで育った仲間は、実にバラエティーに富む。
本流から支流に入り、さらに小水路にわけいること、人類が築いた文明の要塞をくぐり抜けたその先の小宇宙こそ、今回の物語の舞台。
魚へんに念と書いて、読みは『鯰』(なまず)。
古来、この国には鯰に関する歴史や言い伝えが存在する。
そんなミステリーフィッシュであるキミもまた私にとっては、偉大なるスターなんだ。
今日は冒険だ!
輝かしい水面は清々しいまでの夏色を映し出している。
ナマズ探しの釣り旅は、いつの時代も大冒険になる。
一歩踏み出せば、永遠の少年が釣り竿をブンブンと振り回しているわけだから、はたから見ればおかしくもある。
それにしても、だ。
水無月の午後の水辺は、生き物たちの躍動感に溢れていた。
ちょっと気になる蛇の視線。
その視線の先に、何を見ているのだろうか。
豪邸を背負う蓑虫(みのむし)。
ノシノシと大迫力でレンズに迫るゾウムシ。
俺と撮ってくれ、と言わんばかりにポーズをとるアマガエル(両手に注目!)。
日なたぼっこ中のアメリカザリガニ。
未来?を見つめるアオダイショウ。
生き物との適切な関わり方を知ってさえいれば、相手にも安心は伝わる、というのもの。
自分より小さな相手にだって、敬意は必要なのだ。
生き物と人間のしかるべき距離を保ち、許してくれるギリギリまで挑戦してシャッターを切る行為が最近はめっきり楽しくなった。
カメラひとつでゾウムシは宇宙から来たエイリアンにもなるし、アマガエルはまるで知っているあの人のようにも擬人化して見えてくるから滑稽である。
身近な自然に目を向けることで、人生はこんなにも鮮やかさを増すことを長きに渡る釣り経験から学んできた。
ポコ、ポコ、ポコ………。
お気に入りのルアーが気持ち良さそうに凪いだ水面を走る。
ドォッパァーン!!
静寂を守る水面に、突然爆発が巻き起こった!
ぬん!!
待ってた、よ。
キミは、この小宇宙の主だもんね!
出逢えた充実感。
桜鱒同様、私の大切な友人である鯰(なまず)。
そして偉大なるスター!
夕方が迫ってきた。
どうやら、かなり遠くまで歩いて来てしまったようだ。
進んできた道を引き返すか、あるいはもう少しだけ…この先のまだ見ぬ水域まで進むのか、ふと立ち止まって風にその先の未来を仰いだとき、なつかしい声が聞こえてきた。
さ、帰りすぺ。
「えっ!?」
誰もいないはずの一人の空間、私はびっくりして思わず声をあげてしまったのだ。
それもそのはず。
確かにこの耳で聞いた声は今は亡き我が師。
二年ぶりに聞いたその声は、そよ風が黄泉(よみ)から運んだ幻聴だったのかもしれない。
けれど、私には確かに聞こえたのだ。
33年間も慣れ親しんだ声だもの、しかとー。
ふいをつかれたなつかしい声に、偏向グラスの奥の瞳からは一滴の雫が流れ落ちた。
じいさん、一緒に来てくれていたんだね。
その昔、祖父に連れられて歩いたこのなつかしい道を私は歩いていたー。
んだね!
一緒に、帰りすぺ。
※
世の中って、不思議なことがあるものなんですね。
先月末に三回忌の法要を終えた祖父のなつかしい声が、空の上から吹き降ろしてきた風に乗って私の耳元まで運んできてくれたようなんです。
人様に説明する際には、幻聴という例えでしかできないけれど、私にはそれは幻聴ではないことは確かに分かった、不思議体験。
心あたたまる懐かしい思い出が蘇るものでした。
鯰が暮らす水辺は例えようのない異世界との境界線でもある…ような気もしています。
先日体験した実話を、本日は物語風に綴ってみました。
2018年6月30日 |
カテゴリー:釣行記
宮城県の竹花さんよりロックトランジットRTC-922EXH“ロングベイトキャスター92”でのシーバス釣果情報をお寄せいただきました。
「新規に購入したロックトランジットRTC-922EXHロングベイトキャスター92で2度目の釣行に行って来た報告をさせてもらいます!
今回は天気等の状況があまりよくない中での釣行になったのですが、ロングベイトキャスター92はしっかりと仕事をしてくれました!
始めは磯ロックでのアイナメ・ベッコウゾイ狙いで釣りをしていたのですが、状況が悪くロックフィッシュの反応がイマイチでした。
磯の雰囲気的には磯マルが出そうな感じだったので、テキサスリグからシーバスプラグに結び替えて、数投のキャストで早々に力強いバイトが!
磯マルだと確信してファイトをしましたが、ロングベイトキャスター92の力強さで不安無く確実に寄せることが出来ました。 キャッチ出来た初の磯マルは、74センチでした!
ロックフィッシュだけではなく、磯マルもしっかりと狙って獲れるロングベイトキャスター92を使ってこれからも安全に沢山の魚を釣っていきたいと思います!
次は本命のロックフィッシュで釣果報告出来るように頑張ります!」
素晴らしい釣果おめでとうございました。
ロックトランジットシリーズは今後のロックフィッシュゲームの未来を見据え、ソフトルアーだけなくなくハードルアーの領域まで扱えるように設計した「乗せ動作」と「掛け動作」両方を可能とするブランクで、その過程でプラグを扱った局面にも追従できるシステムロッドシリーズでお届けしております。
堂々たる風格の見事な磯シーバス。
今後も素晴らしき釣果に恵まれますことお祈りしております。
2018年6月29日 |
カテゴリー:その他
« 前のページ
次のページ »