ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

イベント情報

★プロズワンからのお知らせ★

キャスティング石巻店にて「佐藤文紀1日店長」イベントが開催されます。

■開催日時:2013年11月10日(日)

■開催場所:キャスティング石巻店

      〒986-0861 宮城県石巻市蛇田字太田切21-2

      電話番号 0225-92-0171

■開催時間:12時~18時

■特典につきまして

特典その①:来場者先着20名様にプロズワンオリジナルステッカーをプレゼントいたします。

特典その②:当日、プロズワン商品および佐藤文紀関連商品を総額3000円以上お買い上げの方に(※先着20名様限定。無くなり次第終了とさせて頂きます。)にプロズワンオリジナルネックウォーマーをプレゼントいたします。

特典その③:当日、プロズワン/シューティンウェイをお買い上げで、上記プロズワンオリジナルネックウォーマーと更にプロズワンオリジナルニット帽をプレゼントいたします。

■イベント詳細はこちら→http://castingnet.jp/wp-content/uploads/2013/10/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e.jpg

 

皆様、お誘い合わせのうえぜひご来店くださいませ。

台風に翻弄される今秋

台風連発でいったいどうなっているのか、日本列島。

週末ともなれば頻発する台風の通過に伴い、秋の行楽シーズンにも関わらずイベント関連は中止や延期が多く、レジャー産業にとってはあまりにも打撃の大きい今秋。

レジャー産業の中でも「釣り」というジャンルが含まれるアウトドア産業は軒並みに困り果てている状況が続いています。

先日の台風26号の余波が収まらないまま、次の27号、更に28号まで続いています。

前回の26号による台風被災地の方はもちろん、今後の台風の影響が特に大きく懸念される地域の方々はくれぐれもご用心下さい。

 

10月もそろそろ終盤―。

季節は着実に冬へと移ろいでいます。

多くのフィールドでは各地でハゼ釣りの好機を迎えています。

現在発売中のSALTWATER誌の連載「サカナサク、海の旅。第7回宮城県東松島~女川」内でも触れていますが、【秋】という季節だけに天候に恵まれた際には波の穏やかな釣り場でマハゼを狙うのも乙なものです。

この釣りは「ニッポンの秋の風物詩」とも言える釣りの一つではないでしょうか。

エサ釣りではもちろん、集魚効果の高いワームを使うことでルアーフィッシングとしても楽しめるハゼ釣り。

ワームで狙うマハゼ釣り。皆さんもぜひ。

写真の通り、この時は1/8ozジグヘッドにガルプSWファットサンドワーム4”をセット。ハゼ狙いでは同ワームの色は「ナチュラル」と「カモ」の2色あれば、個人的にはそれで十分。

リグの着底後、速攻で喰ってきたので一撃でフッキングしました。タックルはロックフィッシュ用のライトアクションのスピニングロッドでも、メバルロッドやアジングロッドでもOK。極め付けは、魚さえ岸近くにいるのならノベ竿を使うスタイルでも味わい深い釣りが堪能出来ますよね。

この時は、1本で万能的に扱えるスイミントレーサー(シューティンウェイSWS-702L)にPE0.6号の組み合わせでした。

ハゼ釣りの盛んな宮城県石巻市万石浦での一コマになります。

 

来月ともなれば北国、北海道や東北は冬の色を纏う季節に。

風も強く、海は荒れる日も多くなる時期ですが、天候が落ち着いた日には「ロックフィッシュゲームの冬の陣」が展開されることでしょう。

近況では北海道日本側の積丹半島の磯でスポーニングに伴うアイナメ(アブラコ)の岸寄りも始まっていますので、東北地方も間もなく本格化の見込みです。

特にアイナメの産卵は【緯度の高い地域から順に南下】してくるので、北海道の情報を知っていると東北での動向もおのずと掴みやすいですよ。

海は繋がっていますからね。

アイナメ狙いの場合にはぜひ参考にしてください。

 

更にエギングも熱く、同じく積丹半島の磯ではスルメイカ(道内ではスルメイカのことをマイカと称することが多いです)が爆釣し、足繁くフィールドに通い「ロックに!エギングに!で身体がもたない!!」と北海道の釣り仲間たちが言っておりました。

景気良い話を聞くとテンションも上がりますね。

これからの季節、北国のエギングで釣れるイカはスルメイカからヤリイカに切り替わる頃合いです。

ちなみに過日、瀬戸内海でテレビロケをしていましたが、私はキジハタ狙いだったのですが周囲の堤防はアオリイカ狙いのエギンガーだらけ。堤防もイカの墨跡が凄かったです。なんせ偏光グラスをかけてサイトしていると、ふら~とアオリイカが泳いでいましたから。

ワームバッカンの隙間にこんなこともあろうかと…エギを隠し持っていたので(実は密かに狙っていた!?)、少しだけエギングを試みようとしましたが「佐藤さん、まずはきっちり自分の仕事しようか!」とテレビ局のプロデューサーに“笑顔”で止められました(涙)。

イカの話で思い出しましたが、震災前は今頃の時期になると南三陸町(宮城県の旧・志津川町~旧・歌津町)にオカッパリでヤリイカのエギングに行っていたのを思い出します。

緯度の低い地域ではヤリイカと言えば深場の対象魚となりやすいため船釣りがメインですが、北国では沿岸のオカッパリで狙って釣れる釣りものです。

三陸沿岸はこれからがその季節。

北海道のようにパラソル級の大型ヤリイカ狙い!!までとはいかないまでも、宮城県や岩手県の晩秋~初冬は夕方~夜になるとヤリイカが接岸するので堤防からも狙える釣り場もありました。

被災地の夜釣りということもあり、震災後の今となっては気軽に行けるような雰囲気の場所ばかりではありませんが、エギングとロックフィッシュゲームのダブルヘッダーで釣りに行っていた時代が今ではなつかしい光景として、ふと思い出します。

 

さぁ、来たる本格的な寒さに備えつつ、これから再び盛期に突入する元気な魚達に逢いに行きましょう。

まずは今後の台風にはくれぐれもお気をつけください。

「ロックフィッシュ地獄Ⅸ」発売

★プロズワンからのお知らせ★

別冊つり人「ロックフィッシュ地獄Ⅸ」(つり人社)が10月23日(水)に発売されました。

 

[特集1]激アツ!ニッポンのロック島

■佐藤文紀の原点はこの島に 三陸の至宝は健在なり! 宮城県金華山

佐藤文紀による宮城県金華山でのベッコウゾイゲームの記事内容です。

 

ぜひ、ご一読下さいませ。

台風被害お見舞い申し上げます

先日の台風26号では被害に遭われました皆様にお見舞い申し上げます。

列島に相次いで襲来する台風の規模がこの秋は特に大きく、被害も甚大になるケースが続いています。現在も台風27号、28号が続いて接近中です。

震災後の被災地と変わらない変わり果てた様子をニュースで見るたびに心が痛みます。

本来、秋晴れとなれば絶好の行楽シーズンとなるのも秋ですが、その反面、天候が崩れやすいのも季節の変わりめの特徴です。

雨量が多く地盤の緩んでいる地域では十分な警戒のうえ、河川の氾濫や海が荒れている場合などには絶対に無理をせず身の安全第一で、どうかお気をつけ下さい。

 

季節は変わりめ。台風の動向にどうかお気をつけ下さい。

私もこれから今月最後の分のロケに出るところです。

これが終われば少しの間だけは落ち着きそうです。間もなくカメラマンと合流し目的地まで走ります。

夜からの移動が少々大変ですが、明日からの天候はどうなることやら…。

秋は台風シーズン。

人知の及ばぬ自然のこと、無理は禁物です。

ロケとはいえ、安全に出来ることが絶対条件。

 

急ぎの更新になりましたが、次回は多少なりともゆっくりと―。

「SALTWATER 2013年12月号」発売

★プロズワンからのお知らせ★

10月21日(月)SALTWATER 2013年12月号(地球丸)が発売されました。

  

■連載

サカナサク、海の旅。~東日本太平洋沿岸の現在(いま)を歩く~

第7回 宮城県東松島~女川

文・題字・画=佐藤文紀

 

ぜひ、ご一読くださいませ。