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「SALT WATER 2013年11月号」、「釣り東北2013年10月号」を追加致しました。
2013年10月16日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD
ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員
豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。
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2013年10月16日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD
プライベートで釣りに行けたのは3週間前が最後。
わずかな時間でしたが、久々にヘラ釣り(へらぶな釣り)に行きました。
普段はルアー釣りが多いので、完全なるプライベートな釣りでは真逆のことがしたくなり、時々はエサ釣りに行くことも私の場合はあります。
海とは異なる純淡水、それも止水域で秋の移ろいを感じつつ、正対するウキをじっと見つめる釣りもまた日本人には味わい深いものです。
釣れたらラッキー!、釣れなくても別にOK!な感じで行くことが多いです。
最近はあまり聞かなくなりましたが「釣りはヘラにはじまりヘラに終わる」という言葉を私が子供の頃はたびたび耳にしたものでした。
いつの時代にどなたが発した言葉かは存じないのですが、この齢になって想うと「意味深い言葉だな~」と“言葉の奥深さ”というのものを感じます。
ヘラブナ釣りって単純に釣りをするぶんには手軽であっても、釣果を追及すれば「物凄く難しい釣り」ですからね。そんなに甘くない。
大の大人が夢中になってしまう要素は他の釣りに引けを取らないばかりか、それらを超越した次元の世界観すら存在するのだと、ふと思うこともあります。
さて、久々の更新になります。
というのもあっちに行ったり…こっちに行ったり…と、せわしなく動き回っていたため、やるべき仕事に集中したい時にはブログには触らないようにしています。
なので、その前に前回分UPした「シイラ&ワラサ」の大作(?)を作っておいたのです。
さぁ、今回は空の旅もありました。
たいていの場合、空港では手に余すほどの荷物を抱えてウロウロしているので無駄に目立ってしまうのが辛いですが…。
それでも空の旅は昔から好きなので、例えわずかなフライト時間でも非日常空間を味わえるのがいいですね。
さて!
SALTWATER誌の「サカナサク、海の旅。」は今月21日発売号で連載「第7回目」となり、舞台は宮城県東松島市・石巻市・女川町へと進みます。
ロケ上がり早々に原稿を執筆し入稿。デザイナーさんからあがってきたレイアウトに今度はキャプションの執筆を進めて校正していきます。
更には今月23日に発売される、ロックフィッシュアングラーのバイブル「ロックフィッシュ地獄9」のページ校正もバタバタしつつも…なんとか完了。
今回の同誌では「激アツ!ニッポンのロック島」という島の釣りに焦点をあてた特集企画です。私が担当したのは宮城県牡鹿半島の洋上に浮かぶ霊島「金華山(きんかさん)」を舞台にベッコウゾイの磯っぱりゲームを披露しています。
更に毎週連載中の釣りビジョンモバイルサイト「佐藤文紀コラム」のコラム執筆も同時に進めつつ、そして!そして!7月に放送されましたテレビ番組・BS日テレ「夢釣行」では北海道・道東は釧路/厚岸の海にアイナメの珍種「ウサギアイナメ」を追ったドキュメントも前回に引き続き多大なる反響を頂戴し、その声にお応えすべく、“更なる続編”として舞台を北のフィールドから西のフィールドに移し「西日本ロックフィッシュゲーム」を11月の放送回でご紹介致します。
今度の舞台は、時に激流渦巻く瀬戸内海!四国は“うどん県”で有名な香川県です。
ここは全国的に知られる「讃岐うどん」が名物ですからね。今ロケでも名店におじゃまして、美味しく頂きました。
経路的には大阪から神戸を通り…明石大橋を通り…徳島県を通り…香川県へ―。
“鳴門海峡の渦潮”で知られる瀬戸内海は太平洋、日本海、オホーツク海、東シナ海ともまた特性が異なる海域。ひとたび流れが強くなると水道のように水が走るので、その攻略は太平洋のウネリ系や夏のベタ凪系の日本海(※冬は激荒れですが)とも視点の違う攻め方が求められる釣り場。
太平洋、日本海、オホーツク海、東シナ海、瀬戸内海とこれまで色々な海で釣りを経験しましたが、現地の気候や釣りに伴う地域差は魚釣りをしていてダイレクトに実感するわけですが、今回もご当地ならではの旅感や風土、名産、産業、食文化などの【釣りに伴う素晴らしさ】を番組を通してお伝え出来れば幸いです。
という感じで連日、集中して尽力していたわけなのですが、その間に「最近ブログが更新されていませんが生きていますか?」なる連絡が多くなってまいりましたので(汗)、まずは取り急ぎ本ブログを持って―。
現在、「10年に1度」とも報じられている大型の台風26号が接近中です。
被害が出ないことを祈りつつ、明日、明後日にかけて日本列島を一気に突き抜けていく予報ですので、皆さん台風の進路・動向には、どうかくれぐれも十分にお気をつけ下さい。
2013年10月15日 | カテゴリー:その他
キャスティングで仕留めたシイラ。
ペンシルベイトに猛然と襲いかかる、激しい出方でした。
ジギングで仕留めたワラサ。
80センチちょいの5キロ超えなので引き味も◎です。
キャスティング!!にジギング!!
大海原に繰り出し、時には力と力がぶつかり合う、豪快なソルトウォーターフィッシングの世界。
そんな今回は「青物」のお話です。
今年は黒潮の蛇行が報じられ、北海道の道東海域でクロマグロの豊漁が伝えられる一方、冷水系のサンマの南下が遅れ主要港の水揚げに大きな支障が出ていたわけですが、それだけに当初は全体的に日本沿岸の水温が高いものと予想され、事実5月から仙台湾ではヒラマサ・フィーバーが巻き起こり、このままシイラの季節に一気に突入か!?と思えば、予想外に遅れに遅れるものでした。
特に三陸の金華山沖の水温は低めに推移し、カジキ狙いのビッグゲーマーの釣況も不調、更には8月のお盆前に自身もシイラ狙いで沖に繰り出すものの、遭遇するのは決まって無数のサバとワラサだけ。シイラはまったく姿が見えず、という状況でした。
8月下旬になってようやくシイラの姿がちらほら見えてきたというので、少し時間をおいて過日、タイミングを図って仕切りなおしてきました。
9月中旬のこの日は晴天。ナギも良いものの、沿岸海域は河川から流れ出ている雨の泥濁りで濁りがきつく、相当な沖まで走らないと水の透明度が好ましくない。
水温計と照らし合わせつつ、シイラがいそうな浮遊物や潮目を探しながら沖へと走ります。
第1投目、私が投げたジャーキングペンシルに小型ながら猛然を襲い掛かりヒットに至ったのを皮切りに、「投げては移動」を繰り返しながら広範囲を拾い釣り展開。
シイラそのものの数が少ないため、遭遇したシイラは一撃で仕留めなければなりません。
その時、そこに投げたルアーの最寄りにいたシイラが喰ってくるのでサイズを選べないのが難点ですが、それでも全員まんべんなくシイラをキャッチ。
奥田さんはポッパーとペンシルで。
井上さんはトップに出きらない魚を狙い、フォローベイトとして投入したフローティングミノーで。
この日の最大のシイラは加藤さんがキャッチしたメーターオーバーのオス。
シイラ用ではなく、あえてヒラマサ用のS字系スライドアクションの特大ペンシルを投げて一撃でヒットに持ち込んでいました。
余談ながら色といい、形といい、オスのシイラは個人的には“ガチャピン”に見えてしまうのですが(笑)。
釣りをしていると、海面に大きな背ビレが見えたので一瞬「サメ?」と思って、近寄ると……
サメではなく、500キロ以上はあると思われる(船長いわく)大きなマンボウがポカポカと泳いでいました。
例年マンボウは7月頃~秋にかけて三陸沖でも多々見かけます。特に宮城県金華山沖や岩手県重茂半島の魹ヶ崎沖では見かけますね。
潮流の関係でマンボウが集まりやすい海域なのでしょう。
再び、シイラに狙いを定めると今度はマンボウではなく、本当のサメが寄ってきて目の前でシイラを襲い出します。
獰猛なフィッシュイーター・シイラといえども……相手がサメではさすがに敵いません。
弱肉強食の自然の定めが目の前で繰り広げられるわけですが、こうなるとシイラは一目散に逃げるのでサメが荒らしまくった後では釣りにならなくなります。
私が例年、金華山沖で見かけるサメはアオザメ、ヨシキリザメ、シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)が多く、震災前ではありますが、やはりシイラ釣りに出た時に船の真下を巨大なシュモクザメがヌ~と泳いで行った時には……さすがに恐怖を感じましたね。
それも沖合ではなく金華山瀬戸のちょっと沖だったのでビックリしました。本来、南方の外洋に多いシュモクザメですが、こんなにも岸の近くまで寄るものなのか…と―。
いずれにしても巨大ザメの、あの存在感はハンパないです。
さて、シイラのキャスティング・ゲームを満喫したところで、今度はジギング・タイムへ突入。
ワラサを狙います。
第1投目で井上さんがキャッチ。
ヒットルアーはチャートカラーのジグでした。
続いて私にも。
色々ローテションした中でもこの日、ヒット率が高かったのは写真の通り、撃投ジグレベル180gのピンクです。フックはシングルフロント50ショート(SF-50S)の7/0。
スイベルはタフステンスイベルで接続しています。
撃投ジグレベルは「レベル=水平」の名の通り、ジャークとジャークの間に“ため”を作れるので、その時が「喰わせどころ」になります。
ラインスラックとスラックのテンションの強弱を利用すると楽に“ため”を作ることが出来ます。
このジグはジャークとジャークの間に一瞬だけピタ!と動きを止めて、水中を舞うジグが水平になる瞬間を意図的に作り出しやすいジグなのでショアジギングだけでなく、オフショアジギングでも出番は多いです。
イメージとしてはバス釣りで有名なセンコー(ゲーリーヤマモト/ヤマセンコー)のノーシンカーリグの水平フォールを思い浮かべて頂ければ、分かりやすいと思います。あれをメタルジグで演出するのです。
ヒットジグが見つかったらカラーローテーションもしていきますが、今日はナチュラル系カラーのジグにはすこぶる反応が悪く、アトラクト系カラーのジグにばかり反応が出ました。
加藤さんのワラサ。鉄ジグのオレンジカラーでヒットしていました。
ご当地ごとの定番カラーは勿論ですが、その日によって反応するジグの色に差が出ることがあるので、カラーは同じグラム数でも複数色用意したほうが良いと思います。
私はピンクの他にグローゼブラ、シルバー、イワシ、メロウド(オオナゴ)など様々なカラーを投入しましたが、今回に限っては私にはやたらピンクにばかり掛かる状況でした。他の皆さんはチャートやオレンジに当たっていました。
その後、井上さんにベイトタックルのドラグがずっと出されたままの大物がヒットし全員が見守る中でのビッグファイトが繰り広げられましたが無念のフックアウト。
おそらくワラサより大きいブリでしょう。ヒットカラーは先程同様にチャートカラーのジグでした。
奥田さんはヒラメもキャッチ。
底モノはヒラメ以外にも婚姻色に染まり始めたオスのアイナメもキャッチしていました。
北国の秋・冬のロックフィッシュシーズンもそろそろの兆候ですね。
いずれにしてもワラサはまだ群れが完全に固まっていなく散発的なヒットが多かったですが、これから10月中旬にかけてピークに達するでしょう。
キャスティングでのシイラに一発大物のブリ狙いもよし、ワラサの数釣りもよし。
釣り場や釣り方も個々のスタイルで楽しめる大海原の釣り。
力と力がぶつかり合う、ファイティング・ソルトウォーター。
好機はまだまだ続きます。
皆さんも大物求めて、秋の海へとお出かけください。
■タックルデータ(シイラ用キャスティング)
●ロッド:6.3ftシイラ用オフショア・キャスティングロッド
●リール:ステラ5000H
●ライン:シーガーマルティア(PE)2号
●リーダー:ショックリーダー40lb
●フック:カルティバST56、STX58 ♯1/0、♯1 ♯2
(※いずれもリリースを手早くするためにバーブレスにして使用)
●ルアー:マギーガーラ・ジャーキングベイト“ドルフィン”
パンプキン、クレイジースイマー、
レンジポッパー、ポッピングベイト
オシアペンシル、トビペンシル
ミスカルナ、オンデオンダ
スーパージャークベイト、レンジバイブ100ES
アイルマグネットダイエット120F
■タックルデータ(ワラサ用ジギング)
●ロッド:5.10ftオフショア・ジギングロッド
●リール:ツインパワー5000
●ライン:シーガーマルティア(PE)2号
●リーダー:シーガーショックリーダープレミアムマックス50lb
●フック:カルティバシングルフロント50ショート7/0
●ルアー:撃投ジグレベル180g、撃投ジグ200g
●偏光グラス ZEAL OPTICS Vanq
●偏光レンズ TALEXアクションコパー
★宮城県牡鹿半島ルアー・ガイド船<石巻地区>
■幸丸(内海船長)【受付番号090-1490-3622】
2013年9月29日 | カテゴリー:釣行記
★プロズワンからのお知らせ★
9月25日(水)釣り東北2013年10月号(釣り東北社)が発売されました。
■佐藤文紀×小沼正弥 上越キジハタボートロック
ぜひ、ご一読下さいませ。
2013年9月25日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD
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9月21日(土)SALTWATER 2013年11月号(地球丸)が発売されました。
■連載
サカナサク、海の旅。~東日本太平洋沿岸の現在(いま)を歩く~
第6回 宮城県山元~松島
文・題字・画=佐藤文紀
ぜひ、ご一読くださいませ。
2013年9月24日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD