ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

秋、真っ盛り。

先日は中秋の名月。

お月見。中秋の名月です。

「秋」という季節は、季節の流れが本当に早いと感じます。

冬にむけての時間が加速する印象が強いです。

 

昨日からお彼岸に入りましたね。

つい2週間前に聞いたのが今年最後のセミの鳴き声になりそうです。

秋はセミに替わり、バッタの季節。

ショウリョウバッタ

過日、ロケ中にショウリョウバッタを見かけました。

緑の茂みの上の写真、どこにいるか分かりますか?

 

原っぱで虫探しをはじめると、童心が蘇ってきますね(笑)。

 

さて、本日は夕方から今後のロケスケジュールと内容に関する編集会議の日です。

出版社さんも私も休日返上です。

 

来週から3週連続ロケ続きなので気が引き締まります。

とはいえ、相次ぐ移動に釣りモノもバラバラなので、タックルセッティングは何気に大変です。

 

また少し落ち着くまでプライベート釣行はお預けになりそうですが、ロケ先では毎度毎度が一遇の釣りとなるだけにそれもまた楽しみでもあります。

 

本日から3連休を満喫するという方もいらっしゃるでしょう。

先週と違い、この3連休は全国的に好天に恵まれるのではないでしょうか。

秋の行楽シーズン。残暑も落ち着き、川も海も魚が湧いて活気が溢れますよね。

渓流では秋色を纏ったヤマメの大物が釣れているようです。先日も釣友が迫力満点の39センチのヤマメを手にしていました。

渓流釣りファンにとっては最後の追い込み時期ですからね。

 

その一方で、秋海は青物が全開モード!!

先日は無理矢理予定を空けて強行しましたが、天気も良くキャスティングでシイラ!ジギングでワラサ!の“青物豪華2本立て”の釣りがとてもエキサイティングでした。

特にシイラは高校1年の時に乗合船に乗って初めて狙って釣った時に爆釣を経験し、それ以来、この15年間、自分の中で一番好きな青物になりました。

群青色の海にシイラ舞う。

日常ではありえない色の魚が釣れる喜びは、まさに至福の瞬間。

本当にシイラの色って、「きれい!!」の一言に尽きます。

しかも水面を滑走するトップウォータープラグに背ビレを立てて猛スピードで突進し、ルアーを咥えて高々と激しいジャンプを繰り返すファイトは、それだけで興奮を掻き立ててくれる素晴らしい魚です。

昨年はスケジュールの都合上、シイラ釣りに1度も行けなかったため、「昨年の分まで楽しむ!」と意気込んで今年はようやく堪能してきました。

 

皆さんもどうか良い週末をお過ごしください。

ダブルウェーブ「オレンジタイガー」最終テスト釣行!

 

ヒラメ

ヒラメ!

メバル

メバル!

クロソイ

クロソイ!

これらは前回お伝えしたバークレイ/ガルプSWダブルウェーブ3”の新色「オレンジタイガー」のプロトサンプルによる先週おこなった最終テスト時の様子。

 

“オレンジタイガー”とはこの色です。(※パッケージはサンプルです。)

オレンジタイガー

 

例年8月~10月になると北国の海も水温がピークに達しキャスティング、ジギング共に青物フィーバーと化し、ロックフィッシュ釣行される方はハタ生息圏を除き、少なくなる季節かと思われます。

が、これは別に季節外れの釣りというものではなく、アイナメにしてもソイにしても捕食に適するエサの量は相変わらず多いので魚がいなくなるわけではありませんが、専門に狙うアングラーが季節柄少なくなるだけで実は意外と釣果に恵まれることも少なくありません。

ただし、この時期は釣り場ごとに「喰う」・「喰わない」がはっきり出やすいので、日中に長時間粘って継続的に釣り続けるよりも「朝」か「夕方」、あるいは「夜」に狙いを定めて短期集中型の釣りを実践した方が結果的に魚を獲りやすい時期だとも言えるでしょう。

多少条件が悪くても魚がいる限りは釣る方法はあるので、そのあたりで製品の性能差を見極めるには適しているので自分の釣り優先というよりは製品テストに適する季節でもあります。

いずれにしても「発売する・しない」問わず、せっかく試作品を作っても、釣れる季節に釣れるだけ釣るのは容易いこと。

でも…テストとしては不十分になってしまう。

商品化は、試作で作った製品の良い面と良くなかった面を双方照らし合わせて改良を重ねて総合的に判断しなければなりません。

釣れにくい時期でも結果を出せる製品でないと商品化の意味はない、というのが私の思う製品開発の根底です。

さて、アイナメとソイに限って言えば、水温の高い時期と水温の低い時期は、その目安として10m前後の水深が確保されている釣り場が有力です。

というのは水温が一定の範囲内での温度に保たれたスポットの方が、魚が口をつかいやすい条件が揃います。

 

最近は午前便が青物ジギング、午後便はロックフィッシュゲームに勤しんでいるという宮城県石巻市「幸丸」さんにお声掛け頂いたので、この日夕方狙いでおじゃましてきました。

午後3時出船の午後6時帰港の3時間の釣りです。

 

この日は新色「オレンジタイガー」のダブルウェーブ(最終プロト)を同船の方々全員に配布し、自由に試して頂きました。

リグは浮かせた状態からのフォールアクションで魚を喰わせたいので私はジグヘッドリグ主体に釣りを組み立てました。

ジグヘッドの場合、テキサスリグ以上にグラム数の違いでアタリの出方やバイト数にモロに影響が出るので1/4ozと3/8ozをラインの号数を変えてそれぞれスタンバイ。

ちょっとの重さの違いでもフォールの滞空時間とアクションの強弱、フォールのバランスが異なるので、それが釣果差にも影響を及ぼします。

スタートフィッシングから数投目で、いきなりヒラメがバタバタと船中4枚立て続けに釣れます。

 

ヒラメ!ヒラメ!ヒラメ!

ヒラメ1

ヒラメ2

ヒラメ3

底から少し浮かせてフワフワする状態を維持すると「ガツ!」とヒラメの喰い上げバイトが出ます。

根周りだけにヒラメも多いようです。

 

しばらくすると急に釣れなくなり、ヒラメのアタリよりは控えめな生命感が続出します。やはりフォール中にアタリ集中。

25cm前後のメバルがポンポン釣れます。

メバル!メバル!メバル!

メバル1

メバル2

メバル3

メバルが続きます。

余談ながら震災前、私が牡鹿半島でメバルを専門に釣っていた時期の一つに例年7月~8月の日中パターンがありました。もちろん夜釣りもしましたが、夜と昼では釣り場が違うのです。

厳密には小型の数釣りと大型に狙いを絞った釣りでは明確な線引きしていました。数釣りの延長に大物がくることはないに等しく、大物を獲る場所には小型がたくさんいることもなかった経験から同じメバリングといえども分けていました。

真夏の日中に尺メバルあるいは尺に絡むメバルが釣れるという世間一般的なメバルゲームとは少々かけ離れたイメージのためか、釣り場付近で他の釣り人を見かけることはなかったものの、真夏の日中はメバルが定位する水深と場所が限定されるので、ポイントを絞りやすい一面もあります。

そのため魚が広範囲に散らず、結果的に良型や大型を狙いやすくなるケースが存在するのです。

 

話は戻り、メバルを楽しく釣っていると更に細かいアタリが。

なんと!メバルと入れ替わるように連発したのはアジでした。

アジ連発

大量に群れが入ってきたようです。それも25~28cmのまずまずサイズのアジが写真の通り、ダブルウェーブのオレンジタイガーにガンガン喰ってくるから凄いですよね。

1尾目が釣れた時には「え!?」と驚きましたが、さすがに青物。アジも成長に従いダブルウェーブを平気で喰ってくるフィッシュイーターに変貌します。

ちなみにリグはクロソイ用3/8ozジグヘッドリグのままです(笑)。

想定外のアジの回遊に盛り上がり、みんなアジを狙い出すわけですが私はメバルタックル一式も持参していたため、専門にアジを狙うにはこちらの方が適しているだろうとフロロ3lbに軽量ジグヘッドにガルプSWベビーサーディン2”を投入して数釣りに走りましたが……なぜかこちらにはまったくアジのアタリが出ずの予想外の展開。

逆にソイ狙いのロックタックルにオレンジタイガーカラーのダブルウェーブで攻めている方々にアジが果敢に釣れ続きます。まったくもって不思議な現象です。

 

その後、アジの回遊も途切れたのかパタリとアタリが遠のいたと思ったら、今度は突然クロソイの連続ヒットタイムに突入。

アベレージサイズのクロソイ。40センチは優に超えています。

クロソイアベレージサイズ

アジの群れが回遊してきたことでボトムの穴の中や物陰に隠れていたクロソイ達の活性が飛躍的にあがったのでしょうか。

クロソイの大きさは最少が30後半、最大は51センチでした。平均は40~45センチほど。バイトが出るのは決まってフォール中で、ボトムから2m~1mほど浮かせた状態で喰ってきます。

そこはサスペンドするソイの習性にちなんだ釣り方が必要になるところです。

オレンジタイガー大変良く釣れます!

ジグヘッドリグのゆっくりしたフォールがマッチする釣り方につき、この場合はスピニングタックルにPEラインが必要不可欠。

キャストして一度、底取りしたらロッドを大きくゆったりとしたストロークであおり、リグを浮かせてフォールの時間が長くなるように操作しながらアクションさせていきます。

 

こちらは同船者の方が釣ったクロソイ。リグは3/8ozライトテキサス、口の奥に見えるのはソイ狙いの定番・ホワイトグローカラーのダブルウェーブ。

ソイの定番!ホワイトグローのダブルウェーブライトテキサスでも1尾!

言わずもがな、安定した釣果が望める鉄板カラーです。

 

釣果はどんどん積み重なります。

メバルやアジなど30センチ以下の魚もヒットもありますが、デカいクロソイやヒラメを本命とした釣りが前提につき、根の起伏が激しい場所ではPE0.8号+フロロ20lbリーダー、根の緩やかな場所ではPE0.6号+フロロ10lbリーダーを組んで正解でした。同じ場所に大小様々な種類の魚が混生している釣り場だとタックルの選択に迷いますが、ライトタックルを使っている時こそ案外デカいのが喰ってしまったりするので、大物狙いであれば最初からそれ相応のタックルを使った方が、のちのち後悔は少ないかもしれません。

ソイが掛かると、根にグイグイと突っ込んでいくのでPE0.6号と組み合わせたリーダーが10lbでは心配になり、12lbか14lbまで上げようか、あるいは思いきって20lbまで上げようかと釣りながら思いました。

オレンジタイガーのダブルウェーブ丸呑みです。

リグを丸呑みされるとリーダー部分がヤスリのようなザラザラした歯にあたるしなぁ…と、考えつつ後ろを振り返ったら操船しつつも船長が今日一番のビッグフィッシュと格闘中。

お見事、51センチのクロソイをキャッチされていました。

船長が釣った51センチのクロソイ

「デカいですね~」と言ったら、「この色(オレンジタイガー)、ずいぶん釣れっごだ!」と返されました(笑)。

 

水温24℃―。

秋の海と秋の空。

時期的に9月ということで、ちょっと渋い釣りも予想しましたが、オレンジタイガーのダブルウェーブにガンガン喰ってくる魚たちを見て、このカラーの有効性と色をのせる本体(ダブルウェーブ)との相性を改めて確信。

最終プロトサンプルを使っての、有意義かつ楽しいテスト釣行となりました。

皆さんも季節先取りの秋ロックをぜひ。

 

 

タックルデータ

■スピニングタックル(1/4ozジグヘッドリグ用)

●ロッド:シューティンウェイSWS-702Lスイミントレーサー

●リール:ステラ2500

●ライン:シーガーTENYA0.6号

●リーダー:シーガーショックリーダープレミアムマックス10lb

●ジグヘッド:OHラウンドヘッド(JH-11)1/4oz

●ルアー:ガルプSWダブルウェーブ3”オレンジタイガー(プロト)

 

■スピニングタックル(3/8ozジグヘッドリグ用)

●ロッド:シューティンウェイSWS-702Lスイミントレーサー

●リール:ステラC3000HG

●ライン:シーガーPE0.8号(試作品)

●リーダー:シーガーショックリーダープレミアムマックス20lb

●ジグヘッド:OHラウンドヘッド(JH-11)3/8oz

●ルアー:ガルプSWダブルウェーブ3”オレンジタイガー(プロト)

 

●偏光グラス:ZEAL OPTICS Vanq

●偏光レンズ:TALEXアクションコパー

 

★宮城県牡鹿半島ボートロック船宿<石巻地区>

■幸丸(内海船長 )【受付番号090-1490-3622】

イベント情報

★プロズワンからのお知らせ★

プロズワンでは「2013いしのまき福祉まつり~ボランティアフェスティバル~」に協賛しています。

 

日時:2013年9月29日(日)

時間:AM10:00~PM2:00

場所:宮城県石巻市 JR石巻駅前 にぎわい交流広場

 

♢ふれあいステージ 

各団体・有志のボランティアによるステージショー

♢模擬店・バザー等

●リサイクルバザー(日用品・雑貨他)

●おまつり広場(模擬店コーナー・ゲームコーナー・ダンボール迷路)

●体験コーナー(点字体験他)

♢大ビンゴ大会

 

■概要はこちら(↓)

http://www.ishinomaki-shakyo.or.jp/news/node_822

ダブルウェーブに新色登場!

喰い渋りロックの切り札!のガルプSWダブルウェーブ3”に新色「オレンジタイガー」がいよいよ登場します!!

ダブルウェーブ新色「オレンジタイガー」

 

ダブルウェーブはフォーリングの姿勢とフォールアクションに優れる設計を施してあるため、特にフォール中のバイトがほとんどのソイの大物には圧倒的な効果を発揮する“コンパクトな爆弾”的なルアーでありますが、対象魚の幅が広いのもまたこのワームの人気の秘訣です。

ロックフィッシュ全般のみならず、ヒラメ、マゴチ、クロダイ、キビレ、マダイ、大型メバルもよく釣れるため、使える用途が広いのもお得感があります。

このワームは【泳ぎ】がとてもきれいなため、マダイ釣りの世界でも「ひとつテンヤ」のエビ餌とはまた異なるアピールに優れると活躍の場が広がっています。

そんなダブルウェーブですが、水面下で新色をいろいろテストし続けていました。

 

●「ホワイトグロー」

●「CGBFO」

●「ブラック」

●「レッド」

●「レッドバグキャンディー」

●「ナチュラル」

●「モエビ」

●「カモ」

これらは現在発売中の厳選された全8色ですが、季節折々様々な釣り場に直面すると、どうしても「こんな色もあれば…」という構想は思いつくわけで、更には“色のセカンドローテーション”で使えるカラーも考えつき、それに伴い新色候補でサンプルを作り、地域やフィールドを変えながらテストを続けています。勿論、その中にはまだ実現出来ていないアイディアもあります。

 

ご周知のようにバークレイワームには「ガルプ」(生分解)と「パワーベイト」(非生分解)の2つの素材が知られていますが、同じカラー名でもガルプとパワーベイトでは、素材ごとに色の発色具合がまるで異なるため実釣の場においては、そのあたりの見極めもとても重要です。

色の差はそれほど釣果に出ます。

 

とはいえ、ルアーカラーというのは食べ物みたいに最終的には個人の好み(=好き嫌い)が最も反映される要素で、それまでの釣果実績が自信につながることで多用する色というのはおのずと絞られてくるものですが、全8色ラインナップする際には自分の好みはさておき、「ユーザーの方々がこのワームを手にされた時に8色あれば、どんな魚をどこで狙うにしてもその中で最低限、対応出来る色」という部分を大事にして開発しました。よって、あとは各々の好みで選んでいただけるようにと考えました。

 

それでも自分が釣りをする時に最も好んで使う色はソイ狙いの鉄板色「ホワイトグロー」、アイナメ狙いの場合には「レッド」の2色を基準に、アピール系代表の「CGBFO」とナチュラル系代表の「ナチュラル」(←そのままの名前ですが)、他の色でダメな時の奥の手として投入する「ブラック」の“根魚基本5色”に基づき、それに準じて「カモ」や「モエビ」、「レッドバグキャンディー」はセカンドローテーションあるいはサードローテーションで用いるサブカラーで、更にモエビを赤の食紅で染色した「クリアレッド」はレッドバグキャンディーの次に投入する“赤系の色味での薄い色”として必要に応じて登板を待ちます。

 

この中でCGBFOの色味をダウンさせた場合(弱くしたい場合)、一気にモエビまで“色の強さ”が落ちてしまうので同系統色の中でその隙間を埋める色味はあった方が対応出来る幅がより広がることを実感していたため、CGBFOの次のカラーローテーションに組める色を探る試みをしていました。

その結果、テストを続けていく中で最も反応が良かったサンプル色が、淡いオレンジに淡いイエローを組み合わせて黒ゴマ(黒いラメのことです)で輪郭を引き締めた、この「オレンジタイガー」でした。

 

オレンジタイガー表面です。

オレンジタイガー表面

 

オレンジタイガー裏面です。

オレンジタイガー裏面

 

このオレンジタイガーは「CGBFO」→「モエビ」の“→”の部分に組み込める色としての効果が大きく得られるものでした。

「オレンジタイガー」はその名の通り、和訳すれば“オレンジの虎”という意味です。

CGBFOは見た目の色味がきつく、表現は悪いですが一般的に正直なところで言う「けばい色」に分類される色ですが、その“けばさ感”を淡い色彩に抑えつつCGBFOが持つ色要素を表現。

更にシルエットを必要以上に、ぼかさずに引き締め効果の出る黒ラメを混入しルアーとしての一体感を出しました。

更に、昼夜問わずソイ狙いにとりわけ絶大な効果を発揮する既存の「ホワイトグロー」で実績大のグロー(夜光)の要素を取り入れるべく、オレンジ色の反対側、つまり淡いイエローの部分にその機能を移植。

 

パッケージ・インのワーム裏面の写真です。

(※写真はプロトサンプルです)

ツートーン(ツートン)カラーになっています。

 

拡大します。

弱波動を発するラウンドショートリブボディー

 

オレンジタイガーは慢性的な濁りがある海域、多少の濁りのある海域、水の透き通ったクリアな海域と水色を問わずに釣れる色に仕上がり、これだけ釣れるのならば「発売すべき」となり、ダブルウェーブ追加カラーとしてこの秋、デビューが決定。

これまでテストしていただけでもクロソイ、ベッコウゾイ、キジハタ、カサゴ、アイナメ、ウサギアイナメ、カジカ、ヒラメ、マゴチ、大型メバル狙いではこの色は非常に反応が良い「釣れる」色でした。

 

来月から順次本格化する「秋・冬ロック」シーンで早速お使い頂けるよう製品化の段取りを整え、10月リリースを予定しています。

 

発売を控え、先週も残りのプロトサンプルを用いてのファイルテストを慣行しましたが、オレンジタイガーのダブルウェーブだけでトータル数でクロソイ10尾、ヒラメ4尾、メバル多数、アジ多数と絶好調。

 

ダブルウェーブ【オレンジタイガー】をヒラメが丸呑み。

ヒラメ丸呑み

 

続いて、クロソイもダブルウェーブ【オレンジタイガー】を丸呑み。

クロソイ丸呑み

 

喉の奥まで丸呑み……実に豪快な喰い方です。

 

釣れる色を纏った釣れるワーム。

「GLOWS!」、 「BRILLE!」

ラベルもちょっと変えました。

ラベルの色もちょっと変わります。

ご周知のようにタイラバのネクタイのような「はためき」や「なびきアクション」をするのもダブルウェーブのカーリーテールの特徴です。

そしてパルスワームの胴体にあるリブをハイプレッシャー下にも対応させるべく、ダブルウェーブ独自のリブの溝の深さを持つボディーが発する弱波動。

前方のカーリーレッグ2箇所と後方のカーリーテール2箇所という可動箇所が本体に4つ設置され常にワームが水流を捉えることで人為的アクションでは出せない【自発的アクション】を発します。

それが激戦区に代表されるスレた場所や小場所でも「魚に見切られないでバイトに持ち込む」ために必要な要素の一つです。

 

大きく成長するにはそれ相応の時間を生き抜いてきた証。

ゆえに警戒心も強くなった老骨なビッグロックフィッシュ相手に「偽物のエサだ」と悟られるのを防止するダブルウェーブに仲間入りする「オレンジタイガー」。

店頭で見かけましたら、その優れた効能をフィールドでぜひお試し頂ければ幸いです。

ナマジングナイト!を安全に楽しむために。

暑さ寒さも彼岸まで。

ひまわり

夏の花、ひまわりもそろそろ見納めの頃。

移りゆく季節に名残惜しさを感じる季節になりました。

 

空が秋の雲になった現在、遅れていたサンマの水揚げが北海道・東北で本格的になり、田畑も秋色満開に染まりだしています。

ホオズキ

ホオズキの色彩もきれいですよね。

そうそう、渓流では淡いオレンジ色がすてきな秋ヤマメが釣れ盛り、日没を迎えた水辺では暗闇の中からナマズの捕食音が盛んに聞こえてきます。

文月生まれのせいかどうかは別としても自分は典型的な“夏人間”のため、夏に向けて活性が最も高まっていき、真夏に最高潮となって、冬に向かう季節になるとテンションも自然とダウンしてきます。

よく分かりやすい人間だと言われますが(笑)。

 

今月発売号の「サカナサク、海の旅。」第6回宮城県山元~松島編の原稿を終え、そのまま突入した来月発売の「ロックフィッシュ地獄9」の原稿も無事終了。

一仕事終えてもなかなか思うように時間は取れませんが、秋の夜長、少しばかり投げに立ち寄ると意外といるんですね、人が。

そう、ナマズ釣りのことです。

暗闇の中から急に釣り竿を持った人影が出てくるとビックリするわけですが、それでも夢中になれるのが魚釣りの不思議かつ奥深いところです。

 

とは言え、時間を決めてやらないと「ここも釣れそう!あそこも釣れそう!」とラン&ガンしてしまうので(つまり知らぬ間に日付が変わっているという…)、「今日はここからここまでのストレッチだけを撃つ」と決めて、そこで魚が出なかったら潔く「終了」という釣りを私の場合は心掛けています。

ナマズ釣りはトップウォーターゲームという釣趣とその手軽さが魅力ですが、基本、夜釣りのため足元には最大限の注意を払う必要があります。

多少、人家の明かりや常夜灯が近くにあるフィールドでも万が一、つまづいたり、場合によっては滑って水辺に落ちたりする危険性もあるからです。十二分に気をつけているつもりでも、念には念を入れて不意の事故につながらないように配慮しなければなりません。

その点もマナーという以上に夜釣りに求められる「釣り人意識」だと考えています。

私は片手に竿1本。肩からショルダーバックを掛け、腰にライフジャケットを巻いて足元は長靴です。滑りやすいフィールドでは普通の長靴だけでなく、スパイクピン付長靴も併用します。もちろん、首元にはネックライトを装備。夜間とはいえ、水面の微妙な照り返しを防ぐため、目元には夜間対応の偏光レンズ「TALEXモアイブラウン」を着用しています。フレームはZEAL OPTICS/Vanqのブラック&シルバーです。

 

ショルダーバッグ

ショルダーバックの中身は実にシンプル。

ナマズ用ルアー少々とケミホタルとスナップが入ったタックルボックス1個にハサミ、プライヤー、デジカメ、フィッシュグリップ。

これだけです。

 

腰巻ライフジャケット

そして大事なのがライフジャケットの存在。

腰巻タイプのライフジャケットは肩回りがすっきりして楽なので岸釣りでも重宝します。

 

水温も徐々に下がってくるこの季節、狭い水路まで入り込んでいたナマズたちも食いだめしながら本流や大場所に戻っていきます。

岸際にはナマズのベイトとなるカエルやザリガニも多いので、ブッシュ際でルアーの着水と同時にヒットする“落ちパク”ヒットも多く、秋の夜長に積極的に捕食活動をおこなっている様子が見てとれます。

 

秋空にイワシ雲が泳ぐ。

本格的な秋が過ぎれば、冬はもうすぐ。

夏が短い北国では一層とそれを実感します。

それだけに、残された貴重な温暖期の釣りを悔いのないようにしたいものですね。

 

大型の台風18号が接近中です。大きな被害が出ないことを祈りつつ、この台風が過ぎれば一気に秋が深まっていくものと思われます。

皆さんも台風の動向にご注意ください。