ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

ブルーオリオン30gでの積丹半島、海サクラ釣果情報

旬なお写真をいただきましたので、マイペースで書き綴るキジハタ話よりも優先し本日はお先にこちらの話題をご紹介します!

 

北海道のエキスパート池田さんより海サクラ(海サクラマス)の釣果!

①

ブルーオリオン30g「グリーンシルバー」カラー。

グリーンシルバー

一昨日の積丹半島でのキャスティング、「底付近をゆっくりめに引いて」の釣果!

ご自身今年の初釣行とのことで早々にサクラマスをキャッチされ、素晴らしい出だしですね。

おめでとうございました。

 

雪景色のフィールド、北の海ではアメマスやサクラマスたちが大海原を回遊中です。

海でトラウトが狙える地域の方はもちろん、これからこれらの魚が狙える地域への釣行を計画されている方はぜひお楽しみください。

 

 

 

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ロックトランジットを携えて。四国・瀬戸内キジハタゲーム(1)

瀬戸内海を横断中。

①

車窓から望む、豊饒なキジハタの海。

 

さてさて!

②

日本を含む世界の暖かい海に棲んでいる根魚「ハタ」は水温が低くなる季節は釣りづらくオフシーズンになる地域もある反面、冬を越えて早い地域では3月からまたキジハタの釣果が上向き出します。

一般的に根魚のテリトリーは限られた行動範囲に限定されがちとされてきましたが、キジハタの場合には行動範囲が広く、港でも、磯でも、サーフからでも狙える範囲にまで出没する可能性が望めます。

エサさえ豊富にあるとなれば、根から離れて自ら泳いでやって来るので行動範囲広し。

ショア~オフショアまで、至るシーンで狙うことが出来ます。(ただし、サクラマス同様に希少魚。いつも釣れるとは限りません。)

3月は九州、4月には四国、5月になれば北陸が、再びキジハタシーズンの始まりの目安。

6月になれば高活性、もはや最盛期です。

 

6、7、8月はいいですね~。

あたたかい季節に、輝く太陽のもと、青い海で釣り糸を垂れる。

夏の穏やかな海での根魚釣りは、私が最も気持ちいいと感じる釣り環境です。

③

荒れ模様が続く冬とは反対に、夏の日本海は波も静か。

山陰や北陸のサマーシーズンはデイゲームのキジハタ釣りには持ってこいです。

オカッパリからディープを直撃できるロングスピン釣法も、もちろん効きます!

 

只今2月ということで、早い地域では来月からスタートしていくキジハタ釣りに備え、次回からはキジハタ釣りの様子を少しずつ綴っていきたいと思います。

 

渓流釣りの好きな人が釣り解禁になる「3月」が特別に待ち遠しいのと同じく、ハタ釣りが好きな人にはあたたかい季節が待ち遠しいものです。

そんな雰囲気にも似ていますよね。

 

キジハタが生息しない地域の方にも、同じロックフィッシュ繋がり。

釣り方の違いを対比させつつご自身の釣りと照らし合わせることで参考になることも多い魚につき、ぜひご覧になってみてください。

④

それでは次回より、少しずつ綴っていきます。

 

 

 

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釣り師も正装 YOKOHAMA

過日のフィッシングショー横浜最終日は友人の結婚式に出席。

なんと!

会場はマリンタワー。

①

す、すごい……。

凄すぎ。

 

このあたりは、皆さんご存知「みなとみらい21」エリアで目の前には山下公園があり氷川丸が停泊しているオシャレな街並みが続きます。

ランドマークタワーやベイブリッジも近くですね。

 

思い起こせば遡ること中学時代の修学旅行。

旅の前半はこの付近を周遊するもので、学年一同揃っての夕食は氷川丸が会場でした。

田舎の中学生達です。

石川町の駅からグルグル迷いながら歩いた記憶もありますなぁ…。

 

あれから20年も経った本日は、祝いの場。

②

スーツにネクタイ着用の正装で歩きつつ、目に入ってくる景色がタイムスリップしていって、ふと昔の思い出がなつかしく蘇るものでした。

 

今日の主役の友人は釣り業界で働く人なのでフィッシングショー開催期間とあって各地より様々な方々がお目見えに。

バス~ソルトまで色々です。

 

展望台から披露宴会場への移動するエレベーターで某釣具メーカーの社長さんと居合わせたのですが、「おっ!まさかここで佐藤さんに会えるとは思わなかったなぁ。」と言っていただき、こちらこそ、おそれいります。

続けて、「ごらんなさい。今日もあそこ(フィッシングショーが開催されているパシフィコ横浜のこと)で我々の仲間たち(釣り具業界従事者)はお仕事していますね。」とお一言。

 

昨日は(自分)そこにいましたので、まさにごもっともであります。

 

こちらの挙式、東北からの出席者は私一人につき何気にやや心配でしたが(笑)、気を遣ってくれたのか気心知れた皆さん方と同じテーブル席だったので、ひと安心(笑)。

 

マリンタワーの展望台からは富士山も見えました。

冬は空気が澄んでいますから、少し高い場所であれば首都圏近郊からもくっきり富士山を見ることが出来るので、日本屈指の霊峰を見るとなんだかありがたい気持ちになります。

 

喜ばしい祝いの席は、滞りなくスムーズに進行!

おめでとう!

 

その後の二次会は中華街に場所を移してぞろぞろ移動~。

中華街も久々に歩きました。

二次会のテーブルは私の左席にタレントの井上直美さん、右席にSOM社の社長さんがいらっしゃり、他の方々もマダイ・青物ジギングのエキスパートという「ジギングチーム」の括りの席に自分も混じってしまったのですが(汗)、面白い組み合わせの方々と楽しいひとときを過ごさせていただきました。

年齢も職業も役職も住まいもバラバラですが魚釣りの話題ひとつで話が弾むのも、釣りの魅力のひとつではないでしょうか。

異ジャンル交流・異文化交流の場って普段それほど多くはないとても貴重なものですので、こういう場も私はとても大事にしています。

帰りの新幹線の都合もあるためやむを得ず一足先に失礼しましたが、いずれにしても親しい友人の末永い幸せを心よりお祈りしています。

 

 

おまけ:

披露宴会場の私の席にはご当人よりこんな一筆。

③

「次は」って言われても、相手いないので無理です。

 

メモを書いた当人がこのブログを見ている前提で…当日はさすがに突っ込めなかったんで、とりあえずこの場で突っ込み返ししておきます(笑)。

 

え?

話にオチがないだって!?

 

慌てない、慌てない。

それはここから。

当人にあやかり、幸せのお裾分けをいただこうと内心願ったが、幸せどころか悪い風邪を関東からいただいてしまってその後見事にダウン(泣)

うぅぅぅ……。

 

 

どうか末永くお幸せに!

ロックトランジット3機種とグランドリミテッド1機種を合わせて計4機種になりました。

ロングスピン釣法に対応する昨年度発売のスピニングモデル2機種に加え、今年は長短のベイトモデル2機種が新発売されて、日本国内のアイナメ~ハタにいたるまで、時には海外のロックフィッシュゲームにも対応するロックフィッシュロッド「ロックトランジット」のラインナップは合計4機種に増えました。

下の写真の3機種の他にグランドリミテッドが1機種となっております。

①

左から「ヘビーライト」(RTC-702H)、「ロングベイトキャスター92」(RTC-922EXH)、「ロングスピンキャスター90」(RTS-902MH)の順です。

 

ベイトモデルの発売に合わせまして、本日は各種少々詳しく説明させていただければと思います。

 

 

~スピニングモデルの「ロングスピンキャスター90」

②

そもそもの生息水深がアイナメ・ソイよりも深いところに好んで棲んでいることが多いハタ類全般を狙う場合には、ハタの密度が濃い水深帯までルアーを送り届ける必要があります。

岸からのアプローチとして、そうなると欠かせないのが「飛距離」です。

足元から十二分な水深があるドン深な釣り場ならいいのですが、案外そのようなポイントって局地的に見られるだけで全国平均的には数多くはなく、実際のところは遠浅ののち急深な水深に落ちていく…といった地形が多い日本列島、飛距離がモノをいう釣り場もまた多しです。

ハタゲームで人気のロングスピンキャスターは、軽量シンカーから重量シンカーまでを“とりあえずこれ1本”で扱えることと、テキサスリグ及びジカリグ系の垂直軌道のリグやルアーだけでなく、ハードルアーやワインドリグなどの横や斜め方向に引いてくるタイプのルアーにも対応しているスピニングロッドにおけるオカッパリ広域カバー型遠投対応ロッドです。

とても使い勝手が広く、用いる地域を限定した局地特化モデルではないため、使い手が自らの釣り方を限定しない限り、使う出番がないということはなく、どこの海でもこういう用途の竿は相応の使い出があるゆえ釣り人目線で「持っていて安心する1本」です。

釣り竿を開発していて竿の性格を決定づける調子(反り具合・曲がり具合)をアレンジしていく際、テキサスリグ専用調子にすればスイミング系リグの横展開の釣りがとても難しいものになってしまい、リトリーブでルアーが泳ぐスイミング中のバイトは弾いてしまいがち…。

かといってジグヘッド専用調子にしてしまうと魚の乗りはいいけれども…テキサスリグやジカリグのようなオフセットフックを使う垂直軌道系リグに必要な糸フケが多く出ている状態からの瞬間的なパワーフッキングが決めにくくなってしまうという複雑なジレンマがありましたが、そのどちらも対応できるような「真ん中のバランス」をこのモデルでは目指しました。

通常、ロックフィッシュロッドが開発されていく過程ではそのどちらかに竿調子が一極側に偏ってしまいがちなのですが、この機種ではその両域を出来るだけ1本でまかなえるようにと、ブランクの特性を何度も何度も調整を施していきました。

多くの釣り人がフィールドで体感するジレンマ(モヤモヤ感)。そんな現状を知ることで既存にあるようで「ない」部分をカバーできるように目指した意欲作品です。

その恩恵は下記の特性にも続いていきます!

激戦区や魚の不活性時に多いショートバイト続出時のアイナメ・ソイゲームでもベリーのたわみが違和感を与えにくい「深い喰わせ」を実現することでフッキング後に激しく首を振られてもバラシを防止してくれる役割を果たします。

事実、小生が体験したケースだけでも磯からロックフィッシュを狙っていて掛かった想定外の大物マダイやヒラスズキにも屈せずに耐え、釣りあげている実績があります。

又、バックラッシュ等の「キャスティング動作」にまつわるトラブルが多いベイトキャスティングタックルの扱いが苦手な方にも臆することなく、お手持ちのスピニングリールを生かしてロックフィッシュゲームの魅力を存分に引き出して釣りを楽しんでいただける安心感にも貢献。

バスフィッシングを経験・経由してこられた方は別として、昨今では最初からソルトルアーに入門される方も珍しい時代ではありませんので、おのずと釣り入門期にベイトリールに触れる機会が少ないまま長く釣りを楽しんでこられた方もさぞかし多いことでしょう。

「ベイトリールが投げられないから、自分はロックはやらない(できない)…」という悩みを抱えていらっしゃる方もいらっしゃるわけですが、プロズワンではそのような釣り人のお悩みも少なからず耳にしきましたので、そんな局面も何とか道具の機能で心配事を補い釣り人の不安を少しでも緩和出来たら…という側面も真剣に考えてきました。

よって、「自分はどうもベイトキャストが苦手で…」という方におかれましても周囲の人目を気にせずに、堂々とロックフィッシュゲームを純粋に楽しんでいただきたいという願いも開発意欲に込められています。

普段からスピニングタックルの釣りが主体なロックフィッシュアングラーの方はもちろん、ベイトタックルが苦手な方にも、釣法の一手としてロングスピンを必要とされる方にも、ハタゲームが主軸な方にもいろいろな視点からどなた様にも楽しんでいただけるロッドに仕上がっています。

 

 

~ベイトモデルの「ヘビーライト」~

③

ヘビーライトは主に接近戦で精度の高い釣りが求められる場合にその持ち味が光る機種であると思われます。

特にオカッパリでの港湾部、漁港周りでは顕著ですよね。

漠然と飛距離を出すこと以上に、ルアー操作を重視する場合には繊細なアクション、繊細なラインさばきを要しますが、そんな時に長竿の大雑把なアクションではなかなか喰わせられないシビアな条件下にいる魚を、より丁寧に狙って獲っていくときにこの竿の長所が最も輝きます。

レングスとパワーがEXHからHになり、7ft2inから7ftになっているということでシューティンウェイのブラインドサイト(SWC-722EXH)とロックトランジットのヘビーライト(RTC-702H)は似たような感覚の機種に思われるかもしれませんが、正しくは性格が異なる設計です。

触ってみていただくと一目瞭然なのですが、竿の機能としては異なる視野・目的で開発されました。

そのため、ガチガチに硬いスローテーパーを採用したシューティンウェイのブラインドサイト(SWC-722EXH)と、レギュラーファーストテーパーを採用したロックトランジットのヘビーライトではだいぶ異なったフィーリングですが、「使いやすさ」や「手に取った際のモノとしての質感」という点では先代の優れた性能は確かに継承しています。

ヘビーライトは、ブラインドサイト以上に軽量ルアーへのキャスト対応性を増すと同時に、逆にもっと重いヘビーウェイトも無理なく背負えるようルアー上限値も同時に上げました。

ルアーを投げて魚を掛けてみるとその違いが最も明確なのですが、竿の入り方、曲がり方(反り具合)もブラインドサイトとはだいぶ異なっています。ガイド設定も、です。

ブラインドサイトは当時はフロロカーボンライン全盛期でしたのでフロロカーボンラインの使用をメインに想定し、フロロカーボンラインが持つ素材ストレッチ性を予め計算したうえで竿の張り具合を決定づけました。しかし今ではベイトタックルでのロックフィッシュゲームにおけるPEラインの普及も進みました。

ラインが変われば、ロッドも必然的に変わる。

それが進化です。

ですので現在、勢いを増すPEラインでのベイトキャスティングの普及からPEラインもより快適に扱え、フロロカーボンも従来通り使えるブランク設定を見直し、ガイドシステムも変更する必要が出てきたため、ブライドサイトを彷彿させつつも新しい起点からの竿開発が必要になりました。

その結果、生まれたのがこのヘビーライトです。

ヘビーライトは、ベイトフィネス専用ロッドではないものの、竿の扱い方の長けた方ですとシンカーウェイト3gリグから扱っている実績がありますので、ちょっとしたベイトフィネス的なアプローチも可能のようです。

特に7gや11gを多用する港湾でのオカッパリにはとても使い勝手の良いモデルになっていますが、そうでありつつもボートロックで1ozテキサスをビシバシとキャストする釣りも実は快適という「凄さ」を持っています。

ロッドにルアーの重さが乗ってブランクが反った際、手元に感じるスイングモーションが意外な程ゆったり感じられるはずですので、狙ったピンスポットにリグを落としやすく精度の高いアキュラシーキャストも決まりやすいロッドです。

つまりは、手返し重視の近距離アプローチ全般から空間スペースが限定される船内での取り回しの良さからボートロックに至るまで広い用途で快適に扱っていただける仕上がりです。

そのついでとしてボート乗船時に役立つバーチカルウェイト設定を設け、MAX60gまでのルアー(2oz級のヘビーテキサス、メタルジグ、タイラバ、インチク等)を背負えるのでディープゾーンを攻略する際にもロッドを替えずにそのまま対応してくれるという利便性も図っており、テキサスリグやジカリグ使用時の「掛け」と、ジグヘッドリグやメタルジグ、テールスピンジグやタイラバ使用時の「乗せ」も1本の竿で出来るだけまかなえるよう両立しています。

この性能ゆえ、ハタやソイ狙いのディープロック狙いでもご堪能いただけます!

とにかくキャストフィールが軽快ですので、「投げていて楽しいロッド」です。

レッツエンジョイベイトキャスティング♪

(※RTC-702H“ヘビーライト”はスポット生産品です。導入をご検討の際にはお早目の予約がおすすめです。)

 

 

~ベイトモデルの「ロングベイトキャスター92」

④

ロングベイトキャスター92は、足場の高い場所全般で竿の長さとベイトタックルながらもそれ相応の飛距離が求められる釣り場で存在が光るモデルです。

とりわけ釣りの内容が、地磯からヘビーリグのキャスティングに特化されている釣り人の方にはぜひ一度手にとっていただきたいバランスに整えているので、これほど軽快な9ftオーバーの剛竿のフィーリングをぜひ楽しんでいただけたらと願ってお作りしています。

そのうえテキサスリグオンリーにあらず、剛竿ながらにしてスイミングリグやスイミングアクションにも追従する「必要な硬さと必要なしなやかさ」の絶妙なベンドカーブが、ファイト時には頼もしくも美しいロッドの曲がりを演出。

リールのドラグをフルロックしてのパワーリフティングが当たり前に出来るのに、魚と引っ張り合いになっても魚の引きの強さに応じて自然な入りで竿がしなることで口切れを軽減できるので人間側の不注意で根の奥に潜られない限りは掛けた魚のバラシも少ない竿になっています。

つまりのところ、急激に必要以上に竿が曲がり込んでしまったり(本当はこれ以上曲がってほしくないのに…)、急に竿の反りが戻ってしまったり(急にテンション抜けたりしたらバラシの原因に…)するブランクの暴れがないように設定しています。

長さゆえに操作起点を高く取れることと、あとは優秀な飛距離も見逃せません。

細いPEラインを用いるロングスピン釣法の圧倒的な飛距離までとはいかないまでも、ベイトタックルでありながらもロングスピンに迫るような長い飛距離を叩き出すことで、ロングスピンとその使い分けで獲れる魚がまたひとつ増えるうれしさも魅力です。

フロロカーボンリーダーと接続したノット部をガイド内に巻き込んだ状態のPEラインのフルキャストも全然OKです! キャスト時の抜けの良さと感度維持を双方に考え抜いたガイド径で整えています。

 

断崖絶壁の磯ですとか、足場の高い沖堤などでは竿先から海面までの高さがありますからそういった場所で大型根魚を掛けても、柔軟にいなすことが出来るブランクの長さと実釣に必要な操作性を邪魔しない長さ・太さ・硬さをバランスよくセットアップ。フルキャストで思いっきり振り抜くために最適なグリップ長とパイプの太さ。それと脇の下にグリップエンドを挟んで大きな魚を強引に寄せるために行うリールのハンドルを力づくで回すゴリ巻きも最初から想定してあります。

重複にはなりますが、パッと見た感じですと、長く、太く、硬い、まさに豪快仕様な強靭なロッドですが、ただ強いだけでは釣り竿として実際の釣り場での用途が幅が狭くて使用に困るため、軽いシンカーから重いシンカーまで柔軟に対応するフレキシブルな曲がりが抜群のキャストフィールを生んでいます。

11gのシンカーからナツメオモリ10号(おおそよ42gシンカー相当)まで投げられるルアー対応域の広さも持ち味です。

一応は上限42gまでには設定しているのですが、キャストの上手な方でしたら45gシンカーを投げることも可能です。

最後に、長尺ベイトロッドゆえの泣きどころとなる最大の難点!

悩ましい「先重り」と「持ち重り」は使い手に大きな疲労感を与えてしまうものですが、この一番やっかいなストレスを軽減すべく最善の研究を重ねたモデルです。

1日振っても疲れにくい、身体に優しく誰もが投げやすい長尺パワーベイトロッドとなっています。

 

 

 

この他にスピニングモデルのロングスピンキャスター90グランドリミテッド(RTS-902MH GRAND LIMITED)がラインナップにあります。

⑤

こちらはファクトリーチューン仕様の特別生産品で、高級4軸カーボンがさらにプラスされています。

曲がりのウィークポイント(硬いところと柔らかいところ)の差異だけでなく、見た感じのデザインもまた異なりますので用途やお好みからお選びいただけます。

よりゴージャスなビジュアルも、所有する喜びを一層と引き立たせてくれるエッセンスです。

 

 

以上が現在発売になりました4種類のロックトランジットです。

⑥

昨夏にはアラスカのコディアック島まで持っていき、現地でも快適な釣りをすることが出来ました。

ニッポンでは北海道のアイナメから九州・沖縄のハタまで、沿岸部におけるロックフィッシュゲームを広域にサポートします。

⑦

ロックフィッシュゲームも多義に渡るため、狙う魚やよく行く釣り場環境は一人ひとり違っていても、先代のシューティンウェイの3機種と調和を図りつつ、このどれかでまかなえるように出来るだけバランスを取ってお出しするよう心がけて開発を進めてきた釣り竿に仕上がっております。

 

本綴りの末尾編と致しまして、ここからの内容はたわいもない余談話ではあるのですが…製作に携わる人達の意識的な部分を小生が代表させていただいて少々お話させていただければと存じます。

お時間の都合がお許しになれば、このまま読み進めてくださったらうれしいです。

 

1本の釣り竿を作るにも実に多く人達の努力が結びついているものです。

カーボン屋さんからガイド屋さん、組み付け工程の職人さんに、ガイドのスレッドを巻く職人さん、竿袋の裁縫を担う人も、保証書の印刷を担う人も…。

釣り竿1本に賭ける情熱と誠意を大切に思って、携わる人達お互いの力を擦り合わせて結集した結果がここにある「ロックトランジット」達です。

①

シューティンウェイも、そうでした。

それは、まるでオーケストラのようでですね、どこか一つのパートが抜けてしまっても作品(竿)は完成しないものですから、全工程の演奏が円滑に進むように調和を取るのがプロズワンが果たす指揮者の役割です。

そんな携わる一同の頑張りが結実したのがこの1本1本の釣り竿で、それを必要としてくれる方のお手元に無事に届いて、これから一緒に楽しい釣りをしていくパートナーとなってくれたら…それが私達オーケストラ隊の士気に繋がります。

 

繊細な性格の方でしたら、愛用の竿が汚れたり・劣化していくのが生理的に嫌という方も、もしかするといらっしゃるかもしれません。

しかし、グリップが磨り減ったり、コルクが黒ずんだり、岩や堤防に擦れてブランクが傷だらけになるまで使い込まれた竿って決して痛ましいものではなくて、むしろ釣り竿にとってはそれが本望で、そんなふうになるまでぜひともお手元に置いてやっていただけたらその釣り竿は本当に幸運に思います。

②

シューティンウェイも、ロックトランジットも、それだけの使用や年数に耐えられるだけの価格以上の安心感を灯して生み出されてきた“釣り道具”です。

普段使いの釣り道具につき、伝統品や芸術品のような側面での価値はありませんが、安心して魚を釣りあげられる価値は十分に果たすように設計・開発しています。

今年、新しい仲間に加わったロックトランジットのベイトモデルも、スピニングモデル同様に可愛がってあげていただけたら幸いです。

 

ハタゲームの人気も追い風となり、再びこのジャンルの釣りが盛り上がってきたように感じます。

ロングスピンの台頭やスイミングの釣りの更なる進化、リグの多様化、注目度が高くなった魚の種類など、私も新しい時代の流れをロックフィッシュゲームの世界観から感じ取っています。

 

上級者の方も。

この釣りを最近始めたばかりの方も。

③

自然への配慮をしつつ、みんなで同じ時代を共有しあって盛り上がれれば素敵ですね。

ロックフィッシュゲームに携わる万物すべてが成熟していくことで、この釣りがもっと楽しく、奥行きのあるものになりますよう、そんな役割の一助としてもお役立てできますように。

ロックトランジットも、そんな関わり方で役に立つことができたら素敵だなぁ~と願っています。

 

 

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これから会いに行く魚・サクラマス~海と川に鱒の鼓動を感じ取る季節のはじまり~。

風邪やインフルエンザが流行していますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

1月も早いもので今日で最後ですね。

①

②

厳寒期の今時期は北海道日本海側~東北北部にかけては海アメや海サクラの話題が多くなってきますね。

③

ともすれば雪が降り積もる北の海、北の川ですが、冷水に適しているマス達は今日も水の中で平然と活動しています。

北海道の場合は河川内でのサクラマス釣りはありませんが、ところ変わって東北や北陸では河川でのサクラマス釣りが来るべきピークに向けて一層の注目が注がれる季節を迎えようとしています。

④

寄生虫であるシーライスは、この魚が海から来た証。

これをもし貴方が初めて見たとしたら「気持ち悪い」と思われるかもしれませんが、いわばこの寄生虫の存在はサクラマスが海での大航海を経てきた“勲章”にも例えられるものかもしれません。

 

近年では海サクラ釣りの本場・北海道に習って東北や北陸の海でもショアから狙う海サクラ釣りスタイルが少しずつ着実に浸透している過程になりましたし、船で沖に出てのライトジギングで狙う海サクラのオフショアゲームに至っては元々がトラウトアングラーともまた視点の異なる生粋のジガーやソルトアングラーにもサクラマスという魚の魅力が伝わり波及してきています。

 

釣り人はいろいろなタイプの嗜好を持つ人が数多くいるものですから、例えば渓流釣りの延長にサクラマス釣りがある人もおりますし、一年のうちで川のサクラマスを専門に狙ってあとは他の釣りはしないという人もいます。

あるいは、普段ジギングをメインに楽しんでいる人がオフショアジギングの一環として春の季節は海サクラをライトジギングターゲットとして狙うという人もいます。

 

狙い方や釣り場が違うため、それぞれの釣り人同士が交錯することはないのですが、1匹の魚に心を躍らせて思い思いにロッドを振れる懐の深さはさすがは山と海を行き来するサクラマスの生活史だな~、とつくづく考えさせられます。

川も、湖も、海も。

釣趣は違えど、同じ水辺にサクラマスを求める仲間と思えば手に持つタックルの種類は違っていても志を共有しあえる水遊びの仲間です。

 

実際、蓋を開けてみないとそのシーズンの魚影の多い少ないは分からないものですが、ただでさえ希少な魚ですから少なからず魚影が濃い周期であればその期待も一層と膨らんでいきますよね。

 

いつもいつも釣れる魚ではないことはよく分かっているので、釣れなくても当たり前。

④b

むしろ、なんとなくサクラマスの存在を感じる川辺で竿を振るひとときの時間を含めてその世界観さえも楽しんでしまおう!と、私の場合には毎度思って川に立っています。

 

釣れたらラッキー♪

釣れなくても…どことなく得てしまう満足感。(釣れなくても結構な充実感が得られるように。)

 

そんな肩を張らずの非日常空間がサクラマスが遡上する水辺には存在しています。

 

初夏の海サクラを道内のショアキャスティングで狙うのが開放的な気分と相まって好きですが、たいていの場合は昔から続くこと春の3月と4月が私の主たるサクラマス期間ではあるのですが、3月は年度末ということもあり近年ではなかなか川辺に立てる日は減りましたが、川を想う時間は変わらないからあら不思議(笑)。

 

4月はイベントなどもあるゆえ、更に行ける時間は少ない。

だけど、1回あたりの釣り内容を充実することが出来ればと釣れる釣れない問わず前向きで。

 

そんな情景に想いを寄せて、スプーンやメタルジグに用いるシングルフックを用意するのも私にとっての心時間。

⑤

素針を手巻きしてスプーンやジグにセットするシングルフックにします。

⑥

よく用いるのはオーナーばりの丸せいご、ふかせ針、カットフカセの3種。

「丸せいご」と「ふかせ針」はストレートな針先でスムーズなフッキングが望め、「カットフカセ」はカッティングポイント採用の針先で、針先の耐摩耗性があることでボトムや岩、根などと針先の接触が多いような釣り場では針先強度と鋭さを長く維持出来ます。

掛かり具合はストレートポイントの方が口腔内に切り込んでいく速度は速いものですが、カッティングポイントの針先は掛かったら針先そのものがカエシ効果の役割も果たしバレにくいという特徴があり、釣り場環境とルアーの特徴ごとに、通すレンジと周囲の障害物の多さ・少なさによって針もその都度吟味して選択しています。

尚、針の号数はルアーの大きさに合わせて使います。

「針ひとつで釣果は変わる。」からこそ、1尾との出会いが希少な魚には一層のこと用いる釣り針にまで十二分に気を配りたいものです。

シングルフックが終わったら、プラグ類のトレブルフックもチェックしておこうと思います。

 

ワレットの中で静かに出番を待つスプーンたち。

どうか、今年も頼んだよ。

⑦

⑧

魚釣りは準備のときから既に始まっています。。

 

⑨

2月になればどこかの川のほとりからサクラマスの声が聞こえてきそうですね。

「おめでとう!」

「ありがとう!」

の言葉がごく自然に交わされる、歓喜の水辺。

⑩

皆さんもどうか素敵な川時間を。

 

 

 

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