ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

例のキジハタが宮城県石巻魚市場に水揚げされた件

遡ること、それは新幹線車内で移動中の9月20日の朝のことでした。

宮城県の友人から、「今朝、石巻魚市場では珍しいキジハタが水揚げされた」という写真付きのメールを受信しました。

仕事の関係で市場に出入りしているため、見つけたその場で撮ったという写真。

こちらです。

①

アイナメと一緒に水揚げされたキジハタが1尾。

このキジハタは金華山方面の網で獲れたそうです。

 

金華山とは宮城県牡鹿半島の沖合いにある島のことです。

 

近年、温暖化の影響もあってかハタの北上は全国的な傾向になっています。

以前、この綴りでも紹介したことのある事例としては北海道寿都の網にキジハタが入り、生体は小樽市の小樽水族館で展示されたことは、ちょっとしたニュースにもなりました。

寿都は「すっつ」と読みます。(※道外の方へ。)

それもそのはず、北海道で生きたキジハタが捕獲されたのですからー。

 

日本海側では今や青森県の青森市でもキジハタが釣れることも珍しいことではなくなってきたという現代、海峡を越えようとするキジハタが出てきたことを物語る出来事としても記憶に新しいものでした。

これはキジハタのみならず、オオモンハタでもこういった傾向は顕著ですし、全国的にはブリ・ヒラマサ・マダイの回遊ルートはより高緯度へも進みつつあることは周知の事実。

新しい生息地を築こうと南方系の魚は、確実に北を目指し進出しているのです。

数年前には神奈川県の大黒埠頭で釣れたというキジハタのニュースも聞きました。スズキ狙いのエサ釣りで夜に釣れたとか。

関東近郊ではなかなかキジハタはあがらないので当時とても珍しいお話でしたが、それだけでは終わらずー。

 

こちらの話題も遡ること数年前。震災後のお話ですが、マガレイの好釣場としても知られる宮城県仙台湾でカレイの船釣り中にキジハタが釣りあげられたというお話も当時聞きました。

カレイ釣り中に釣れたということはエサはアオイソメの仕掛けに掛かったのかもしれません。

 

そして昨年は同じく宮城県内は石巻市雄勝地区の網にキジハタがかかるという事例が。

 

なので宮城県内では昨年もキジハタは獲れている(漁師の網にごく稀に入ることがある)ので、「またいつかキジハタの話は出るかもしれないなぁ~」とは思っていたのですが、今年は9月20日の朝に同県金華山方面で漁師の網でキジハタが捕獲され市場に水揚げ、となりました。

 

場合によっては、釣りをしていればいずれまた三陸方面の海でも誰かの釣り針にキジハタが掛かる可能性もあるわけですし、きっとそうなれば釣った人はその存在を知っていればきっとビックリするかもしれませんが、時代はそうなってきている、ということだけは確かなことかとー。

 

逆の見方をすれば、それだけハタは「動き回る根魚」ということであり、従来型ロックフィッシュゲームでの主であるアイナメ、ソイ、カサゴ、カジカ、メバルとは習性が異なるタイプの根魚グループであるということも大きく物語るものです。

 

例えばカサゴ生息地の北限としては太平洋側では旧来、福島県小名浜が有名でした。

年々、世界的に海水温の上昇が叫ばれるなかで暖流の勢いが強くなりマダイやヒラマサの北上も盛んになってきて、もし真っ先に東北地方太平洋側で新しい根魚が姿を現すとすれば、もともとの北限が小名浜近郊にあったカサゴが福島県南部やその隣の県である宮城県でまとまって獲れるようになるはずなのですが、現状では今もそういった事例は聞きません。

 

それだけカサゴの場合には生活史としての行動範囲が狭く、決まった範囲の場所で終生の生息圏を形成している根魚ということです。

 

対してハタは真逆で、エサがあって水温が適しているならば自分から行けるところまではどんどん泳いで行ってしまうタイプの根魚が多いということ。

特にキジハタやキジハタ以上の遊泳力を持つオオモンハタはテリトリー型ロックフィッシュとの釣り方の違いが明確になってきてそれがこのカテゴリーにおいても今までになかった新しい釣法をもたらしたことで、現在では釣りシーンでも注目の的になりました。

他にもバラハタやスジアラなんかも泳ぎまわるタイプのハタですよね。

 

スジアラの場合にはこの魚の本場でもある沖縄県ではアカジンとかアカジンミーバイという呼称でやはり高級魚として現地では扱われていますが、暖流に乗って泳いでくるので和歌山県あたりでもスジアラの釣果はときどき耳にすることがあります。

 

それから、やはり和歌山県でのお話ですがご当地ではアザハタが増えているというドキュメントを今年の2月か3月くらいにNHKの番組で水中映像で放送していました。

本来、もっと南方系であるアザハタが和歌山県の海に住み着き、それがここ数年でその数が増えていると南紀で潜るダイバーさんが語っていました。

まだメジャーな釣り魚とはなっていないため、アザハタを知っているロックフィッシュアングラーは少ないかもしれませんが、この魚もアカハタ同様に凄く鮮やかな赤いハタで超かっこいい魚。

アカハタよりも大きくなるので、きっと釣ったら凄い手ごたえと惚れ惚れする美しさを放つハタであることは間違いないでしょう。

もし興味があればアザハタ、調べてみて下さいね。

 

いずれにしても、それだけハタは回遊性を持っているんです。

 

そうなると、暖流による適水温の拡大はその土地に新しい回遊魚を招き寄せる効力を示します。

その一例がこのキジハタにも該当し、近年では日本海側でも太平洋側でもキジハタの北上が人目につくようになってきた、ということなのでしょう。

 

私がキジハタを本格的にロックターゲットとして強く意識して狙い始め出したのは2006年の夏でした。

キジハタを初めてこの手にしたのは、釣り雑誌のロケで行った富山県がその最初。はじめからキジハタを専門に狙いに行った取材でした。

夜行性のキジハタ、夜は遅い時間まで撮影し、ホテルに戻って2、3時間仮眠してまた夜明け前から朝マズメにかけて撮影という時間枠をやってのけたのも今ではとてもなつかしい思い出です。

私は東北地方太平洋側在住ですが、その頃、キジハタを専門に釣りたくてキジハタのいる地までわざわざ出向く人は極めて少なかったと記憶しています。昔から根魚釣りが有名な愛知県名古屋の方々がキジハタが有望な沖堤目当てで夏場の富山湾に時々遠征してくることはありましたが、東北から北陸へキジハタ狙いで…という私のようなケースは極めて稀。少なくとも私の周囲にはそんな同志は誰もいませんでした。

なので、釣り仲間には「物好きだね~。わざわざそんな遠くまで!? 大きな根魚だったら…地元でアイナメとかベッコウゾイとか釣れるでしょう。」とー。

でも私の目的はただ単純に大きな根魚を釣ることではなくって、いち魚種としての「キジハタ」をきちんとターゲットとして認識されるようにこの釣りをクリエイトしたい、この釣りを覚えたい動機でした。

なにせ、キジハタがロックフィッシュゲームの対象魚としての認識を持つ人はまだいなく(少なく)、専門ターゲット化される前の時代ということもあります。

狙える地域のごく一部で、ご当地ターゲットとして一部の愛好家の間で最近ちょっと流行ってきたかな?という時代です。

でも、この魚を知れば知るほど、ゲームフィッシュとしてはあまりにも好都合な魚でいつかロックフィッシュゲームの筆頭格として表れる時代は来ると思ったものです。生息地もアイナメ、ソイよりも遥かに広いため、ロックフィッシュゲームとしてのジャンルを明確な市場として確立するためには全国ウケするのはいずれはこの魚の力なくしては…という気もしていました。

私は新潟県、富山県、石川県までキジハタを探しに行っていましたが、時には片道8時間や10時間の車の運転も繰り返しました。

20代という若さゆえの有り余る体力でカバー出来たこともありますが、ひたすら遠かったです(笑)。

釣れる場所も知りませんので、マップから条件を割り出してワームを投げていく繰り返しです。

でも、それが面白かった!

昨今のように開示された情報も少な過ぎるし、専門に狙う釣り人も少なかったので、今の時代のくらい1尾のキジハタにたどり着くことはそう簡単なことではなかったのですが(今でも難しいことは難しいですが)、それでも出会えたときはアイナメやソイともまた異なる喜びを感じたものです。

世間では高級魚扱いですし、釣りの世界でもレアな魚でしたので、喜びも特別に大きかった。

10年前の当時と今ではキジハタ釣りを取り巻く環境や状況もまた大きく変わってきていますが、今も昔も相変わらずロックフィッシュアングラーにとってはキジハタは憧れの根魚の1つでもありますから、その注目度は極めて高いものです。

 

北と南の海で起こっている海流の作用の変化。

 

これが吉なのか、凶なのか、は私たち釣り人視点でそのすべてを語りつくされるものではないですが、我々の親しみある存在である「海」で、今、実際に起こり得ている事例としてその動向には今後も注視していきたい話題のひとつでした。

 

 

本日の綴りは写真1点文章多めでお送りしましたが、この1枚の写真から考えさせられることは大変多いものです。

皆さんにとっても、何かの一考になればと思います。

 

 

 

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今年のロックフィッシュ地獄(2016-2017)は!

今年の「ロックフィッシュ地獄2016-2017」誌(つり人社)は17日(月)の発売だそうです。

舞台は、世界に飛びます!

②

赤色のSWパワーホッグ4”をガッツリと咥えて浮上したその魚は……クロソイの海外種!!

ケルプの森に生息する、あの! “ブラックロックフィッシュ”がついに登場!!

かっこ良過ぎる…憧れのソイとの至福の出会い!!

 

今回はアラスカのコディアック島です。

世界地図を広げれば、左方にはアリューシャン列島。上方はベーリング海も近いアラスカ湾。

 

上層~中層にはニシンとカペリン(カラフトシシャモ)の群れ。

中層~下層にはイカナゴ(オオナゴ・メロウド)の群れ。

潮目に漂う、無数のオキアミ。

 

狩りをするザトウクジラやナガスクジラ、ラッコが海面漂うケルプ(コンブ)の海。

港で昼寝するトドに、アメリカの国鳥・ハクトウワシが気高く舞い上がる海。

 

そう!

そこは北極圏寄りの、北方系ロックフィッシュ世界屈指のフィールドだっ!

日本から遠く離れたこの島はこの人生、いつの日かは必ずや辿り着きたいと想い続けてきた夢の場所。

 

グリーンリング!(アイナメ)

ロックフィッシュ!(ソイ)

スカルピン!(カジカ)

イエローアイロックフィッシュ!(メヌケ)

そして……

アラスカの海釣り最高峰に君臨する海底の主・ハリバット!(オヒョウ)

 

わくわく、ドキドキ、が止まらない至極の大冒険釣行。

熱きサムライスピリットを胸にあの手この手で異国の! 未開の海で! まだ見ぬ根魚達との出会いを探し求めていきます!

 

アイランドコディアックへRock Transit!

 

詳しくは、誌面をぜひ…。

 

 

 

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地道な繰り返しから生まれるモノ。~釣りザオ・ロックトランジットのちょっとした開発秘話~

開発とは何か?と問われれば、こう答えます。

それは「いつも地道な作業の積み重ねです。」とー。

①

例えば、釣り糸が通るリングである「ガイド」という部品の場合は大きさの違いや個数でも飛距離に著しく差が出るので、想定される用途と価格上限内で収められることを前提にどういったセッティングがベストなのかはガイドを仮留めしながらの飛距離テストをおこない微調整していきます。

 

俗にいう釣具の開発テストは、単純に魚を釣りあげることだけがテストではありません。

なにもないところから「モノ」を形作っていくことは面白さと同時にいつも大きな困難を伴います。

 

例えばこの1本。

②

組み付けしたブランクにガイドを乗せての飛距離テスト中のひとコマです。

ラインの種類もいろいろですから、このロッドの場合にはどちらでも快適に使えるようにモノフィラメントライン(フロロカーボンライン)とPEラインそれぞれでおこないます。

糸の号数も主要どころから、LB及び号のMin~Maxまで用意して比較検証をしていきます。

糸やリールもそれぞれ用途の違いでの使い分けに、好み、そして各々の基準にも違いがありますので、組み合わせるリールも幅広く対応できるように考え、作ることもとても大切にしています。

 

試投の現場。

私も投げますが、キャスターが投げた飛距離を横視点でガイドへの糸の干渉などないかも細かく確認していきます。

上の写真を撮影した2016年5月は、カーボン組成によって異なる曲がりのウィークポイントに伴うガイドセッティングを見つけ出していく作業を繰り返していました。

ここで言うカーボン組成とは、●●tカーボン▲▲%+■■tカーボン★★%の組み合わせといったプリプレグ(カーボンシート)の配合率について、です。

料理で例えれば味の調合です。

ちょっと難しいかとは思うのですが、要はこういう話なんですね。

 

あとは、リグやルアーを遥か沖までカッ飛ばすためには、竿はその瞬間は大きく「しなる」必要があります。

でも、そのしなりは力(インパクト)が抜けきった後にはすばやく元に戻ってほしい。

そうでないと、今度は胴ブレをおこしてしまうからです。

う~む……悩ましく、とても難しい点ですね。

感度の追求と飛距離の追求は相反する難しい課題でもあります。

 

「正しく望ましい飛距離」を生み出すためにはブランクとガイドの相性をどう持っていくか。

適正位置を割り出すためのガイドの仮留めは、スレッドと瞬間接着剤とよく切れるカッターを用意してその場で何度も何度も修正していきます。

 

今回も先代から受け継いだ「飛ぶ竿」を作るためです。

 

 

 

地道といいますか、とても地味な作業ですが、釣竿の開発ってこういう小さな作業の繰り返しです。

(そんな研究職とも言える釣り竿開発は神経も過分に磨り減るので小生なんぞは新しい竿が1機種出来上がるたびに寿命も1年ずつ縮んでいる気がしますが…。 ハッ!ハッ!ハッ!(笑)。 つまりは、そのぐらいの労力を必要とします。)

 

最初の設計図をかきあげてから早2年。

続く試行錯誤で相当な数のロッドが没になりましたが、昨年秋頃から理想に近づいてきた機種もまたいくつか出てきました。

一休さん(アニメでありましたよね。なつかしい!)ではないですが、“慌てない慌てない”、の精神で。

この歳月はメーカーだけでなく、開発に協力くださった各地のモニターさん方も目を見張る逸品を一緒に目指していたのです。

 

刀は武士の魂であったように、包丁は料理人の魂であり、 釣り竿は釣り人を映し出す鏡です。

数ある釣り道具の中でも釣り竿はその象徴のような存在でもあるので、魚釣りに対する“本気度”ってもんが手にしている釣り竿ひとつとっても表れるものです。

あとは、それにちょっとした“遊び心”(←これ大事!)を添えてー。

 

実績は十二分。

国内外、たくさんの笑顔が生まれました。

③

④

⑤

今度は私たちがそれを贈り出す番です。

 

素敵な感動の一尾を、喜びの道具たちと共に。

Rock Transit、2017。

 

 

 

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いろいろ進んで、取り組みつつー。

ベイトモデル、着々と進行中です。

①

写真は最終プロトですが、仕上がりがまたかっこよく出来ています!

 

 

 

先々週~先週にかけて、ロックフィッシュロッド/ロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90”(オリジナル)出荷致しました。

北海道~九州までの8月~のご注分になります。

ご予約いただいていた皆様方、お待たせ致しました!

②

先代シューティンウェイよりも価格控えめのシリーズではありますが、その品質は極めて高い水準です。

又、シューティンウェイ同様ロックトランジットも厳選した材料を用いて1本ずつ丁寧に手作業でお作りしています。

 

使い込めば使い込むほど風合いが出てくる革製品のように(汚れや傷も含めての使用感やモノとしての美しさ)、プロズワンでは味わいテイストを大事に製品を開発・生産しています。

大量生産大量消費を目的としている品ではないため、時にご注文が集中している場合、品切れになることがございますが上記に基づいてお作りしている関係もございますのでその際はおそれいりますがご容赦いただければ幸いです。

 

お店によっては店頭在庫等もあると思うのですが、ご予約順の配送となっております。

次回出荷は、2017年正月明けを予定しております。

これからのタイミングでご入用の方は、もし店頭で現物を見かける機会がございましたらぜひ!

 

 

尚、ファクトリーチューンドモデルである高品質な4軸カーボン搭載のロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90”GRAND LIMITEDも入荷してきておりますので、こちらは現在補充中につき即出荷にも対応しております。

縦方向に動かすテキサスリグやジカリグの釣りが主な場合や“掛け調子”の「よりツンとしたテイスト」(RTS-902MHオリジナルモデル比)の竿がお好みの方、あるいはお急ぎでお探しの場合でオリジナルモデルの入手が難しい場合には釣りスタイルがお合いになれば、こちらも。

グランドリミテッド①

グランドリミテッド②

グランドリミテッド③

 

ざっくりとですが、2機種の違いについてです。

■RTS-902MH“ロングスピンキャスター90”オリジナル

やんわりと魚の引きをいなす、RTS-902MHのオリジナルモデル。掛けた魚のファイト中のバラシが少ないのがとてもいいです。ロングスピンによる遠投先で掛けた魚とのちょっと長いやり取りにおいてファイト中に次第に広がる可能性がある針穴の拡大を抑える効果に貢献するため、口切れ(=バラシ)防止にも役立つロッドです。

マダイ(ショアレッド)やヒラスズキ、アラスカのシルバーサーモンといった国内外における釣り人憧れの大物もあがるくらいなので通常使用範囲でのショア根魚ロッドとしてのパワーは十分。岸から狙える範囲の30~60cmくらいの根魚の引きを味わいつつ、遠投を楽しんで魚を釣りあげられる専用竿に仕上げています。

 

■RTS-902MH“ロングスピンキャスター90” GRAND LIMITED

よりシャープなフィーリングで、ゴリ巻きして魚を強引に寄せてくるような場合にはプラスのパワーが引き立つファクトリーチューンドモデルの4軸 RTS-902MH GRAND LIMITED(通販限定)。例えば、足場の悪い磯のように立ち位置が固定されてしまい自身がとっさに移動できない条件などで、掛かった魚相手にリールのハンドルをガンガン容赦なく、力強く巻き続けるような強引なファイトスタイルであれば、こちらの方が魚の浮き(寄り)は早い仕様です。

 

というようにロックトランジット/ロングスピンキャスター90は、テイストの違いで2機種ラインナップがございます。細かい差ではあるのですが、ご自身のスタイルに合わせて自由に選んでいただけます。

この2本、一言で違いを申し上げると一番は「曲がりのウィークポイント」の違いです。

オリジナルブランクとGRAND LIMITEDブランクは見た目の印象も少し違いますのでお好みでの選択や2本の使い分けという方向もありますので、使い方いろいろです!

 

 

こちらも進んでおりますので、もうそろそろです。

③

ハンドメイド製ただ巻きジグ「ブルーオリオン30g」のヒラメスペシャルカラー。

「ヒラメゴールド」(上)に「ヒラメピンクキャンディー」(下)です。

これからの季節、ショアヒラメはベストシーズンですよね。

サーフに接岸したヒラメをただ巻きで大攻略!

 

限定生産の特別なヒラメ専用カラーを通販限定でご用意しました。

こちらも、近々追ってのご案内を予定しております。

 

 

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ロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90”でのムラソイ釣果情報

宮城県の千田さんからムラソイの釣果情報をお寄せいただきました。

 

①

「沖に沈み根が多く点在するエリアでその沈み根まで14gのテキサスリグをフルキャストしそこでリフト&フォールさせていました。

すると、リフト中に抑え込むようなバイトがありました。

ロックトランジットロングスピンキャスター90のベリー部分のたわみにより、魚がルアーを咥えても違和感を与えなく上手くフックアップ出来ました!

ロングスピンキャスター90は女性でも振り抜きやすくて、1日振っても疲れない軽さで仕上がっているので操作性も抜群、軽いものから重いものまで幅広い重さのルアーをこの1本のロッドで扱えるのでオカッパリでは外せないロッドです!」

 

ロッド ロックトランジット/ロングスピンキャスター90

リール セルテート2506

PEライン 0.6

ワーム ダブルウェーブ ホワイトグロー

 

 

 

素晴らしい釣果おめでとうございました。

投げやすさとその飛距離でもご好評いただいているロングスピンキャスター90は、レディースアングラーにも使いやすい振り抜けの良さはもう一方の対となっている同GRAND LIMITED含めこのシリーズの大きな特徴であり、スピニングリールの釣りが楽しくなるロッドです。

詳細な釣り内容もありがとうございました。

後も素晴らしい釣果に恵まれますことお祈りしております。

 

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