ここは南十勝のサーフ。
道内では日本海側・オホーツク海側・太平洋側(それプラスとして対岸に青森県を見る津軽海峡側)でサクラマスが川に遡上するタイミングに差があるため、必然的に海サクラを狙う好機にも違いがある。
文月(7月)のサーフで、かのサクラマスを狙える喜びは鱒好きには計り知れない。
あいにくの強風だが、今日のところはあと数時間で日没を迎えるため実釣時間が限られている。
となれば、結果は早く出ることにこしたことはない。
そうなると、逆風をついて良く飛んで良く泳ぐこちらの出番。
ヒラメとビッグトラウトに最適なブルーオリオン。
ビッグトラウト…その中にはもちろん、海アメ・海サクラも含まれている。
ショアキャスティング用のメタルジグはオフショアバーチカルジギング用に開発されたメタルジグ群ともまた異なるコンセプトが求められるもの。
しかも、世界観は奥深く突き詰めるとそれはそれは開発が難しい分野となっている。
そうなのだ。
見た目は“ただのメタルジグ”だからと言って重いから船用で、軽いから岸用という外見上でのグラム数よりも、そのジグがどんな用途と魚種向けに作られたものであるか?の方がメタルジグ選びでは大切である。
この「ブルーオリオン」はショアの釣りが好きなみんながヒラメ・サクラマス・アメマス・ロックフィッシュ、+αそれぞれの分野から意見を出し合って一緒に考え、悩み、凄い釣果が出るたびに喜びを共有しあって、少しずつ形になっていって作り上げていったルアー。
釣りの上手な人のみならず、釣り好きだが経験の浅い人にも参加してもらい、誰でも気兼ねなく投げて、巻いて、釣れるように具現化していくことを本筋としていたから、結果、多くの時間も費やしている。
むろん、釣りの上手な人は世の中に五万といるわけだから、ショアキャストジグにおいても操作の長けた方であれば水中、遥か遠方に投じたジグを縦ジャークしたり、トィッチしたりと、ありとあらゆる小技を細かく織り交ぜた釣技を繰り出せるが、ブルーオリオンの場合には誕生経緯がショアジグの代表格である青物専用品とは異なり、ヒラメとビッグトラウト(+ロック)を“目指す最大ターゲット”として捉え、釣歴の浅い方でも操作が必要以上に難しくなく、水中にあるルアーが動いている感(釣れるルアーの動きの感覚)を掴めますように…と願って幾多ものビルド&テストが繰り返されてきたルアーなのだ。
水深の深い湖から遠浅サーフの離岸流の中まで、その守備範囲は実に広い。
スプーンやバイブレーションプラグ、クランクベイト、スピナー、スピナーベイトのように基本「投げて巻く」だけでも十分にターゲットを誘い出せる、人に優しい設計のメタルジグは、のちにこの“ただ巻きコンセプト”へも大きく繋がっていった。
場所を選ばず、季節を選ばずに、このルアー1つ携えているだけで釣り場で“安心感”を持って釣りに望めますように、とー。
話がそれてしまったが、折角の釣り場。
それではやってみよう!と思っていたら、いきなり「ヒット!!」の声が。
振り返ると、神谷さんのロッドが満月にしなり、こちらまで興奮するほどの密なドラグ音が響いていく。
またもや早業!!
グン、グン、グン!!
ロッドを叩くように激しく首を振って抵抗する引き方からしてサクラマスに違いない!
しかしそこはトラウト名人、手慣れた手つきで打ち寄せるサーフの波に合わせて、ビッグトラウト相手にランディングの間合いを図る。
見ているだけで息を飲む、興奮のクライマックス。
ランディングは見事に結実。
夕暮れを待たずして、55cmの海サクラが南十勝の砂浜に横たわった。
神谷さんいわく「ちょっと沈めての“ただ巻き”。」でご覧の通り。
弾丸のように突っ走る、海サクラの引きは強烈そのもの。
やはり、「ただ巻き」でしたか!
海サクラ×ブルーオリオン。
色は定番カラー「ブルーピンク」でのヒットだった!
私もこの後、当時、最終プロトとして持参していたサンプルカラー「さくらピンクグロー」のブルーオリオンを投げて、ウグイと海アメが立て続けにヒット。
こと、海アメは太さもありよく引いた。
海アメは海サクラより遥かに生命力が強い魚だが、こちらはリリース前提で楽しみたい魚につき、そのカッコいい面構えの上顎にフッキングしている鋭利な釣り針をすみやかに外して、波打ち際で魚を撮影しようとしていたその時。
押し寄せた波の中に魚が取りこまれてしまい、そのまま少し早いお別れ~。
周囲の皆さんが笑っておられました(笑)。
そうしているうちに辺りが暗くなってきたので帰路のことを考えて納竿。
道北から南十勝への長距離移動に加え、1日で「山」と「川」と「海」を楽しんだ、駆け足で過ごした充実時間となりました。
■タックルデータ
●ロッド:サーフスレイヤーSSLS-96MH-F
●リール:AR-CエアロCl4+4000
●ライン:シーガーライトタックルフラッシュⅢ1号
●リーダー:シーガーグランドマックスFX 5号
●スナップ:カルティバ/ボールベアリングスイベル♯1番
●スプリットリング:カルティバ/スプリットリングハイパーワイヤー♯4番
●ルアー:ブルーオリオン30g
●フック:カルティバ/ジグミノー段差フック1/0
●ジャケット:リトルプレゼンツ/AWウェーディングジャケット(JK-10)
●フローティングベスト:リトルオーシャン/ロックフィッシュPFD Ⅰ
●ウェーダー:リトルプレゼンツ/SP3 AQ ZIPウェーダー(W-34)
●インナー:リトルプレゼンツ/ウェットトップ
●Tシャツ:リトルプレゼンツ/トラウトT
●シャツ:リトルプレゼンツ/SPサニードライシャツ
●フリース:リトルプレゼンツ/フリースベスト
●アンダー:リトルプレゼンツ/ウェットボトム
●パンツ:リトルプレゼンツ/SPリバーパンツ
●ハット:カルティバ/バケツハット
●偏光グラス:ZEAL OPTICS/ENZO
●偏光レンズ:TALEXアクションコパー、TALEXラスターオレンジ
2015年11月17日 |
カテゴリー:釣行記
翌朝。
北海道といえば!の、いつものセイコーマートで朝食を買い、道北から道東方面にかけての移動。思えば、私もセイコマ歴10年になりました(笑)。
今日は移動の途中で川でエゾイワナを狙っていこう。
車窓から眺める初夏の北海道の景色は、いつ観てもいい。
釣り場に到着。
新緑生い茂る、美しい水域がその眼に飛び込んでくる。
ここで狙うは昨日に引き続きエゾイワナ。
昨日の午後に手にしたのは湖沼型のエゾイワナだが、今日は河川残留型のエゾイワナに出会いたい。
神谷大先生こと、トラウトエキスパートにして作家の神谷悠山さんと共に入渓し、それぞれ散って川を釣っていく。
その前に、トラウト分野において自身の分からないことなどご教授願った。
偉大なる諸先輩から学ぶことは数多い。
さぁ、早速、釣りを楽しんでいこう。
流れの中、ルアーを生き生きと引いてくる。
追尾する魚影を偏光グラス超しに確認し、連続トィッチ!
来たっ!ヒットだ。
これがまた粕谷君からの頂き物の5cmのシンキングミノーがよく釣れる。
急流の中でもルアーが飛び出さないでいてくれるから、ただ巻きで誘い出せるのがいい。
魚がルアーについて追った状態になった時に、小技としてトゥイッチを入れると反転してルアーを喰らっていった!
湖沼型ともまた異なる色彩と質感のエゾイワナ。
こちらの魚もまた惚れ惚れする美しさを秘める。
その魚体、以下の写真でお楽しみいただければ幸いです。
私が見ているだけでも神谷さんは本当によく釣られる方だが、私がミノーで撃ったあとからも神谷さんはスプーンで更に引き出していくから凄い。
神谷さんがスプーンで釣り上げたウグイ。
穢れなき水の楽園に生を受けるウグイの発色はトラウトに並ぶものであり、サケ科の魚同様にコイ科の魚もまた「魚としての魅力」がこの土地では更に引き立つものである。
産卵期特有の追星(おいぼし)も確認出来る。
メインターゲットはエゾイワナになるが、ウグイにニジマス、ルアーに遊んでくれる魚はなんでもうれしい。
ミノーとスプーンを水深や水流などによって交互に使い分けていくが、ここで「これも使ってみようかなぁ~」と本州仕様のまま持ち込んでしまった渓流ミノー(フッキング重視の細軸フック装着済み)に思いつきで交換したところ、間が悪く、なかなかのニジマス(ワイルドレインボー)が急アタックしてしまい、ファーストランで針を伸ばされてしまった。
望外のランカートラウトも潜む北海道の渓では、必要であれば万が一、いつ大物が掛かってもいいように針は出来るだけ強化しておきたい。
その後は再度、太軸フックに戻して万全を期して釣りを楽しんだ。
釣れてくれるエゾイワナの美しきその姿は何度、注視したところで見飽きない。
北の大地が誇る、エゾイワナの光沢。
この川ではエゾイワナとヤマメ、それぞれ複数尾に恵まれることが出来た。
この後も移動は続く。
夕方前には南十勝に到着することを目標とすると、そう長居もしていられなそうだ。
名残惜しき魅惑のフィールドを振り返りつつ、次なる歩みを進めよう。
午後、帯広に入る頃合いで「ふ~みんにさぁ~案内したいカレー屋があるんだよね。」と神谷さん。
昼時をとうに過ぎた頃合いということもあり、確かに空腹だ。
ご当地の有名店で名物カレーをいただく。
美味い!
どことなく懐かしい素朴で味わい深い熟成された風味が、とってもGood!
ごちそうさまでございました。
その後、南十勝の番人“ぬ~さん”こと、布谷さんと合流。
長時間の移動の後ではあるが、貴重な夕マズメの時間帯は南十勝のサーフで海サクラ(海サクラマス)を狙ってみよう。
遥か遠い地平線。
じきに訪れる太平洋へ太陽が沈みゆくプライムタイムに、大海泳ぐサクラマスへの想いを馳せる。
自身、南十勝での釣りは2年振りの海アメ以来と久々だ!
■タックルデータ
●ロッド:トランティンマーキスボロンTMBS-632L
●リール:ステラ2000
●ライン:ナイロン8lb
●スナップ:カルティバ/クイックスナップ♯0番
●ルアー:レックススーパーシンキング5cm、ミュー5g
●ジャケット:リトルプレゼンツ/ライトウェーディングジャケットⅡ(JK-14)
●ベスト:リトルプレゼンツ/TRベスト
●ウェーダー:リトルプレゼンツ/SP3 AQ ZIPウェーダー(W-34)
●シューズ:リトルプレゼンツ/ミッドストリームWDシューズピンフェルトソール
●インナー:リトルプレゼンツ/ウェットトップ
●Tシャツ:リトルプレゼンツ/トラウトT
●シャツ:リトルプレゼンツ/SPサニードライシャツ
●アンダー:リトルプレゼンツ/ウェットボトム
●パンツ:リトルプレゼンツ/SPリバーパンツ
●ハット:カルティバ/バケツハット
●偏光グラス:ZEAL OPTICS/ENZO
●偏光レンズ:TALEXアクションコパー
2015年11月16日 |
カテゴリー:釣行記
川をあがって湖へ。
最初のポイントではアタリなし。
そしてまた移動。
おそらくここが本日最後のポイント。
釣り時間は「30分!」と決める。
これ以上、遅くなると時間的に行動を活発化させるヒグマに出くわす恐れが増す。
道内の野山(渓流・湖含む)で「魚釣りをする」ということはヒグマの生息域に自ら赴いているという解釈にもなる。
つまり、自然の王国においては人間側の一方的な都合は通用しない。
遭遇する相手がエゾシカやキタキツネ、タヌキであれば、それは日常茶飯事であるがクマだけは違う。
それも本州のツキノワグマではなく、北海道ではヒグマである。
クマのテリトリーに人間が勝手に入り込んで遊んでいる、という危険意識は常に持つべきであり、こういった観点からも道内で釣りをする際には本州以上にクマ対策を入念にしたい。
知識しかり、装備しかり、だ。
これは魚釣りに限らずとも、トレッキング・登山、山菜取り、きのこ狩りなど全般に共通すること。
と、なれば早速、釣ってしまおう。
全神経を集中することに加え、人の気配も限りなく消すように心がける。
この釣り場の水質はジンクリアだ。
そうなると人と魚の距離はあればあるほど、人的気配を消せるし、ルアーを追わせて喰わせるにも有利になる。
釣り場やその魚の持つ習性に合わせて、そこは臨機応変に対応したい。
よし、来たっ!
ランディング!
成功!
ヤマメに次いで、目的のエゾイワナが来てくれた。
同じエゾイワナでも河川型と湖沼型とでは色彩や風合いも絶妙に違ってそれぞれが美しいものです。
本来は一緒に実物を見れることが出来たら最高ですが、少しでもその場の臨場感を味わっていただきたく、魚のパーツごとの写真を多めに載せますので、以下、やんわりと夕日を反射する美しきエゾイワナの造形・色彩をぜひともお楽しみください。
1尾目と2尾目はミノーでの釣果。いずれも2尾のヤマメを釣り上げたのと同様の5cmシンキングミノーで。(粕谷君からの頂き物です。)
3尾目は神谷さんからオススメいただいたスプーンにて、最大限の遠投をかけて喰わせています。
ミノーにスレた魚はレンジを沈めてスプーンで“落とす”の作戦、大成功でした。
実際、ミノーで掛けた魚はライズアップしていたため上層で喰わせていて、3尾目はスプーンでヒットに至った魚はボトムから中層を引っ張って喰わせています。
魚の浮き沈むレンジに合わせて、ルアーもレンジ別に使い分けていったのです。
30分の間に3尾のエゾイワナに恵まれ、大満足。
夕方には雨もあがって陽が差しんだこともあり、その雰囲気は更によくなりました。
このようなシチューエーションで釣りを楽しんでいます。
楽しい時間はあっという間に過ぎていくもの。
神谷さんの「さっ、クマ出ると大変だからあがろうか!」の一言で今日の釣りは終了!
いやはや、楽しい、楽しい、ひと時でした。
明日もまた続く、鱒旅。
「神谷さん、また明日もよろしくお願いします!」というところで釣り場を後にした。
■タックルデータ
●ロッド:シューティンウェイSWS-702L“スイミントレーサー”
●リール:ステラ2000
●ライン:ナイロン8lb
●スナップ:カルティバ/クイックスナップ♯0番
●ルアー:レックススーパーシンキング5cm、フロントレイク12g
●ジャケット:リトルプレゼンツ/AWウェーディングジャケット(JK-10)
●ベスト:リトルプレゼンツ/TRベスト
●ウェーダー:リトルプレゼンツ/SP3 AQ ZIPウェーダー(W-34)
●シューズ:リトルプレゼンツ/ミッドストリームWDシューズピンフェルトソール
●インナー:リトルプレゼンツ/ウェットトップ
●Tシャツ:リトルプレゼンツ/トラウトT
●シャツ:リトルプレゼンツ/SPサニードライシャツ
●フリース:リトルプレゼンツ/フリースベスト
●アンダー:リトルプレゼンツ/ウェットボトム
●パンツ:リトルプレゼンツ/SPリバーパンツ
●ハット:カルティバ/バケツハット
●偏光グラス:ZEAL OPTICS/ENZO
●偏光レンズ:TALEXラスターオレンジ
2015年11月14日 |
カテゴリー:釣行記
振り返ること7月。
生い茂る新緑の脇を颯爽と走り抜ける、快速電車「スーパーカムイ」の車窓から。
この列車に乗るのは昨年9月以来だが、乗り慣れた快適列車で過ごす時間を楽しむ。
向かう先は私にとってのゆかりの地・旭川市だ。
祖母が北海道旭川生まれということもあり、自分にとってのルーツのある場所に向かう時にはいつも心が安らぐ。
電車で過ごす静かな時間は自身、とても貴重な休息の時でもあるわけであるが、何かパッと思いついたことがあればすぐに書き留められるよう、膝の上にはメモとボールペンがスタンバイ。
これも、日常の癖。(なのだろうか…。)
手荷物はいつも通りのこちら。
@新千歳空港にて。
スーパーカムイはJR新千歳空港駅からJR札幌駅経由でJR旭川駅まで接続しているため、私のように釣具満載の大きなスーツケースをガラガラ引きづりながら、釣り竿を担いで悪戦苦闘しているような者にとっても快適に荷物も運搬出来るのがありがたい。
私はフィッシャーマンですが、その時期だと同じように大荷物を抱えているゴルファーもよく見かけるし、秋口~春先まではスキーヤーやボーダーもまた大きな荷物を抱えているのを見かけると、お互いにその気持ちが分かるような気がします。
えぇ、とにかく荷物が重たいんですよね(笑)。
JR旭川駅に到着すると、既にスタンバイしてくださっている作家の神谷悠山さんの姿が視界に入った。
旭川駅には新しくなる前から来ているので、今の真新しい駅舎も素晴らしいですが、昔の駅舎もまた味わい深くって好きでした。
とても風情がありましたよね。
外を見ながら「こっち、見えてるかな…?」と思いつつ、駅の構内から手を振ると、即座に手を振りかえしてきれくれたから(笑)、すぐに分かっていたのだろう。
神谷さんは旭川在住の作家さん。
有名テレビ作品も数多く手掛けていらっしゃる偉大な方であるが、大の釣り好きでもあり、トラウトフィッシングのエキスパートでもある。
以前から神谷さんに「ふ~みん(←この業界内でのみしか認めていない小生のあだ名。元々は某プロデューサーが言い始めたのを、更に広めてしまったのはタレントの永浜いりあちゃんの気配が濃厚とされています。)、おいでよ~」とおっしゃって下さっていたので、それでは遠慮なく~とお互いに日程を調整して、おじゃましたのです。
冒頭から「一年振りの旭川です。」と述べると、お帰り~といった具合で、「それじゃ~まずは飯、食べに行こうか!」と神谷さん。
ちょうど昼時。
「ですね、ですね。んじゃ~ラーメンで!(笑)」
旭川市は言わずとしれたラーメンの有名な土地。
醤油ベースの「旭川ラーメン」は全国のラーメンファンの間でも人気の的だ。
老舗の有名店の、のれんをくぐると、あぁ…いいにおい!
間もなく、それぞれ大盛りを軽く平らげ、いよいよ釣り場を目指す。
この日は時折、雨足が強くなったりするような雨~曇りの日。
千歳からずっと外を眺めているが道北に向かうにしたがって、雨は小雨になっていったのは唯一の救いだった。
午後、入渓したポイントで狙うはエゾイワナだ。
荷解きに時間が掛かったこともあって、釣り場に立ったとき私はまだロッドガイドにラインを通しておらず、ルアーを投げる直前に~と思って、ようやく準備に取り掛かっていたら、「ほらっ!来たよ~!」と神谷さんのロッドがしなっている。
さすがの一言!
早業!!(笑)
「1投目か2投目が勝負だから、ここ!」と。
神谷さん得意のスプーニングでのグッドコンディションのエゾイワナだ!
続いて、ヤマメも。
こちらはミノーにて。
尚、道内ではヤマメのことを“ヤマベ”と表記したり、呼ぶケースも多いので北海道をまだ訪れたことのない釣り人の方でトラウトに興味のある方はいつしかのために覚えておくとよいでしょう。
このポイントでは私はヤマメ2尾。
2尾とも粕谷君からの頂き物のミノーに喰ってきた。
あとはエゾイワナが釣れたら最高だ!
2015年11月13日 |
カテゴリー:釣行記
風が強い日も、冷たい雨の日もありますが、すっきり晴れるとうれしいくらいの青空が広がるのも秋です。
北海道に次いで冬入りが早い東北地方も、11月半ばということで晩秋を迎え、そろそろ本格的な冬支度へ移行する季節。
実際、海の上はもうかなり寒いものです。
秋の夜長という言葉がありますが、夜が長い今だから読書も面白いです。
とはいっても自分の場合には長々とした小説よりも、手軽に読める雑誌の方が多いですが(笑)。
写真からお察しいただける通り……食べるのが好き、外に出るのが好き、生き物・魚が好きなため、趣味誌も多義に渡るわけですが、日々の合間を縫って個人的理由で旅行に行ったりするのは時間の関係上難しいところも多いため、旅行雑誌を読むこと・見ることで自分も行った気にさせてくれるところがまた好きです。
アクアリウムの本、つまり熱帯魚雑誌のこちらは小学生の頃から読んでいるもので熱帯魚を飼っていない今でも楽しんでいます。昔の特集で、ガーの特集やアジアアロワナの特集はとりわけ好きでした。
今となっては懐かしい話ですが、日本にインペリアルゼブラプレコやニューギニアダトニオ、マンファリ(キューバンガー)が初めて紹介された時にはそれはそれは驚愕ものでした。
震災後、また地震に遭い魚たちを死なせてしまうのではないかという警戒心とそんなことを考えてしまうとなんだか心苦しく感じるようになってしまったこともあり、あれ以来、長らく愛好してきた熱帯魚は今はやっていないのですが、熱帯魚屋に行って魚を見ているだけでも気分はとてもいいものですし、いつかまたタイミングを計って飼えたらいいなぁ…と思っています。
ちなみに釣り具・ルアーの世界にはよく釣れる定番色として「ブルーピンク」という色がありますが、熱帯魚の世界に置き換えると私の好きなカージナルテトラ(カーディナルテトラ)の色合いにも似ていたりするので、そういった想いも含めて個人的にも気に入っています。
カージナルテトラをはじめ、ラミノーズテトラなどの小型カラシンの仲間を流木と水草をレイアウトした水槽で群栄させるのは昔から好きでしたので、いつかまたそんな願いが叶ったらなぁ~…とか想像すると楽しいです。
小型魚・中型魚・大型魚それぞれのジャンルで好きなのですが、いつかは……長年の憧れ! シャムタイガーと血紅龍の混泳が夢ですかね~。
虎と龍のコラボレーション!
更に欲張りするなら、自身の飼育経験も長かったガー(スポッテッドガー&フロリダスポッテッドガー)とポルカドットスティングレイ(アマゾン淡水エイ)も一緒に泳がせられたら…と憧れは募るばかりです(笑)。
いずれにしても、水槽を眺めているだけで幸せな気分になれる人間なので最高です。
日本の魚は熱帯魚と違って、派手な色彩の魚こそ少ないですが、つつましく・奥ゆかしい日本の雅な風土と寄り添うことで、よりその存在が引き立つ素敵な魚たちも多く生息していますよね。
季節柄、海ではロックフィッシュゲームも冬の陣に。
次のロケも近づいてきましたので、ラインを巻き直したり、タックルを整理したりする作業も同時に進めなくてはー。
年内中にはまた画面を通して皆さんとお会いできる模様です。
この時期になると年末が近づいてくることもあり、通常業務+アルファも加わってくるので、それにロケ等も加わるとちょっぴり大変な時期です。
毎年、なんとか乗り越えるべくいろいろ試案するわけですが、今年は身体を壊さずに(昨年はついに病院送りに…泣)時間のやり繰りを出来たらなぁと思っています。
黄色に染まったイチョウの葉も、風で舞い落ちる頃合いに。
じきに駆け足で冬へ移ろいでいく秋の候。
お風邪など召されませんよう、ご自愛ください。
それでは、次回からはずっと書き損ねていたこの夏の鱒旅について綴ってまいります。
2015年11月12日 |
カテゴリー:その他
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