ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

「North Angler’s 2015年12月号」発売

★プロズワンからのお知らせ★

2015年11月8日(日)、北海道の釣り総合誌「North Angler’s 2015年12月号」(つり人社)が発売されました。

 

■Special Presents(ブルーオリオン プレゼント)

 

ぜひ、ご一読くださいませ。

秋、ハゼ日和。

寒さ厳しき冬迫る、東北の秋。

黄色に色づくイチョウの葉

 

今日も爽やかな青空!

①

そんな日は、ハゼ日和です。

 

②

今日はどの仕掛けを使おうかと選ぶのも投げ釣りの楽しみです。

 

ハゼは誰もが気軽に楽しめる味わい深い釣魚のひとつ。

肩の力を抜いて、水辺で触れ合う時間を皆で共有したいものです。

 

「グググッ!」早速、竿先にハゼの魚信が伝わります。

③

最初から20cmを超す立派なマハゼがお出ましに。

 

ハゼ科の魚は元々美しい魚が多いです。

私は元々、アクアリスト(熱帯魚飼育愛好家)の世界から現在の釣りの世界にたどり着いているので、昔の知識を振り返ってみてもよく覚えているのですが、観賞魚の世界でもハゼ科(ゴビーフィッシュ)の仲間は世界各地のものが知られていて、その色彩もバラエティーに富んでいるので釣り人ならずとも人気があります。

 

魚釣りの対象となる、我がニッポンの「マハゼ」も美しき。

せっかくなので、写真をもう一枚!

④

その上品で、きめ細かな色彩美をよくご覧ください~。

 

この日の釣行では途中から風が強くなり釣りにくかったりしたのですが、20cm級も多く釣れ、とても楽しいハゼと遊ぶ時間となりました。

 

昔話で恐縮ですが、私が子供の頃は毎年年末(特にクリスマス~大晦日の前日あたりまでがラスト勝負!)まではハゼ釣りによく出かけていました。

平日であれば部活のない日の学校帰りに同級生と集合して夕マズメ狙いで。

冬休みなどの休日中であれば、朝から夕方までがっつりと。

特に11月、12月は「25cmオーバーの超大物ハゼ」を狙って自転車で寒風切って釣り場を走り回っていたものです(嗚呼、懐かしい…)。

といっても…憧れの尺ハゼ(30cm)が釣れるわけではないのですが、26cm!とか26.5cm!とか、時に27cm!!とか…0.5cm刻みの心躍る世界がそこにあるのです。

 

今はどうなんでしょう。

最近は聞かないけれど、25cm超えのハゼはまだ釣れるのかな?

 

現在はじっくりハゼ釣りだけに注力できる時間も取りにくいこともあり、欲張らずに「20cmのハゼが1尾でも釣れたら」個人的には満足しています。

でも、昔から変わらないのは13cm以下(大物ばかり釣れる時には15cm以下に臨時変更!)のハゼは全部リリースと決めているので、自分の中で昔から決めているこの自主ルールは大人になった今でも守っています。

そんな話をかつて、東京の釣友に話したら「えぇ~! そんなこと言ったら俺ら(東京湾で)釣ってるハゼは1尾も持って帰れないことが多いじゃん!」とか言われました(笑)。

それでもって、これもずいぶん前(10年くらい経ちますかね~)の話ですが千葉県の浦安の水路にハゼ釣りに行ったら、案の定、リリースサイズ(あくまでも自分の中でのルール)しか釣れなくて、そのギャップ差を感じたことも…。

むしろ、ハゼの仕掛けに20cmくらいのセイゴがやたら掛かってきて本当に東京湾はスズキ(シーバス)が多いんだなぁ~と改めて思いました。

 

地域柄なんでしょうかねぇ…地域柄。

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幸いにも相変わらず20cmオーバー健在な今日。

本日もこのくらいの大きさのハゼなら、まずまず釣れたし大満足。

 

遠方からハゼ釣りにやってきた釣友のお土産に私の分も一緒に添えてー。

昔から知ってる釣りだからこそ、肩を張らずに、意地を張らずに。

 

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日々何かと忘れかけてしまいがちな少年時代の思い出の引き出しを振り返りつつ今後も、ゆる~く楽しみたい釣りのひとつになっています。

晩秋の支笏湖

本日は、晩秋の支笏湖のお話です。

①

 

過日の初雪の名残と終りかけの紅葉が織り成す景色が心に迫る車道。

カーブを曲がる度に、光の当たり具合で木々の色などの景観が異なり心が弾む時間。

②

先週、仕事の合間を縫って5時間だけ釣りを楽しんできました。

「5時間」といってもポイント間の移動と食事タイムを含めてなので、じっくり集中して竿を振れたのは3時間ほど、でしょうか。

本当ならば2日、3日、現地に滞在して腰を据えてじっくり釣りが出来たら最高なのですが、忙しい日常の間のちょっとした気休めの時間、“ちょい釣り”気分で竿を振る感覚です。

釣果は別になくてもいいから、今日はこの湖で竿を少しでも振ることが出来たら、うれしい! そんな意気込みで。

③

あいにくの、風強し。

しかし、この湖でトラウトを狙ううえではベタ凪の無風よりは条件が断然良いので、そのあたりは特に気になりません。

向かい風に加え、波気もあるので、この場所に限ってはミノーの飛距離ではちょっと厳しそうにつき、最初からメタルジグやヘビースプーンを主体にセレクト。

④

支笏湖は言うまでもなく景観が美しい場所につき、本日は文は少なめ、写真多めにしますので、ぜひその景色も一緒に楽しんでくださいね。

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岸から投げても水深は優に20mを超えているポイントが多々あります。

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支笏湖といえば!の、かの有名な「ジャックガウディー」と、ただ巻きジグの“ブルーオリオン”。

 

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メタルジグやヘビースプーンを用いた釣りでは飛距離と水深の深さ分もあるので、ディープレンジでルアーを操作する釣り方の場合にはラインが凍るほどの厳寒期を除いてはPEラインが使いやすいです。

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ブルーオリオン30gを投げて80m先に着水。

風でラインが吹かれる影響もあり、そこからボトムに着底するまで30秒。深い場所だと1分ほどかかる深場(水深20m前後からそれ以上)に起点を取って、足元までルアーを引いてきます。

湖の釣りをされない方ですと、淡水の釣りであるのにフォール時間30秒!とか1分!とか聞くと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんよね。

確かに。

でも広大な湖は海みたいなものですから、その時点で、スプールからラインは100m以上出た状態で釣りをしています。

個人的にはそういう釣りも好きなのでロングフォール、大歓迎です(笑)。

 

100m先からでも伝わるアクションもこのルアーの特徴のひとつでもあります。

尚、湖でのトラウトフィッシングではワカサギがマス達にとってのベイトフィッシュとなっている場所も多いですが、そんな場所ではワカサギカラーに色味が似ていることも多い「オオナゴ」カラーのルアーも有効だったりします。

ちなみに、ここ支笏湖に関してはワカサギはいないと言われる湖。

ですが、仮にワカサギのいない湖でもウグイやトゲウオ、カジカ(淡水のカジカ)などが生息していれば、特にウグイやトゲウオといったマスに捕食される機会が多い小魚に水中では同調しやすいので、オオナゴカラーは意外と出番が多いナチュラルな風合いのカラーになるのです。

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来春を待たずして、この夏に九州で購入したイトウのアクセサリーを早速、トラウトベストに付けて釣りが出来ました。

特別な感情を抱く魚のアクセサリーを、その魚が住まう特別な大地での釣りで一緒に水辺に立てることもまた大きな喜びです。

それだけに気分も一層と引き立つものでした。

 

⑰

無心になって、投げ続ける時間の楽しいこと、楽しいこと!

⑱

気がつけば、もうこんな時間ですかぁ~。

ん~早い!

⑲

日没迫る、支笏湖畔の夕暮れ。

陽の沈み方が、東北より約15分ほど早く感じました。

 

海も、川も、湖も、少年時代からずっと憧れだった北海道のフィールドに通い続けて今年で10年目。

初めて訪れた10年前のあの日と変わらずに、こういった黄昏時の風景もまた格別に好きです。

⑳

夕ご飯はイクラが乗った「オホーツク丼」を頂きました。

セットのカニ汁も美味しく、身体が中から温まりました。

 

無言で己の釣りに向き合う時間。

今は何も考えずに、ただただ釣りに没頭する時間。

心、満たされる何気ないちょっとした時間の使い方でありました。

 

晩秋の北の大地に、いま一度想いを馳せて。

「ロックフィッシュ地獄2015-2016」発売

★プロズワンからのお知らせ★

10月26日(月)、雑誌「ロックフィッシュ地獄2015-2016」(つり人社)が発売されました。

■新製品、新場所、新発見…New Inpact!!「ハタ編」

佐藤文紀、九州初見参!

関門の激流にキジハタを追う

 

 

ぜひ、ご一読くださいませ。

「BLUE ORION~ブルーオリオン~」のご案内

★プロズワンからのお知らせ★

PRODUCTページに、“ただ巻き”で釣る! 泳ぐメタルジグ「BLUE ORION(ブルーオリオン)」の仕様明細を掲載致しました。

http://www.pros-one.com/blue_orion.html

 

ヒラメと海サクラ・海アメを筆頭とする大型トラウトは勿論、ソフトルアーと接続する「ジグリグ」でのセッティングではキジハタ・アイナメをはじめとするロックフィッシュゲームでも有効な、ただ巻き系スイミングジグです。