サカナサク、海の旅。第1回・ロケ話(1)
現在リリースされている雑誌、SALTWATER2013年6月号(4月20日発売)からスタートした連載企画「サカナサク、海の旅。」
その第1回目の舞台となったのは千葉県房総半島の通称「外房」と呼ばれる太平洋側に面したエリアです。
今回のブログでは、誌面では乗せられなかった情景や様子をご紹介。
誌面の本文と併せてご覧頂ければ幸いです。
ロケ当日は朝3時集合。夜が明けぬ時間早々から動き始めます。
東京を経由して千葉へと向かいます。
夜中だと、さすがの首都高速もけっこう空いていました。
千葉県の九十九里浜。
ここも東日本大震災時には津波が押し寄せた場所です。
釣りはもとより、サーフィンの名所としても有名ですよね。
九十九里浜は広大なサーフが続き、ヒラメやシーバス、イシモチ(ニベ)などが狙えます。
九十九里浜の海岸線沿いには道路が貫いています。
ずっと海を見て走ることが出来る、とても開放的で開けた路面です。
広大な九十九里浜の中でも特に飯岡は津波被害が甚大でした。
飯岡は関東周辺でも遊漁船の基地となっていて、都心はもとより関東近郊から多くの釣り人が集まる人気スポットとして知られています。
マダイ、ワラサ、ヤリイカ、アイナメ、カレイ、シロギスなどの釣りモノがとりわけ人気です。
飯岡は千葉県の旭市です。
「しおさいの町」と書かれている通り、海の町でしたね。
海沿いの道路脇には東日本大震災、被災の碑が建てられていました。
「伝えつなぐ大津波」と彫られたそれは、到達した波の高さを示す線が石碑に刻まれているように7.6mもの津波がこの町を襲いました。
それに伴い、残念なことに飯岡周辺では13名の犠牲者が出ています。
そんな中にあって、場を和ませてくれたのがこちら。
ボクシング漫画の名作「あしたのジョー」のモニュメント。
ここ旭市は同作の画を担当した漫画家・ちばてつや先生が育った町なのだそうです!
「あしたのジョー」ファンの方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
主人公・矢吹丈(ジョー)とライバル・力石徹が出迎えてくれますよ。
2013年5月12日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD