東へ西へ。
プライベートで釣りに行けたのは3週間前が最後。
わずかな時間でしたが、久々にヘラ釣り(へらぶな釣り)に行きました。
普段はルアー釣りが多いので、完全なるプライベートな釣りでは真逆のことがしたくなり、時々はエサ釣りに行くことも私の場合はあります。
海とは異なる純淡水、それも止水域で秋の移ろいを感じつつ、正対するウキをじっと見つめる釣りもまた日本人には味わい深いものです。
釣れたらラッキー!、釣れなくても別にOK!な感じで行くことが多いです。
最近はあまり聞かなくなりましたが「釣りはヘラにはじまりヘラに終わる」という言葉を私が子供の頃はたびたび耳にしたものでした。
いつの時代にどなたが発した言葉かは存じないのですが、この齢になって想うと「意味深い言葉だな~」と“言葉の奥深さ”というのものを感じます。
ヘラブナ釣りって単純に釣りをするぶんには手軽であっても、釣果を追及すれば「物凄く難しい釣り」ですからね。そんなに甘くない。
大の大人が夢中になってしまう要素は他の釣りに引けを取らないばかりか、それらを超越した次元の世界観すら存在するのだと、ふと思うこともあります。
さて、久々の更新になります。
というのもあっちに行ったり…こっちに行ったり…と、せわしなく動き回っていたため、やるべき仕事に集中したい時にはブログには触らないようにしています。
なので、その前に前回分UPした「シイラ&ワラサ」の大作(?)を作っておいたのです。
さぁ、今回は空の旅もありました。
たいていの場合、空港では手に余すほどの荷物を抱えてウロウロしているので無駄に目立ってしまうのが辛いですが…。
それでも空の旅は昔から好きなので、例えわずかなフライト時間でも非日常空間を味わえるのがいいですね。
さて!
SALTWATER誌の「サカナサク、海の旅。」は今月21日発売号で連載「第7回目」となり、舞台は宮城県東松島市・石巻市・女川町へと進みます。
ロケ上がり早々に原稿を執筆し入稿。デザイナーさんからあがってきたレイアウトに今度はキャプションの執筆を進めて校正していきます。
更には今月23日に発売される、ロックフィッシュアングラーのバイブル「ロックフィッシュ地獄9」のページ校正もバタバタしつつも…なんとか完了。
今回の同誌では「激アツ!ニッポンのロック島」という島の釣りに焦点をあてた特集企画です。私が担当したのは宮城県牡鹿半島の洋上に浮かぶ霊島「金華山(きんかさん)」を舞台にベッコウゾイの磯っぱりゲームを披露しています。
更に毎週連載中の釣りビジョンモバイルサイト「佐藤文紀コラム」のコラム執筆も同時に進めつつ、そして!そして!7月に放送されましたテレビ番組・BS日テレ「夢釣行」では北海道・道東は釧路/厚岸の海にアイナメの珍種「ウサギアイナメ」を追ったドキュメントも前回に引き続き多大なる反響を頂戴し、その声にお応えすべく、“更なる続編”として舞台を北のフィールドから西のフィールドに移し「西日本ロックフィッシュゲーム」を11月の放送回でご紹介致します。
今度の舞台は、時に激流渦巻く瀬戸内海!四国は“うどん県”で有名な香川県です。
ここは全国的に知られる「讃岐うどん」が名物ですからね。今ロケでも名店におじゃまして、美味しく頂きました。
経路的には大阪から神戸を通り…明石大橋を通り…徳島県を通り…香川県へ―。
“鳴門海峡の渦潮”で知られる瀬戸内海は太平洋、日本海、オホーツク海、東シナ海ともまた特性が異なる海域。ひとたび流れが強くなると水道のように水が走るので、その攻略は太平洋のウネリ系や夏のベタ凪系の日本海(※冬は激荒れですが)とも視点の違う攻め方が求められる釣り場。
太平洋、日本海、オホーツク海、東シナ海、瀬戸内海とこれまで色々な海で釣りを経験しましたが、現地の気候や釣りに伴う地域差は魚釣りをしていてダイレクトに実感するわけですが、今回もご当地ならではの旅感や風土、名産、産業、食文化などの【釣りに伴う素晴らしさ】を番組を通してお伝え出来れば幸いです。
という感じで連日、集中して尽力していたわけなのですが、その間に「最近ブログが更新されていませんが生きていますか?」なる連絡が多くなってまいりましたので(汗)、まずは取り急ぎ本ブログを持って―。
現在、「10年に1度」とも報じられている大型の台風26号が接近中です。
被害が出ないことを祈りつつ、明日、明後日にかけて日本列島を一気に突き抜けていく予報ですので、皆さん台風の進路・動向には、どうかくれぐれも十分にお気をつけ下さい。
2013年10月15日 | カテゴリー:その他
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