そろそろ、でしょうか。
春の滴(しずく)が葉緑に乗る。
いよいよ開花が迫った淡いピンクのつぼみ。
当地の桜が満開の見頃となるのは来週でしょうか。
南三陸にも到達した桜前線。
北国では総じて温かい季節が短いから、春の訪れは一層の有難味を感じます。
ようこそ、春!
東北や北陸の河川・湖ではサクラマスの話題も桜同様、満開の華(はな)を咲かせる季節を迎えました。
ルアーフィッシング&フライフィッシングにおいては、川や湖の釣りからはじまった日本のサクラマスの釣りですが、今ではフィールドは海にも広がりをみせるように。
海サクラマスを沖で釣るのはトラウトの本場・北海道のバケのしゃくり釣りや青森県でのマスナタ釣りといった伝統ある釣法から、昨今では様々なオフショアジギング・スタイルへが生まれ、それがご当地ごとにアレンジされて波及している現代。
魚影密度で考えれば道内のようにはいきませんが、北東北~南三陸においても海サクラのオフショアジギングシーンが注目を集める頃合いになりました。
北海道や青森から遅れること、東北の三陸沿岸でも近年ようやく本腰を入れた追求が始まった釣りの一つです。
一方で、岸釣りも見逃せません。
北海道では道南・道央における日本海側のショアでは海サクラが一大盛期に突入する4月。続く5月と6月上旬~中旬頃まではその流れが続きます。シーズンにズレがある道東や道北はその後も期待したいところです。
トラウトアングラー、ソルトアングラー双方にとっても意気揚々、情熱が騒ぐシーズンではないでしょうか。
一方、太平洋側の道東からは「先日、78センチのアメ(アメマス)釣りましたよ!今月、佐藤さん来れませんか!?」という連絡が。
これには、さすがに心ときめきましたね(笑)。
予定と時間が許すのなら…今すぐにでも飛んで行きたい!というのが正直な心境というものですが……。
いずれにしても、道東では河川内で越冬したアメマスの群れがサケ稚魚の流下と共に下流域から河口域にとどまって、これらを効率よく捕食する時期ですよね。
雪代の頃合いを見計らって行けば、きっと凄い釣りに巡り会うこともあるでしょう。
なにせ80UPはもとより、90センチを超えていく超巨大アメマスさえも生息するのが北海道の凄味。
道東のアメマスは雪代とサケ稚魚絡みの春のシーズンが終われば、今度は真夏の海アメもスタートしていきます。
霧、立ち込める真夏のサーフでイワシやウグイの幼魚などを積極的に追うビッグ海アメもまた痛快で、考えただけでも気分は高鳴ります!
ロックフィッシュの方は!
5月の道内はクロソイ狙いも大本命となる時期。
今現在は既に東北と北陸のクロソイが仔魚(しぎょ)の出産体制に入っている時期なので、それに続くこと北海道は、5月(日本海側)と、6月(太平洋側)が狙い目。
キジハタの名所・瀬戸内も、もうそろそろメバルと入れ替わるようにキジハタが釣れ出していく変わり目の季節ですね!
行きたい場所、やりたい釣り、が山々ですが……今日の空想はここまで。
ずらりと並ぶ、シューティンウェイの検品作業が完了。
一刻も早くユーザーのお手元へ届けるのが命題でした。
大変お待たせ致しました。
次に完成を迎える、新製品のパッケージデザインも最終局面へと突入。
憧れの魚との出会いがどうか果たせましように、という星座に由来するネーミングのこちらも長い、長い時間を要しただけにその想いもひとしお。
もう少しで登場!です。
製品開発に生産、イベント、コラム連載に雑誌連載の原稿と…今年の5月までは案件を抱え過ぎてしまい、なかなか身軽に釣りに行きにくいのが何とも…なのですが、わずかな時間ではあったけれども先日手にした幸運の余韻に浸りつつ、もうしばし気力と体力で乗り切りたいところです。
厚みのある太い魚体。
3.5キロオーバーのサクラマスは自身も2年振りだった。
海に、川に、湖に。
春の釣りが次第によくなって来ています。
皆さんもどうか良い一日を。
2015年4月10日 | カテゴリー:その他