作業は丁寧に。そして手早く。
今月、全色入荷済みのハンドメイド製“巻きジグ”「ブルーオリオン」をバリ取り中です。
毎日、せっせっと塗装時に付着するバリを除去しています。
ビフォー。
アフター。
これでOKです。
この後で、台紙を入れてパッケージインしていく作業に移ります。
いろいろな分野で使われる【メタルジグ】ですが、今時期はサクラマスやマダイが「春の釣りモノ」として各地を賑わせる存在ですよね。ライトウェイトジグであれば、ライトゲームの好ターゲット・春告魚ことメバルにも効果テキメンです。
こちらのブルーオリオンは、一般的な9ft前後のスピニングタックルで振り切れる重さのショアキャスティング用に開発されたルアーで、中でもサクラマスはヒラメや海アメと共にこのルアーの特性をいかんなく発揮できる得意なターゲットになっています。
道内の釣友たち曰く、函館~積丹までのサクラマスの船釣り(沖釣り)は、4キロオーバーも交じって爆釣が続いているとのこと。
おびただしい数のベイトの群れが沖合にいることで、それを追うサクラマス(海サクラ)も船釣りでは近年稀に見る豊漁となっている、という吉報です。
今期のサクラマスは全体的に肥えた魚が多い、ということも海を回遊しているサクラマス1尾あたりのエサの摂取状況もまたとても好ましい状態にあるのだと思います。
ちょうど北海道新幹線の開通に合わせるかのように、道南の日本海側では、先週末くらいからそれらの一部が一気に岸寄りしたとのことですので、今年は例年以上にショアの海サクラゲームが盛り上がりそうですね。
青森⇔函館間の新幹線の開通で、東京からでも函館まではひとっ走りの距離に。
手軽な新幹線の利用で、東北や関東など本州から道南を訪れる釣り人は今後益々増えるものと思われます。
北海道発祥のこの釣りは近年、東北や北陸へも南下し、その尽きない魅力がどんどん波及し始めています。
海岸線から各自思い思いにルアーを投げて、「“あのサクラマス”が釣れる可能性がある!!」ともなれば、トラウトアングラーのみならず、ソルトルアーアングラーの方々も見逃すわけにはいかないでしょう。
それに、海の岸釣りでイワナ(※この場合には海アメがこれに該当)やサクラマスが釣れる!という現実(海水でトラウトが釣れること)は、本州生まれ・育ちの方の多くが元々こういった実感がないという人も多いことも相まって、良い意味でのギャップを感じるかもしれませんので、ことさら新鮮に感じるかもしれません。
本来、北に行けば行くほど(緯度が高くなればなるほど)、トラウトは海で釣れる地域が拡大していきます。
海で釣れるサクラマス(海サクラ)やアメマス(海アメ)は背中の色が緑がかっていたり、青みがかっていたりして、純淡水域で釣れるそれともまた風合いの異なる色合いをしていて、「これらの魚たちが海からやって来たことの証」として、私たちに教えてくれることもまた大きな魅力になっています。
まだやったことのない貴方様もやってみたくはありませんか!?
ブルーオリオンのサクラマス釣り用途につきましては、あらゆるショアから狙う海サクラはもちろん、汽水域~淡水域でも大場所(川幅が広く、大きく開けた場所)や湖の場合にはかなり遠くまでダラダラと遠浅の地形が続いてしまう場所や最初から深場を直撃したい状況、足元から切り立っていて深い水深である釣り場を有効に釣っていきたい状況などで効果的です。
それから、海サクラについてですが「コンブ根に着いた海サクラを狙うには“オオナゴカラー”が効く」と力説するエキスパートは多いです。
(海域・地域によっては、アカキンカラーもオオナゴのイメージで使われることもあります。)
広大なサーフの釣りもまたしかりですが、磯周りの「コンブ根」の際をきめ細かくルアーを通していく“磯海サクラ”ゲームもまた魅力的ですよね。
季節柄、オオナゴカラーは今回は特に多めに生産致しました。
道東・道北を除いては、今年はひとまず「4月」がアツそうですね!
ブルーオリオン×サクラマス。
今期も皆さんの釣行にお役立て頂ければ幸いです。
2016年3月29日 | カテゴリー:製品情報