ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

東北→関西→四国→関東→東北。

①

“杜の都”とも称される宮城県仙台市。

北の大都会・北海道札幌市の街並みをそのままコンパクトにしたかのような、こちらも美しい街です。

 

先週は、仙台での仕事を終えた後は翌朝の新幹線に乗車。

東京を経由して大阪で乗り継ぎして兵庫県へ。

②

兵庫県での仕事場では、4月に東北で開催されたイベント「2016ルアーフェスタin仙台」以来に、バスフィッシングの大人気メーカー「デプス」の奥村さんとも会場でお会いしました。

「お、佐藤君! コーヒータイムでもしよか!」と少しの時間ですが、奥村さんとコーヒー時間を満喫。

稀代のでかバスハンター×ロックフィッシャー。

はたから見たら珍しい組み合わせ(?)かもしれませんが、ジャンルは違っても尊敬してやまない大先輩です。

奥村さん、ありがとうございました~!

 

その翌日はロッドを担いで三宮駅から四国行きバスに乗車。

③

三宮(神戸)の駅を歩いていたら、釣竿を担いで歩いていたこともありよく目立つためか、ありがたくもファンの方から声を掛けていただき、ほんの少しの間だったけれどもお話できたことも思い出です。

近年では大阪ベイエリアでもキジハタが注目されていますよね。

関西!やはりアコウ(キジハタ)が熱いですね!

ありがとうございました。

 

④

西の大都会・神戸の街並みを見上げつつ、バスは明石海峡大橋へ差し掛かります。

⑤

橋の向こうは淡路島です。

明石海峡はマダイやマダコの漁獲でも有名です。

 

到着先は、瀬戸内海を有する四国は香川県。

世間一般的には「うどん県」としてあまりにも有名ですが、釣りの方面ではキジハタ釣りの名所としても知られています。

BS日テレ「夢釣行」のロケでも伺っているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

ご当地では自分たちが釣っている魚に誇りを持ち、魚釣りを通して誰もが納得の高級魚と接することの出来る釣りとして、ロックフィッシュアングラーの意識レベルと釣りレベルがとても高い地域のひとつです。

ということで日暮れ頃から釣り場へ。

 

狙うは勿論、キジハタです。

 

堤防から……

⑥

出ました!

こんな凄いのが。

 

⑦

ロッドはロックトランジットRTC-922EXH“ロングベイトキャスター92”(プロト)です。

アラスカでも釣って釣って釣りまくりテストをしてきた安心感。

このサイズのキジハタが掛かっても全然余裕なパワフルさと一日振っても疲れない身体に優しい重心バランスがきちんと取れていますので、長尺ながらも快適なベイトロッドとなっています。

この新しい竿はシューティンウェイSWC-802EXHスキップランの系譜をそのまま引き継いでいます。

スキップランをご愛用いただいいるユーザー皆様へは釣り場に応じて、従来機種の8ftと(今後出ましたら)9.2ftをぜひ使い分けしてみてください。

きっと気に入っていただけると思います。

⑦-b

尚、このキジハタのヒットリグはライトテキサスで、プロズワン/クランクシンカーSP 3/8oz(11g)+プロズワン/ロックンビーズソフト+カルティバ/ツイストロック2/0+バークレイ/ガルプSWパルスワーム4”(モエビカラー)です。

真っ暗な堤防からの釣りにつき、ロックンビーズソフトにライトの光を照射してソフトビーズがバイトマーカーとして「ぼわぁ~」と光る具合もよかったと思っています。

それと単調なリフト&フォールでは喰わないため、潮の干満を利用して潮の流れを横に当ててのドリフトテクニックでリグがフワフワ漂うように操作してバイトに持ち込んでいます。

キジハタはロックフィッシュゲームとしても難しいほうの魚で、更に海ごとにも攻略法が微妙に違っていたり、時には大きく異なっていることも珍しいことではありません。

よって、釣れる人と釣れない人の差も物凄く出やすい魚でもあります。

なので、キジハタゲームに関するいろいろなノウハウからご当地の海ではどうなのか?というところまで細かく探り当てないとなかなか釣れなかったりするので、とてもテクニカルですがそこがまた探究心に火がつき、魚釣りの奥深さ・面白さに繋がっています。

⑦-c

1尾との出会いが最高にうれしい釣り。

こういう釣りがしたいのです。

数は釣れなくてもいいので、1尾でもいいから「狙い通りに来てくれるような釣り」が気分を高揚させてくれます。

 

ご一緒したアングラーの皆様方、どうもありがとうございました!

 

 

帰りは、特急列車で香川県から岡山県へ。

⑧

瀬戸大橋を渡ります。

 

この真下でも以前釣りをしたことがありますが、海から上の橋を眺める光景もまたとてもよいものでした。

このあたりはマダイの宝庫で、近年ではタイラバをやる人(船)があちらこちらに見えるほど多いです。

 

 

⑨

岡山駅からは、北に向かう新幹線へ。

その後、関東でもう一件仕事をこなして、ようやく帰県。

 

戻ると今月生産分のロッドが入荷済み。

すかさず再度の検品に、保証書やタグの取り付け、袋入れ、梱包作業へ。

今週は8月生産分のロッド・ロングスピンキャスター90オリジナルの出荷が完了しております(次回は今月=9月入荷予定です)。

7月からショップにご予約して下さっている方々の分を配送させていただきましたが、間もなくお手元に届きますのでお受け取りの程どうぞよろしくお願い致します。

大変お待たせ致しました。

 

 

こちらも。

来月放送のテレビ番組も編集作業が淡々と進んでいるようです。

⑩

10月!

BS日テレ「夢釣行~一魚一会の旅~」では北方系ロックフィッシュアングラーにとっては世界最高峰のフィールド・アラスカが舞台です。

アラスカのオカッパリで!

アラスカのオフショアゲームで!

2週に渡って、連続放送が予定されています。

 

⑪

どんなシーンに巡り合うのでしょうか。

 

日本のロックフィッシュアングラーの誰も知らない、誰も見たことのない影像や魚もどんどん登場していきます。

そんな未開の地を、己の頭と足を使って切り開くのは本当にエキサイティングなこと。

 

こちらもぜひお楽しみに!

 

 

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