枯れ葉、水面(みなも)に舞い落ちる三陸の海の夕暮れ。
哀愁漂う、この時刻は明と闇の境目。
枯葉が水面(みなも)に舞い落ちる三陸の海に夕暮れが迫ります。
今日という日を振り返りつつ、何かがシンミリと心に響く時間です。
10月、11月に最盛期を迎えた北海道に続くこと、東北のアイナメ釣りは11月、12月のちょうど今時期が冬の好シーズン。
この日、三陸の港での黄色いオスのアイナメ。
鮮やかな婚姻色が美しいですね。
北米に生息するアイナメ「ケルプグリーンリング」のメス並みに美しい、日本のアイナメのオス。
ロングスピンで軽々と100m以上投げて、アイナメをポンポン釣っていた渡辺君。
続けて!
手前寄りに水深15m以上の深場が隣接しているような場所であれば、100m未満のキャストでも魚の溜り場を見つけられればよく釣れていました。
ロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90”グランドリミテッド。
こちらのアイナメは、ガルプSWダブルウェーブ3”のカモをがっぷりと。
70、80m程のショートキャスト?で釣れていました。
よく釣りますね~。
近年はルアーにスレた根魚がまた一段と多くなったと私も感じています。
特に岸釣りはルアーが届く範囲に物理的な限界があるゆえ、日々いろいろなルアーが水中に投下されている現在、ルアーに対し好奇心以上に警戒心を抱いてしまうケースの魚も増してきている気もします。
その点、まだルアーを見たことのある回数の少ない(日々、飛び交うルアーを見る機会が少ない)遠方の魚を狙えるロングスピン釣法はこのご時勢においてこういった状況下・環境下におかれた魚を狙っていくには打ってつけの釣り方として浸透していきました。
シャローと違って水深があればあるほど深場というのは真横にルアーを引っ張り続けて誘うのが難しいため、ラインの浮力も影響大きく、大半の場合は点でしかルアーが落ちていきにくいことからルアーを直視し続けてきたアイナメはまだ数少ないだろうこともあってか(ルアーという存在そのものを見ている期間が短いので)、フォールしてきたルアーへの反応が素直な個体が多いのも納得です。
アオリイカのエギングも「岸釣りからでもディープをどう攻めるか?」といった方向に近年ではタクティクスが大きく進んだように(本当のディープの釣りは船からのティップランにはなりますが)、アイナメのロックフィッシュゲームも一昔前の魚が多かった頃はシャローゲームだけでも充実度の高い釣りが成立していた時代を経て、昨今では更に時が進み、岸からのディープ攻めをどのように組み立てるか?ということが今後に問われる、大きな課題のひとつとして目前に迫っています。
もちろん、アイナメ以上に深場を好むソイ類(ムラソイを除く)とハタ類を狙うにはディープまでいかにして射程距離を広げるか?はとても大きなテーマです。
PEラインにスピニングリール、ロングスピンにロングベイトといった流れ・方向性やキーワードはまさに今の時代を象徴しています。
釣りをしていると、時間の流れはあっという間。
今月は誰もが忙しい師走。
さて、行かなくてはー。
わずかな時間でしたが、ほのぼのとした海辺の景色が気休めになりました。
釣り場でお会いしました皆様方、ありがとうございました。
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2016年12月7日 | カテゴリー:釣行記
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