ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

初夏の陽気に誘われて。

5月ー。

北国、それも道東や道北では遅い春。

東北以南では初夏に相当するこの季節、近頃は一気に真夏の暑さを記録したところが多くなりましたね。

藤の花

東北地方の場合には例年5月10日頃から開花が多くなる藤の花も今年は4月下旬から開花。

そういえば、チューリップの開花も今年は早くて驚きました。

自然界、2~3週間弱、季節が早く進んでいる印象を受けます。

暑すぎず、寒くもなく、快適で過ごしやすい気持ちいい新緑の候です。

 

 

プロズワン内では釣り竿にしてもワームにしても大掛かりな出荷作業がひと段落したタイミングを見計らい、私は所用で新潟県・福島県を訪ねてきました。

福島県は当初立ち寄る予定にはなかったのですが、新潟での用事が早く済んだので途中、猪苗代湖でおりて近郊の水族館を観てきました。

 

アクアマリンいなわしろカワセミ水族館

https://www.aquamarine.or.jp/kawasemi/

 

鱒(マス)好き、水棲昆虫好き、にはたまらない施設ですが、シナノユキマスとか川ネズミとか、ちょっと珍しい生き物を展示しているところもうれしい限り。

男一人でももちろん楽しめますが、ご家族連れのパパさんアングラー・ママさんアングラーのファミリー層にも持って来いの施設かと思います。

新潟県と言えば、釣りに関してはキジハタ狙いに行く地ですが日頃の釣行では途中、寄り道する余裕がないため(片道6時間半とか走るので)時間に少し余裕を持たせた今回は新鮮な視界が広がりました。

 

今年は北海道・東北含めわずか5回しか行けなかったサクラマス釣行ですが、そろそろサクラマスの道具からハタ・アイナメ、ソイといったロックフィッシュの道具に完全に入れ替えるタイミングに差し掛かりました。

今後に控えているトラウトの撮影をこなしたら、それを機にサクラマスの道具は来年まで仕舞うことになります。

内心は、ちょっとさびしいのですけれどもね。

 

ハタのスイミングに適したジグヘッドも作りましたので、今年は年内中にオーナーばり/カルティバブランドからリリースされるかと思います。

そう、話題の「静ヘッド」のヘビー版。

このナチュラルサイレントなジグヘッドは16g、20g、24g、30g、36gが新しく仲間入りする予定です。

 

私のようにサクラマス(冷水域の魚。しかも元は淡水魚。)もやっていて、ハタ(暖流域の魚。れっきとした海水魚。)もやる。という人はあまりいないのかもしれませんが、両者に共通するのは魚としての圧倒的美しさと存在感です。

1尾でいい。

満足できる「1尾」。

だけど、その1尾は(自分の中で)“極上の出会い”だ。

そんな釣りを私は愛してやみません。

 

とてもシンプルで、贅沢な欲望を捨て去った釣りですが、満足度はとても高いです。

皆さんもいかがですか。

 

極上の魚と出会えたなら、一連の流れでのカメラワークも楽しみたいものです。

美しい魚の魅力を更に引き出して、美しいまま写真に収めたい、と。

それは魚の取り扱いの意識向上にも繋がっていきます。

自ら撮った写真1枚で過ごす釣行後の余韻の日々も、きっと素晴らしいものになることでしょう。

 

そんな世界に、魚釣りを通して浸れるのもサクラマス釣りやハタ釣りの醍醐味の一つとなっています。

1匹の魚との関わり方を、どうか大切に。

 

 

本日は、雑誌インタビュー対応日です。

プロズワンデスアダーシャッド4

「夜19時30分からインタビューお願いしまーす。」

「はい~。かしこまりましたぁー。」

 

今宵は、『スイミング』について語る予定です。

 

各地で早々に店頭品切れが相次いだというデスアダーシャッド4”。

そんなロックフィッシュゲームの躍進で、シャッドテールワームのスイミングは今、再注目されているテクニックです。

「シャッドを待ってました!」というお声が多かったので、ハタ・ソイ・ヒラメ・コチ狙いの方々にご愛用いただいているようです。