今月号の雑誌
今月中旬以降、待望のリリースとなった記念すべきプロズワン第1号製品シューティンウェイ。被災地に拠点があるこのブランドから発信したロックフィッシュロッドには、震災からの復旧・復興への願いと、東北の地に根づいている“釣りの火”を何としてでも消し絶やさぬよう、未来へつなぐその「橋渡し役」としての役目を担っている。
今月発売された各釣り雑誌・新聞では、幸いにもシューティンウェイをご紹介頂いています。
■9/8 つり人社「ノースアングラーズ」2011年10号
■9/21 アトリエ・ボイル「Salty!」2011年11月号
■9/21 地球丸「SALT WATER」2011年11月号
■9/21 内外出版社「ルアーマガジンソルト」2011年11月号
■9/25 つり人社「月刊つり人」2011年11月号
■9/25 ニッポン報道研究所「日本釣具新報」
「Salty!」と「SALT WATER」には、私の書き下ろし文(手記)を掲載。
シューティンウェイの発表後、これまでロックフィッシュゲームの一大先進地となっている北海道・東北・北陸は勿論のこと、同エリアにおけるアイナメ・ソイ人気に続くようにアカハタ、キジハタ、オオモンハタを狙う、関東・東海・関西・四国・九州のアングラー間でもロックフィッシュゲームが改めて見直され、じわりじわりと注目を集めるようになってきた。
従来、北日本~東日本のソルトワーミングでは人口比にしてアイナメ・ソイが、西日本のソルトワーミングではメバル・アジが定番だが、一年を通じて多彩な魚種を抱える西日本の海において上記のハタ類が注目の一途を辿るのも、むしろごく自然な成り行きとも言えよう。
特にここ数年で人気急上昇中の広島・瀬戸内海エリアのキジハタを筆頭に、日本列島ますます広がりを見せるロックフィッシュワールドは更に釣法・ターゲットの多様化に伴いながら進化していくに違いない。
そんな過日、「がんばろう東北!」を合言葉に宮城県仙台市で開催された釣具展示会・当ブースに児島玲子さんが激励にいらしてくれた。
児島さんは震災後、甚大な被害が発生した宮城県・県北エリアの被災地に自らの車で足を運び、避難されている人達に炊き出しや直接の地震・津波被害がなかった関東以南でのチャリティーイベントに出席されたりと、精力的に東北の復興支援活動をおこなって下さっている方だ。 改めて感謝申し上げたい。
震災から半年が経過した今、被災地への継続的な支援に若干の陰りが見え始めている部分があるという話を耳にする。
この度の広域に渡る被害の大きさには誰もが予想出来なかったとは言え、事態が事態だけに、被災地に残った私達がいくら頑張っても自分達の力だけで完全復興を成し遂げることは正直なところ、限界を感じてしまう…。
どうか長い目で東北が復興していく過程を見守って頂ければ幸いです。
これからも日本中が総力を結集して、この大震災からの復旧・復興に立ち向かっていかなくては、本当の意味での“日本の再生”はないだろう。
目まぐるしいほどの変化を伴いながら変わりゆく現世において、誰もが先行きの見えぬ状況であることは確かだが、だからこそ自分達の力で脱却を図っていかなくてはならないのも、また事実なのである。
今、日本は、世界は、大きな変革期をむかえている。
被災地でも最低限の復旧作業に関しては、スピードが少しずつ上がってきつつある現在。
これから日に日に北風の影響が強くなっていくと共に、この冬も来たる根魚最盛期を目前に、あの愛してやまない海底の住人達への想いも、より一層強くなる今日この頃である。
2011年9月30日 | カテゴリー:雑誌掲載・DVD