東北地方も気温がぐんぐん上がり、汗ばむ日も多くなってきた。
地平線の彼方を見ていると当地にも、いよいよ本格的な夏がやってきたことを実感する。

最近では釣り人も水辺に戻って来るようになり、一時は寸断されていた釣果の声もあちらこちらから再び聞こえるようになった。
釣果は二の次としても、太公望(古い?)達が水のある場所に戻ってくることは私もとてもうれしく思います。皆、思い想いの場所で竿を振っているに違いない。
深い森、新緑の枝間を抜ける朝日が眩しい初夏の渓。太く、雄大な流れの本流筋。あの日とは異なる、潮騒香る穏やかな水面。
もう一度…好きだったあのフィールドへ、そろそろ戻ってはみませんか―?
急がなくていい。決して、無理をする必要はありません。
平然を取り戻し、そして心から「戻りたい」と思った時でいいのです。
親しみのある、いつもの場所で。いまこそ行ってみたい、憧れのあの場所へ。
それぞれが抱く、新たな想いと夢を乗せて。

多くの困難を少しずつ乗り越えてきた貴方が、ちょっとだけ勇気を出して、更なる一歩をフィールドで踏み出せた時、きっと素晴らしい1日が訪れるかもしれない。
そして、あの感動を再感するかもしれない。
いや… !! 私は、そう信じています。
2011年6月15日 |
カテゴリー:その他
以前、当ブログでもお伝えしたボランティア活動(石巻市内の貞山掘・北上運河周辺の清掃)を現在も継続している。震災後、街の衛生環境の悪化を危惧した私の呼びかけに賛同してくれた仲間達の協力を得てはじまったこのクリーン作戦ではあるが、皆それぞれ多忙にも関わらず時間を割いてくれ、先日も県内外から4名が奉仕の心で集まってくれた。
すっかり夏の雰囲気となった水辺は、一面に草が生い茂り津波で運ばれてきたゴミの存在も隠れている箇所が多くなったため、以前より目につきにくくなったものの、実際はまだまだ残っているのが現状だ。 とりあえず感染症対策など衛生面で大きな問題となるウジが湧き、腐敗が進んでいる魚の死骸に関しては先月までにその大部分を除去・消毒出来たのはよかったと思う。
今回はまず瓦礫やタイヤなど大型ゴミを中心に集め、後半は細やかな生活ゴミを集中的に拾い、既に清掃が完了しているエリアの延長線上の場所を当日は徹底的にやった。
この日は5人中4人がウェーダーを着用し、水辺の木や草に引っ掛かっているゴミ、底に沈んだゴミまで水に入って可能な限り除去した。 朝9時~昼1時間の休憩を挟んで夕方4時までに総力を結集して集めたゴミの量は2tトラック3台分。強い日差しのもと、汗だくになりながら一生懸命ゴミをかき集めた。
震災後、世間では「義援金」という言葉を日々多く耳にするようになったが、いち被災者としての立場から言わせてもらえば、それはそれで感謝しているし大いにありがたいものの、お金以外の方法だって立派に支援活動の一つであることを私はもっと、もっと知ってほしいのです。
不況が続くこの現世において、金銭的に余裕のある富裕層は限られているのは周知の事実で、特に10代後半~30代前半の若年層となれば、社会経験豊富な40代・50代以上の方々よりも経済的な生活基盤を支えることは大変だと思う。
だから、時間にちょっと余裕の出来た時でいい。
貴方の若くて健康な体を有意義に使って、一緒に汗をかいてくれたなら、それは立派な社会貢献・被災地支援につながります。
私がこのクリーン作戦を継続している中で、特に自分と同世代のみんなに、釣りをする人達に伝えたいのはこういうことなんです。
復興支援には人それぞれ、色々な形で、様々な方法があります。
そういう意味では、被災地のために募金をすることだけが、義援金を送ることだけが自分達に出来る支援の全てではない、ということ。
身の周りをよく見て下さい。
世の中をよく見渡してみて下さい。
そうすれば、貴方がやれること、貴方がやるべきことがおのずと見えてくるはずです。
2011年6月13日 |
カテゴリー:その他
バスフィッシングの定番ルアーにして、近年ではロックフィッシュにおいてもブレードテキサスと並び注目を集めるスピナーベイト。ガルプSWダブルウェーブ3” はスピナーベイトのトレーラーとしても優れた役割を発揮します。
本日はそのセッティング方法をご紹介。
スピナーベイトの場合、トレーラーワームをつける・つけないはシチュエーションにもよるし、アングラー個々の好き嫌いが大きく反映されてくる。私の場合、以前はスピナーベイトをバスフィッシングに使用する際は一時必ずと言ってもいいほどトレーラーをセットしていた時代もあったが、ここ近年はノーマルのまま使うことが多くなったのも本音(ベストフィットする専用トレーラーが少なくなったため)。
しかしロックフィッシュ狙いにおいては必ずトレーラーワームをセットしている。むしろ海の釣りではスカートを外してでもトレーラーワームをセットしていないと、釣果面において心配になることも多いためだ。又、トレーラーワームをセットすることでルアー本体も浮き上がりやすくなること、シャローを横っ引きで通す際には任意のレンジコントロールがよりし易くなる点も覚えておいてほしい。
いずれにしてもスピナーベイトにトレーラーワームをセットする際の留意点として、スピナーベイト本来のアクションを損なわないことが前提となる。
ワイヤーアームの振動にブレード回転角とスピード、全体のスイム姿勢を崩してしまっては、トレーラーワームとしての意味合いも半減してしまう。
ダブルウェーブをスピナーベイトのトレーラーに用いる場合、第一関節(くぼみ)部分と前方左右にあるカーリーレッグをそれぞれカットする。実際のカット方法は1枚目の画像から順を追ってご参照頂きたい。
要は2枚目の画像のようになったダブルウェーブをスピナーベイト本体のフックに対し、まっすぐ曲がらないようにセットしていく。ワームが曲がったまま取り付けてしまうとスピナーベイト本体のスイムバランスが崩れてしまうものもあるので注意が必要だ。
この点だけ気をつければ、あとは大丈夫。スピナーベイト本体のアクション+ダブルウェーブによる【なびきアクション】が完全融合する。ノーマル状態に比べ、視覚的要素が増強されたそのアピーリーな性能はスピナーベイト単体ともまた少し異なるので、魚の反応を見ながら
トレーラーワームを有効に活用していきたい。又、バスフィッシングに関してはバズベイトのトレーラーとしてもダブルウェーブはオススメだ。取り付け方はスピナーベイトと同様。トレーラーワームをセットすることでルアーが浮き上がりやすく、着水後の素早い立ち上がり性能が求められるバズベイティングにはその差がより一層引き立ってくるのも魅力。
そして、おそらく多くの人が一番迷うトレーラーワームに関するカラーについてだが、基本的にはスピナーベイトにしてもバズベイトにしてもルアー本体(主にヘッドやスカートの色)と同色あるいはそれに近い色をセレクトするのが一般的(中でも無難なのは、ナチュラル、ホワイトグロー、CGBFOの3色)であるが、私の場合、あえて本体とは色差のあるカラーをトレーラーにすることも時々ある。そうすることで色のコントラスト(色の濃淡・色彩の相違)が生まれ、状況次第では魚から見た時のバイト目標としてはっきりするケースもあるからだ。例えばホワイトやホワイトチャートのスピナーベイトに、あえて赤のダブルウェーブをセットするのもよし。ワカサギカラーのスピナーベイトにCGBFOカラーのダブルウェーブをセットするのもまたよし。色の組み合わせに「絶対にこれ!」という規定はないので、貴方の好きな感覚でコーディネートを気軽に楽しんで頂きたい。
使い方次第では無限に近い組み合わせと実力を発揮するガルプSWダブルウェーブ3”。
その用途の広さもまたこのワームに秘められたポテンシャルの高さを表している。
各種リグのみならず、スモラバ、フットボールジグ、ライトラバージグ、スピナーベイト、バズベイト。固定概念に捉われず、アングラー皆さんそれぞれが自由な発想のもとに幅広くお使い頂けることを私は願っています。
2011年6月10日 |
カテゴリー:製品情報
近年では北海道はじめロックフィッシュゲームにおいても、釣法の多様化に伴いバス用ラバージグを活用するアングラー達を目にするようになってきた。
昨日のスモラバトレーラー編に続き、今回はガルプSWダブルウェーブ3”をラバージグのトレーラーとして使用する場合についてお伝えしていきたい。
まず最初に知っておいてほしいのが、硬いブラシガード付きのヘビーカバー用ラバージグのトレーラーにはこのワームの特性上あまり向かないということ。バスフィッシングにおいて、複雑に入り組んだ超ヘビーカバー撃ちやアシ撃ちに多用されるアーキーヘッドタイプに代表されるガード付きラバージグの場合、カバー周りでのスナッグレス性(障害物回避性能)が最優先されることはご周知の通り。
よってグラブやカーリーテールなど大きな水抵抗がかかるシェイプのワームだとパーツの一部が枝やアシに不要に巻きついてしまう可能性があり、効率の面からスピーディーに攻め続けるのが難しい。そのため、4つのカーリーパーツを持つダブルウェーブとの組み合わせに向くラバージグというのは、昨日紹介したスモラバを筆頭にフットボールラバージグとライトカバーを攻めるライトラバージグの3タイプが適切だ。
フットボールラバージグは元々、超ヘビーカバー攻略には使わないためフットボールラバージグでのトレーラーに限っては、それなりのヘビーウェイトタイプ(3/4oz~1oz)まで対応可能。その際、串刺ししてガッチリ固定してセットするもよし、“ちょん掛け”での使用でもどちらでも構わない。
いずれにしてもフットボールラバージグの場合は、過度に根がかりの頻発するシチュエーションというよりもロックエリアや浚渫、ディープホールなど比較的水深のあるエリアをテンポよくメリハリあるアクションで攻略しリアクションバイトを誘発させる場合に適している。
参考までに1枚目の画像は自作フットボールラバージグ3/8ozにダブルウェーブをセットしたもの。
一方、ライトラバージグはヘビータックルを使ってはオーバースペックとなる小規模フィールドやライトカバー周りなどで重宝する。特にアベレージサイズが小さいバスフィールドで一回り大きな個体を獲りたい、という時にも非常に有効だ。又、関東以南ではカサゴやムラソイなど中小型のロックフィッシュやキジハタ、砂地のボトムでマゴチを狙う際に意図して使用するソルトアングラー達も少なからずいる。それなりに重さがあるにも関わらず、ジグヘッド単体とは異なりラバースカートの抵抗で水中でのフォールスピードを抑えることが出来る点も見逃せない。要は、使い方次第では“より繊細にアプローチする”ことが可能ということだ。
2枚目の画像はライトラバージグ(ライトブラシガード付きの5g)にダブルウェーブをセットしたもの。
こういった特性から北海道では喰いの渋くなる厳寒期を筆頭に主にソイ狙いで漁港や堤防周りの際(へチ)を丁寧に探るためにライトラバージグを応用しテクニカルなアプローチをしているロックフィッシュアングラー達がいることは、残念ながら本州ではまだあまり知られていない。
現在、バスフィッシングでとりわけ注目を集めているベイトフィネス・タクティクスの認知・浸透に伴い、このライトラバージグを実践的に活用出来る場として海の釣り、とりわけロックフィッシュシーンにおいてもどこまで応用・活用していけるものか今後に期待したいところだ。
いずれにしてもライトラバージグのトレーラーとしてダブルウェーブを使用する場合、スモラバよりも“ちょっと重たい”5~7gを主体にMAX3/8oz(11g)までを使用想定範囲に設定している。バスはもとより、ソイ・カサゴ、つまりフサカサゴ科の魚種とマゴチ(ヒラメも時々喰ってくる)へは一定の効果が実証されているので、バス、ソルト共に興味がある方はダブルウェーブ+ライトラバージグの組み合わせをぜひ一度フィールドで試して頂きたい。
2011年6月9日 |
カテゴリー:製品情報
現代のバスフィッシングにおいて欠かせないアイテムとして、近年より一層注目を集めるのがスモラバ(スモールラバージグ)の存在だ。
とは言え、軽量ジグヘッドにラバーを施してドレスアップされたものとして捉えれば、スモラバとてビギナーにも優しいルアーの一つと言える。ガルプSWダブルウェーブ3” のヒラヒラ舞うように動くその軽やかな【なびきアクション】は、スモラバのトレーラーワームとしても最適だ。
組み合わせるスモラバのガード付き、ガードなしは問わず、様々な種類の製品にも高次元対応するようになっている。又、スカートのカラーに合わせて、ダブルウェーブのカラーを選ぶと、より一層の“一体感”を演出できる。
これからの時期、フィールドではますます「見えバス」を目にする機会が増えていく。 特に魚が身を寄せるシェード狙いはサマーパターンでは欠かせない。
オーバーハングの下、桟橋の下、あるいは岬の先端の中層やサーモクライン上にポカ~ンとサスペンドしている気難しいビッグバス。こういった見えバス、特にサイズの良い魚を喰わすとなれば、アプローチもより慎重さが求められるのは周知の事実。クリアウォーターなど水の透明度が高いフィールドではなおさらだ。
スモラバ特有のフワフワ漂うナチュラル感にダブルウェーブのなびきアクションが加われば、更に効率良く狙うことが可能となる。ラインスラッグを上手に利用しながら軽くシェイクして、あるいは高鳴る緊張感が伴うサイトフィッシングでー。
ウェイト次第では上層・中層・底層それぞれに合わせたアプローチで的確に喰わせられるダブルウェーブ×スモラバ。
特に中層フォーリングでのサスペンディングバスには効果絶大です。
タフな時こそ、ぜひお試し下さい。
2011年6月8日 |
カテゴリー:製品情報
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