ロックフィッシュ(根魚)を中心とした釣り具ブランド、プロズワン

ロックフィッシュゲームを追及するうえで、こと“大型を狙って獲る”となると欠かせないメソッドの１つが海底からリグ（ルアー）を離して泳がすスイミング。
これは成長するに従い体力がつくことで遊泳力を増していくロックフィッシュたちが甲殻類から小魚を捕食する割合が高まっていくことに由来します。

コールアップトレーサーの竿調子はジグヘッドリグのスイミングをはじめ、ジグヘッドを左右にダートさせて誘うワインド釣法やテールスピンジグ、メタルバイブ、バイブレーションプラグ、そしてミノーに至るまで、 あらゆる巻きモノ系に対応する「しなやかさ」と掛ける釣りに必要な「張り」が融合する、一本で応用が利く竿として開発に落とし込みました。
もちろん、ボトムでテキサスリグをこなせるだけの張りと感度も備えています。

いずれもシーンで求められるのが絶妙なレンジコントロールとリグの安定したスイミング姿勢を保つためのロッドである、ということ。

リグの軌道をブレさせないで安定した巻きを保つためにグリップエンドを脇の下に挟んで固定するために必要なグリップ長、水をはらんだ状態でリーリングの抵抗に負けず入り過ぎず、かつ、アタリを弾かない絶妙なテーパーデザイン。
千載一遇、ビッグロック特有の「宙層の一発」を狙って仕留めるには、安定したキャスト回数を維持しながら1日釣っていくことも非常に大切になってきます。

なかでもハタ狙いには欠かせない太番手フロロカーボンリーダーのガイド抜けの良さには特にこだわり、フロロカーボン6号〜8号のキャスティング時のストレスのない抜けの良さ（最大フロロカーボン10号リーダーまで対応）は特筆に値します。

又、大型乗合船やプレジャータイプの小型ボート等、背後の空間に広いバックスイングスペースが確保しにくい狭い範囲においても、わずかなモーションで振り切れる反発力とアンダーハンドキャストでもティップが海面を叩かないレングスであることも充分に考慮しました。

ボートロックのみならず、“でかガイド搭載”で長さ以上の飛距離を稼げるので岸釣りでも活躍の場が広がっています。

キジハタにオオモンハタ、クロソイなど、スイミングアプローチが求められるビッグロックを狙って獲るための、疲れ知らずの至極のキャストフィールをお楽しみください。

岸釣りロックフィッシュゲームにおいて効果を発揮するロングスピン釣法。
なかでも港湾部や内湾向けの磯・ゴロタ浜などを丁寧に、細かく釣っていく際に適切な調子に仕上げたのがこちらのモデルです。
背負ったルアーの重量に追従しフレキシブルに曲がる♯1とビッグフィッシュの根への突進をがっちりと喰いとめる強靭なパワーを備える♯2Bの融合が、実釣において汎用性の高い7g〜21gの操作を最も得意としつつ、「5g」という軽量シンカーをも繊細に扱いながら上限30gまで振り抜ける力強さまで兼ね備えた、幅広く使える1本です。
ワームのジグヘッドリグやワインドリグはもとより、テールスピンジグやメタルジグに至るまで底を切って泳がすスイミングアプローチ全般を得意とし、テキサスリグの操作においても“ふわり”とした浮遊感を持たせた、やんわりと自然な誘いをかけられる取り回しの良さも両立しています。

大型根魚ロッドとしては、一見多そうで少ないルアーウェイトの下限を5gまで下げて設定することで、なかでも軽量リグを遠くまで飛ばし潮流になびかせながらドリフトで誘うキジハタゲームでは大いに役立ち、フロントドラグリールにとどまらず、ラインテンションのON/OFFを手元で切り替えるレバーブレーキリールとの組み合わせにもこだわり仕上げのブランクが、しなやかかつ強靭に追従していく「使っていることが楽しくなる」釣り感が満載。
ロングスピンを要するシチュエーションでのキジハタにオオモンハタ、クロソイ、アイナメのスイミングメソッドに最適な、取り回しの良い広域カバー型の一本です。

又、波の穏やかな湾内サーフはじめ、水深の深い大型港〜小規模な漁港に至るまでご当地で楽しめるヒラメ・マゴチゲームにもその特性相まって有効にお使いいただけます。

岸釣りロックフィッシュゲームにおけるロングスピンロッド、RTS-902MH“ロングスピンキャスター”の性能に更に磨きをかけ、ファクトリーチューンを施したモデルがこちらです。
必要十分な強さも持つ♯2Bブランクに4軸カーボンクロスをプライアップしたことで得たまた新しいフィーリングは、単純にベリー部〜バット部の強度上昇のみならず、キャスト時のキレを増すと共に、ロッドを振り切った時の反発（ブレ）の収束をより早める効果を発揮。
もうワンランク上のキャストフィールの実現と操作性の向上を図ることに加え、フックアップと同時に「はっ！」とするような重量感のターゲットと対等した最中でも釣り人心理として求めたい最後まで余裕を残した安心感までをもサポートすべく、特別にラインナップしました。
ロングスピン釣法ならではの遠方で掛けた魚を遥々と寄せて来たときその力強い瞬発力を備えるがゆえ、とりわけ足元の根へのもう一走りが懸念される大物相手においては、ランディング間際の“最後の攻防”にも落ち着いて対処できるアドバンテージを発揮します。
綿密な4軸カーボンクロスが奏でる、RTS-902MH“ロングスピンキャスター90”とも性格を異にする、もう一方のフィーリングをお楽しみください。

超遠投で“沖を釣る”楽しみを！
東西南北、全国の海で活躍するヘビーロングスピンの決定版。

「ロングスピン釣法」の確立はデイゲームで楽しむハタゲームという新しい価値観を通して、ロックフィッシュゲームをより身近にしてくれるものでした。
そんな新しい時代を迎えたロックフィッシュシーンにおいて、いずれ訪れる未来に想いを馳せ幾多もの試行錯誤と3年に渡る開発期間を経て誕生したのがロングスピンキャスター96です。
絶妙な穂先の張りは密集する海草帯や岩礁帯でのシンカースタックを防ぎつつ、速度を伴うスイミングバイトの衝撃にも弾かずベリーが自然と追従することで、“乗せ”と“掛け”を両立。
20g～40gルアーの快適な遠投を見込んである作りで、ハードアクションながら7gも扱えながら30g以上のルアー負荷にも穂先が負けない『張り』と『しなり』の柔軟性も兼ね備えています。
オオモンハタを筆頭に、小魚を追ってフィーディングモードに入ったキジハタなど、巻きで釣るスイミングアプローチに完全対応しつつも、アカハタやアイナメを狙うケースで多用するボトムの釣りにも、そのまま1本で対応することが可能です。
魚が掛かると負荷に応じて竿全体で曲がりこみ、その引きを自動的にいなしにかかる性能は遥か遠方から引き寄せにかかる際のバラシの低減に貢献。
わずか175gのロッド自重も、9.6ftのヘビーロッドでありながら身体にかかる負担を軽減し、アングラー優位の釣りを1日を通して的確にサポートします。
ロングスピンキャスターシリーズの兄弟分RTS-902MH“ロングスピンキャスター90”との使い分けで快適なロングスピンゲームを演出。
東西南北、全国の海で活躍するロングスピン釣法ロッドの決定版です。

足元の敷石・捨石周りに付くプレッシャーのかかった大型狙いなど、近距離アプローチゆえに迫られる高精度な誘いのテクニック。アキュラシーキャストが軽快に決まるシューティンウェイSWC-722EXHブラインドサイトの性能を受け継ぎつつ、よりマイルドさを際立たせたモデルがこちらです。
より軽量ルアーへの操作性にも対応させるためEX.ヘビー設定のブラインドサイトに対し、このヘビーライトのアクションはヘビーに設定。より細やかな繊細な釣りやスイミング中のバイトもスムーズに乗せる性能にも更に磨きをかけました。
又、その使い勝手の良さは狭い船内での取り回しの良さを求められるボートロックにも最適。キャストウェイト11～30gの投げやすさはもちろんのこと、季節や海域によっては併用されることも多いタイラバ・タイ玉リグ・インチク・メタルジグ等のバーチカルアプローチや時に2ozシンカーを用いたディープロックにも最適なバーチカルMAX 60g設定で、浅場～深場までこの1本で対応する用途の広さもまた魅力です。
PEラインとの相性も良く、掛けに必要なピンとしたシャープさと乗せに必要な“たわみ”を併せ持つ独自組成のブランクはオールダブルフットKRガイド搭載で、上下にリフトアップする釣りに多い、穂先へのわずらわしい糸絡み対策も万全です。
「ヘビーなリグをもライト（軽快に）扱う力強さ」と「ライトリグ～ヘビーリグに至るまでこれ1本で幅広く扱うことが出来る」の2つの意味に由来するコンセプト。
繊細さと豪快さを併せ持つ釣りに大いに役立つ、7ftジャストの万能型ベイトモデルです。

使いやすい万能ロッドとして、本格派に愛されたシューティンウェイSWC-802EXHスキップランの発売後も研究開発を積み重ねていく過程は、当時、劇的に進化していく「PEライン」を使いこなすための専用リールもまた数多く誕生していく時代背景と重なっていきました。

PEラインそのものも、当時4本拠りラインが主体だったものが、8本拠りラインへと選択肢が広がり、PEラインを取り巻く環境全般が著しく進化していった過程において、PEラインとPEライン対応ベイトキャスティングリールとマッチングし、もっと快適に使いこなすためのロックフィッシュベイトロッドへとアレンジしたのがロックトランジットRTC-822EXHスキップツーです。
フロロカーボンラインはもちろんのこと、“PEライン完全対応”を主眼に置いたブランク特性は、伸びが極めて少ないPEラインならではの強い個性に追従させるべく、ブランクのフレキシブルさと曲がりの可動域を広げることで破損リスクを低減し、かつてフロロカーボン全盛期に開発されたスキップラン以上のルアーキャスト対応域の確保にもつながりました。
同時に、海底へ鋭く突っ込む大型根魚とのファイトを楽にするため脇の下に“がっちり挟むファイトスタイル”を更に煮詰めた、フルキャスト対応のグリップ長もラフなフィールドで大いに貢献。
遥か沖の着水点を目指して、思いきりの遠投も楽におこなえます。
ボトム起点のアカハタやウサギアイナメ、アイナメ、ベッコウゾイといった種類の釣りに留まらず、『巻き』のスイミングアクションで誘う空中戦・キジハタやクロソイ、オオモンハタにも対応することで、現代におけるベイトタックルでのロックフィッシュゲーム領域を新しい視点から広くカバーする1本です。

ベイトPEキャスティングを快適にするためのKRガイドとPEラインの特性を余すことなく“使いこなす”ための新設計ブランクは、先代のスキップランが作り上げた快適なフィーリングを継承。
「ベイトPEキャスティング」を楽しむためにアレンジされたロックフィッシュゲームの新しい世界を、どうぞご堪能ください。

9ftを超える大型ロックフィッシュベイトロッドを開発するうえで最大の難点となる「激しい先重り感」と「持ち重り感」。 ロッドを振っているだけで疲れてくる苦痛。そして、硬くしなりにくい竿ともなれば軽いシンカーでは遠投が不十分で、 おのずとヘビーシンカーを用いて使い手の腕力も総動員して「ブランクを強制的にしならせなければ遠くまで飛ばしにくい」という デメリットも大きな泣きどころ。
よって、太くて分厚い長尺ロッドをホールドしているだけで体力は著しく消費するため、ただでさえ過酷な磯場で取り扱うロッドとしては 一層の疲労感が伴います。そんな改善すべき課題として、人に優しい技術を大事にしたいと考えました。 これら人体にかかるストレスを最小限に軽減する努力と相反する要素をクリアするその開発には多くの困難を極めるものでした。
しかし、理想はありました。目指したのは身体に優しいバランスを徹底追求したシューティンウェイSWC-802EXHスキップランが持つ “あの独特の”均等の取れたフィーリングのそれ。
あたかも8ftが9.2ftへそのまま延長したかのような安定のバランスを求めたのです。

開発開始から2年半もの歳月を研究し続け試行錯誤し、ライトからヘビーまで背負うルアーの重さにかかわらず、誰もが投げやすいこと。 そして1日使っても疲れにくく、振り抜きやすい至極の9.2ftベイトロッドの開発に成功しました。
備えるEX.ヘビーの溢れんばかりのパワーは荒磯や沖堤、足場の高い防波堤で迫られる、抜き上げの安心感にも貢献。ブランクの曲がり破断強度は8kgを記録、望外の大物とて安心です。
卓越した操作感と圧倒的なカッ飛びの遠投性能もまたスキップランから受け継いだもの。

強くてしなる。しなるから飛ぶ。フロロカーボンのみならず、PEラインとの組み合わせでガンガン遠投出来るその優位性もお手の物。
シャローからディープまで、ロングスピンとの併用で益々研ぎ澄まされるベイトタックルの世界観。
その研ぎ澄まされた系譜の進化を、ぜひともご体感ください。